光の森のクリスマス

2009年12月21日 | 健康・病気
午後2時半、私と連れ合いはトンボの湯に行った。
「冬至のゆず湯」をやるというハガキが来ていたからだ。
期間中は5000コ以上のゆずを、
湯舟いっぱいに浮かべると書いてあった。
「トンボの“ゆず”湯」はよかった。
「りんご湯」は香りがあまりなかったが、
「ゆず湯」はありましたね。
浮かぶゆずに鼻を近づけるといい匂いがする。
肌へのぶつかり具合も丁度いい。
明日は冬至です。ゆず湯は最高でした。

外に出て、村民食堂でゆずのシャーベットを食べる。
お洒落な名前がついていたけれど忘れました。
250円のを1つ女房は買う。
それを2人で食べました。ケチデスネ
外を見るとゼッタイ温泉に入るとは思われない若者たちが現れた。
女房が店の人に訊くと、今からハンドベルの演奏が始まるらしい。
私たちは外に出た。演奏が始まりました。






軽井沢の森の中にハンドベルは響く。
クリスマスメドレーを演奏してくれた。
私は、涙を落としてしまいました。
今日の夕方5時から、軽井沢高原教会で「クリスマス特別礼拝」があるという。
そのあとに、アルパのコンサートがあるなんてことをいう。
私たちは、今日の夕方、
旧軽井沢のほうに行ってイルミネーションを見る計画だった。
それを断念しました。
なんか軽井沢高原教会での「クリスマス特別礼拝」に心引かれたのです。
ハンドベルの演奏が終わり、駐車場に戻るとき、
村民食堂の脇の樹木にこんなにツララがありました。
間違いなく気温はマイナス5度ぐらいだったと思う。



それから私たちはツルヤに行き、夕食の食材の買い物をした。
急いで家に戻り、時間を見ると5時10分前だったので、またすぐ車に乗った。
新しいDVDのカーナビに「軽井沢高原教会」と目的地をセットした。
ところが中軽井沢駅から1キロほど行ったところで、
「目的地近辺に来たので案内を中止します」とカーナビがほざく。
この辺までは問題なく来れる。この先が分からないんじゃないか。
しかたなしにトンボの湯の手前を左折する。
トンボの湯は右折する。
ちょっとした坂道を登ると森に沢山の明かりがあった。
私たちは、沢山車のある駐車場にFitを静かに停めた。
森に散らばる明かりをイルミネーションとはいいたくない。
そんな安っぽくない。
地面にあるのはランタンに入ったろうそくの明かりだった。
樹木から吊されているのは電球のようだ。



近づくと、目の前の建物は礼拝堂だった。
軽井沢高原教会だったのです。
教会の人や(あとで分かったのですが)聖歌隊の人が出迎えてくれた。



「クリスマス特別礼拝」は厳粛に始まった。
私たちは座席の中程に坐った。
素敵な礼拝堂でした。
天井はなく屋根の梁が見えるシンプルな建築だった。
聖歌隊の歌がよかった。オルガンの音が荘厳でした。
パンフレットを見ると、「せいなるかな」という賛美歌だった。
牧師が祈祷をし、クリスマスのいわれなど簡単に話してくれた。
次に、聖歌隊合唱で歌は「髪のみこは」だった。
そして牧師から立つようにいわれ私たちは立ち上がりうたった。
「もろびとこぞりて」「きよしこのよる」
久しぶりにうたうその歌に私は感激してしまいました。
涙流しっぱなし、声はまともに出なかった。
また牧師からクリスマスメッセージがあり、祈祷があった。
最後に「レイネ」という歌を聖歌隊が合唱した。
礼拝なんてものをキリスト教徒でない私たちは初めてでした。



礼拝堂を出ると向こうにこんな素敵なツリーがありました。
それに近づいて眺めていると若いカップルが
「写真撮りますか?」と訊くのでお願いしました。
これまで女房は私と写真なんて撮ることを嫌っていたのですが、
ランタンの明かりのせいなのでしょうか、素直にツーショットです。



間抜けな“とっちゃん坊や”ですね。



トイレに行きたくなったので教会の女性に訊くと、「ホテルでどうぞ」という。
女房は、「家までガマンできないの?」とイヤミにいう。
いや、私はガマンできたかも知れないが、ホテルの中も見たかったので行く。
するとホテルで案内しているスタッフはハンドベルを演奏している人たちだった。
なんだ、みんな一緒なんだと思った。
素敵なホテルのロビーだった。
ピアノを弾いている女性がいた。
トイレがきれいだった。
手を拭くのは小さなタオルだった。
階段にツリーがありました。
若いカップルがかわるがわる写真を撮られていた。



ホテルを出るときハンドベルの美しい女性から、
「石の教会はいきました?」といわれた。
「10時まで開いてますからぜひ行って下さい」という。
私たちは道の両脇に置かれたランタンの明かりに導かれて
「石の教会」に行った。
その手前の森の木々にミラーボールの光が散りばめられている。
その向こうに青く映し出された「石の教会」があった。



この「石の教会」にはまいりました。
写真の右の穴のような入口から入るのですが、
礼拝堂が素敵だった。
壁を這うツタに水が滴(シタタ)っているのです。
その滴る水音が静かで新鮮なんです。
礼拝堂の上から空が見えるようです。
こんど昼間こようと思う。
蒼穹の空が見えるらしい。
礼拝堂の地下に「内村鑑三記念堂」がある。
「無教会」という考え方はいいですね。
私は気に入りました。

これまで、あまり中軽井沢をよいとは考えてなかった。
しかし、これからは違います。
中軽井沢の「軽井沢高原教会」と「石の教会」は最高です。
女房もとても気に入っていた。
夏にもイベントをやるそうです。
ぜひ、行きたいです。




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