ASAHIネットの「わいわい雑俳塾」のことを久しぶりに書きます。
10月は、へまをして参加できなかった。
11月はなんとか投句しました。
兼題は、「蜜柑」「日向ぼこ」「孤独しばり」
投句したのは、
父と母言葉少なに食う蜜柑 6
日向ぼこ遠くの富士が霞みけり 2
人生の冬に入れば孤独力 3
右の数字が選句してくれた人の数です。
各題の句に1人3つづつ選句する。
参加者10人で2位、私としては以外な結果でした。
下位のほうだとあきらめていたのです。
「蜜柑」「日向ぼこ」の題に感じるものがなく、
まったく句が浮かんでこないので、なげやりにこしらえました。
「孤独しばり」には夢中になり、いろいろこねくりまわした。
しかし、納得できないままに投句した。
12月の締め切りが近づいている。
明日も24時間勤務、31日は劇団仲間と年忘れ麻雀大会だから
今日中に投句しようと思っている、のだが…。
この九想話を更新したら、年賀状をやっつけなくてはならない。
「わいわい雑俳塾」(第196回)平成19年12月の課題
「枯野」
遠山に日の当りたる枯野かな 高浜 虚子
日蓮に似し顔が来る枯野道 飯田 龍太
一対か一対一か枯野人 鷹羽 狩行
一句二句三句四句五句枯野の句 久保田 万太郎
枯野はも縁の下までつゞきをり 〃
「クリスマス」
この出逢ひこそクリスマスプレゼント 稲畑 汀子
へろへろとワンタンすするクリスマス 秋元 不死男
黒人の掌の桃色にクリスマス 西東 三鬼
雪になるはずがかく晴れクリスマス 久保田 万太郎
カステラの一トきれさへやクリスマス 〃
<“別れ”しばり>
冬帽子幾たび人と別れけむ 西村 和子
着ぶくれてかたまつて棺舁(か)きゆけり 藤井 亘
山国や年逝く星の充満す 相馬 遷子
牡蠣舟にもちこむわかればなしかな 久保田 万太郎
熱燗やとたんに詠めしわかれの句 〃
昨日から仕事中に俳句を考えていた。
なにしろ警備の仕事はただ立っているだけです。
頭の中は自由なのです。
でも、私は歳時記が手元にないと句が浮かばない。
季語を確認しながらでないとだめなんです。
それなりに浮かんだ句をメモしたりしていた。
夜は雨が降り、傘をさしながらそんなことをしていた。
原型をひねって、家に帰って歳時記で確認すればいい、と思った。
さて、どうなりますか。