プーチンは皇帝か

2022年07月06日 | 戦争

今日の午後私は、図書館に行った。
リクエストしていた「70歳が老化の分かれ道」(和田秀樹著 詩想社新書)が、
準備できました、というメールが図書館から来たからです。
私は図書館に行ってその本を借りた。
そのあと、いつものように朝日新聞の大きなファイルを開いた。
日曜日に図書館に行けなかったので、日曜日の朝日俳壇・歌壇を読む。
そして7月4日のロシア作家が寄稿した、「プーチンは皇帝か」というエッセイを読んだ。
そのエッセイを、私がいつも聴いている「森本毅郎スタンバイ」(TBSラジオ6:30~)の
森本毅郎が素晴らしい記事だといっていたからです。

ミハイル・シーシキン|作家(寄稿)

 このごろは、ロシア人であるということに苦痛を覚える。今や全世界にとってロシア語と言えば、ウクライナの街を爆撃し、子どもを殺害する者の言語、戦争犯罪人の言語、殺人者の言語と同等と見なされてしまう。この「特別軍事作戦」の目的はロシア人やロシアの文化、ロシア語を、ウクライナのファシストたちから救うためだという。だが実際には、この戦争はウクライナのみならず、ロシア人やロシアの文化、私の母語に対する犯罪なのだ。
(略)
 プーチンのプロパガンダはウクライナ人とロシア人の間に憎しみの種をまいた。私の父はロシア人で、母はウクライナ人だ。残酷な言い方だが、私は2人が既に亡くなっていることを、うれしく思う。このとてつもない惨劇を経験せずにすんだのだから。この戦争は、ウクライナ人とロシア人の間で起こっているのではない。ウクライナ語話者とロシア語話者の「人間」たちと、ウソの言語を話し犯罪的な命令を実行している「人でなし」たちとの間の戦争である。ロシアの街頭で抗議する「人間」たちと、その人たちを弾圧し投獄する「人でなし」たちとの間の戦争なのである。
(略)

私はこのエッセイを読んで、今回のプーチンのしている愚かなことが少し理解できた。
それにしても、プーチンがやっているこの戦争を、やめさせる手立てはないのだろうか?

コメント (2)
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