広報邂逅記

広報宣伝に携わる私が、世の中の面白いこと、美味しいものや温泉鉄道旅を紹介します。(⌒∇⌒。)三(。⌒∇⌒)。

ブログ140712 七拾七年会

2014-07-16 00:14:37 | 食べ物




今日は渋谷セルリアンの金田中の能楽堂で、七拾七年会の能と狂言の日。

いつもは年末近くなのだが、こんな夏の最中に参加するのは初めて。

土曜日なので着物を着て行こうかと思ったのだが、暑くて断念。

しかも、今週はバタバタしていて、開演時間とかを慌てて見たので、なんと開場時間と開演時間を間違えてしまい、1時間も早くついてしまった。

そして、本日の演目は、附子と項羽。

この七拾七年会のよいところは、本演の前に、ワークショップをし、能や狂言の豆知識や本日の見所を解説してくれるところ。

今回は能と狂言で同じ所作をし、しかも現代語役をつけると言う。

こんな感じだ。
「○○君は○○君の家に遊びに行きました。」
狂言師が入口を入る様子や能楽師が招き入れる様子を表現。

「二人は久振りなので酒を酌み交わしました」
能と狂言で微妙に似て非なる所作を披露。
そして、眠り、起きる、別れの涙など。
面白かった。

さて、本演の方は、まずは附子。

これは小学校の時の国語の時間に習った。だから凄く思い出深い演目だ。

狂言は台詞もあるし、笑えるから観てても楽しい。

小学校の時に太郎冠者と次郎冠者に扮して、附子を演じた。
担任の先生が演劇をやっていたから、そんな寸劇を授業でやったのかな?

そして、能は「項羽」。
項羽が舟人の幽霊となって現れ、四面楚歌や虞美人のお話を語る。

能で三国志を舞っていたんだと、戦国時代に思いを馳せる。

ワークショップにて解説を聞いているので、ストーリー全体は理解できたが、細かい所作は不明なので、眠くなる。
地唄が分かるともっと楽しめるんだろうが、地唄の教本はどこで手に入るのか?しかも高そう。

今回もショートヘアでロマンスグレーの品の良いマダムが一番前の席にいらっしゃった。
このマダムは地唄を習ってられるのか、教本を見ながら能をご覧になっている。

そもそも、この教本は古文みたいな書きようなので、読むのも難しいが、地唄と共に見ることによって意味が分かってくる。

意味が分かるとストーリーや場面展開も分かってくるので、眠らなくなる。

出来れば七拾七年会でこの地唄のテキストを配るか、売店で売ってくれるといいな。

ただ、2000円以内でないと、手は出にくいが。

最後に「項羽」であるが、虞美人が、もはやこれまで、足手まといにならないようにと身を投げるシーンがあるのだが、その涙を流し悲しみを浮かべる能面が本当に悲しそうに見えた。
能面とは不思議である。
コメント
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