土曜日の朝

2014年06月02日 | 健康・病気

5月31日(土)のラジオ文芸館(NHK8:05~8:45)は、作:あさのあつこの「練習球」という短編だった。
私はこの作家の名前を初めて聴いた。
高校野球の話だった。
朗読を聴いていて、どんどん物語に引き込まれていった。

高校3年の夏、マサトは県大会の準決勝の試合に控えの選手としていた。
マサトは、中学3年生のとき、エースで4番だった。
母1人子1人で暮らし、有名私立高校から野球留学の話もたくさん来たが、地元の県立進学校に進んだ。
地元高校の野球監督から「いっしょに甲子園に行こう」というような手紙を貰った。
母親とも離れたくなかった。
ずっと一緒に野球をしてきた親友の律も県立に行くという。
マサトは高校に行って肩を壊して野手にかわった。
今日の試合は律が投げている。
律は 9回表 追加点2点を入れられた。
マサトは、監督から声をかけられ、次の攻撃で代打に出ろといわれる。
チェンジになり、マサトがバッターボックスに立った。

そのとき、私のケータイが鳴った。
表示盤を見ると会社からだった。
あ・・・と思った。
私は前日、職場に来た電話を自分のケータイに転送するようにしていた。
施設を巡回するときにそのようにする。
その設定を解除せずに家に帰ってきてしまったことを思い出した。
「今日のお弁当はいくつですか?」
ということを本社の女性が話してくる。
ラジオ文芸館の朗読がクライマックスのときだった。
私は、短編小説の感激に浸ろうと身構えていたのに・・・。
「実は、昨夜電話機の設定を・・・・・・・、今、職場に電話して、弁当の数を連絡するようにいいます」
と、私は、事情を本社の女性にお話ししたが、そのひとはわけがわからないようだった。
私はこれまで、何度かこの失敗をしたことがあった。

私の気持ちはラジオ文芸館から離れてしまた。
 ストーリーがどのようになったのか私は知らない。

コメント (2)
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