「私のこのスケジュール、見て下さいよ~。
今までこんなに真っ黒になる事なんて、ありませんでしたよ。
しかもスケジュールの中身は何一つ外せず、濃すぎて、自分の100%以上を求められる内容です。」
上司「そうやね・・・(無言)」
しかも、その期限がいつまで続くのか曖昧・・・。
その夜、仕事で忙しすぎる私に、相方が「辞めれば?だってふたりのこときちんとできていないでしょう。それずっと続くはずだよね?」と。
その言われた瞬間、車でいえば、稼働する4本のタイヤがすべてパンクのような撃沈でした。
「もう前に進めない!!」
そうとしか思いつかないほど八方塞がり。
土日を休まず仕事したとしても、今までのような達成感や満足できるような、内容のある活動ができるとは思えません。
絶望的な断崖に立たされているかのごとく、すっかり心が萎えてしまった私は、気がついたら上司に「4月30日をもって、退職させていただきます」と訴えていました。
結局、受け付けられることもなく「休みの日もあるのだろうから、そんなタイミングで、時間かけて考えてみて~」と。
その後、得意先に「私辞めるかもしれません」と言ってみたんです。
「ダメダメ、辞めるなんて・・・絶対ダメだよ~。」などと説得され・・・
他の得意先も「大丈夫だよ。大変な時は無理しないで・・・次に来てくれるのは、来月でいいから・・・」とも。
私の説得もむなしく、先月辞めてしまったHちゃんは、
「山咲、あなたは機械じゃないんだからね。
完璧なんて、そもそも無理なんだ、この今の状況は。
できいことはできないんだよ、生身の体なんだからね。
できないことは、頑張ろうなんて思わないほうがいいよ。
その考えのために今辞めたら、きっと後悔するよ。
私がそうだから・・・」と。
皆が私を説得するために使ってくれた時間は、総計2時間20分でした。
人生の大事な時間を費やして頂いたわけで、この篤い思いを無にしては、。罰が当たりそうです。
罪の意識を「コンプレックス」というかたちで私自身の心に残すようになる気がしてなりません。
それならば、私は自身の限界を超える道を、選びたいです。
大事な時間を、私のために一生懸命諭してくれた、上司、元同僚、担当者に感謝しなければなりません。
皆のため、仕事をやりやすい環境をつくるため、これからも頑張る道が正しいと思えました。
きっと頑張れる!と、自分を信じてみようと思います。