徒然留学日記

30にしてドイツ留学を思い立ち、その後結婚。日々経験したこと、感じたことをつづっています

修論提出-3

2007-10-25 05:58:06 | 勉強
私のノートPCをネットワークにつなげようとしたけれど、そもそも私のOSはもちろんウィンドウズ日本語版。ドクターの学生(Mくん)が

これ、英語になる?

と聞いてきた。なるわけないよ。
2人で四苦八苦しながら(私、PCに詳しくないので)ようやくネットに繋がったけれど、今度はプリンターに繋がらない。

そこに、別のドクターの学生がやってきた。彼は学校のPCはもちろんLinuxだけれど、自分のPCはウィンドウズ。しかも、そのPCからプリントアウトできる、という。3人で試行錯誤してなんとか私のPCがプリンターに繋がった。が、

黄色とマゼンダのトナーの残量が少ない

データを持ってコピーショップに行けばプリントアウトからしてくれるけれど、どのくらい時間がかかるのか見当がつかない。だから、前日にプリントアウトしたかったのに…

でも、とりあえずプリントアウトしてみた。

問題なし!

ということで、プリントアウト終了(21:30)。Mくんは普段は20時くらいには帰るけれど、この日は誰かとスカイプしながら私が終わるのを待っていてくれた。「終わったよ。どうもありがとう」とお礼を言ったら、

お礼を言う必要はないよ。僕も昔、友達2人が親切にしてくれたから

と。本当、Mくんには研究室入った当初から最後まで世話になりっぱなし、迷惑かけっぱなしだった。

そして、締め切り当日。コピーショップが朝何時から始まるのか知らなかったけれど、とりあえずドイツだし、と思って8時半過ぎにに行ってみたら、開いてなかった…でも、中にいた人が親切に入れてくれ、

9時から店始まるんだけど、何?

と受付をしてくれた。製本をお願いし、1時間後引き取りに行き、教務へ。

え…教務の部屋、鍵がかかってる…

ドアにたくさん張り紙がしてあるけれど、どれもドイツ語でよく分からない。そして、誰も通りかからない。仕方ないので、張り紙を1枚ずつ読むことにした。

教務のオフィスアワーはもうありません。SIZに行ってください

みたいなことが書かれている紙があった。SIZ???なんだかよく分からないけれど、「あそこのことかな?」と思い当たるところに行ってみた。

大正解

この時点で10:30。あと30分だよ、と思いながら「論文を提出したいんですけど、どこに行ったらいいのでしょう?」と聞いてみた。

予約が必要よ。予約はある?

え?予約なんてしてたら今日の提出に間に合わないじゃない。

私、ただこの修論にスタンプを押して欲しいだけなんですけど

といったら、教務に電話してくれ、SIZの人が論文を預かることになった。預り証をくれ、「はい、これで終了ね」と…

今年の1月に教務に行ったときは、登録したタイトルと持ってきた論文のタイトルが同じか、修了証書は郵送か手渡しか、など、チェックがあり、その場で論文にスタンプを押してくれ「1部は主査、もう1部は副査に渡してね」と論文を返してもらったのに。

というわけで、あっさりと論文提出は終了。後は口頭試問があるはずだけれど、私のところの教授は多忙だし、面倒くさがりやなので、ないかも。

これで長かった3年間の終了だ。これですることがなくなってしまった。一応、口頭試問があったときのために、とまだ帰国の予定は立てていない。12月まではバイトがあるので12月まではドイツに滞在する。なにか探さないと。←暇なのはいや。

修論提出-2

2007-10-25 05:19:38 | 勉強
締め切り10日前になってようやく教授からコメントが届いた。

短い。修論は50-100ページとするように

と。そんなにページ数って重要なのかしら。文字の大きさ、行数、余白によって結構変えられるのに。
実際の教授からのコメントは「データフォーマット、ソフトウェア、IDLについて説明をつけるように。特にデータをIDLで視覚化したときの手順を忘れずに」など、増やすべき箇所が何箇所か示されていた。

ソフトウェアやIDLのマニュアルじゃないんだから…とも思ったけれど、ページ数も稼がないといけなかったから、結構なページ数をデータフォーマットやIDLの使い方の説明に費やした。50ページを少し超えたところで再び教授に送信。

締め切り6日前にようやく教授と面と向かってミーティング

この日、メンザでたまたま教授とポスドクと一緒になり、教授がポスドクに、「あおの修論、目を通しておくように」と言ったら、その日、初めて1人のポスドクからコメントが届いた。教授のコメントは「絶対」らしい。

引用文献にこれ使って

実際は↑だけではなかったけれど、どう読んでもメインは↑。知らなかった文献があり、使えそうな写真があったので、引用。

もう1人のポスドクは

この前、送ってくれた論文をプリントアウトしたよ

プリントアウトしたかどうかは問題ではないんですけどね。すでに締め切りまで1週間をきっている、というのに。当てにならない…と思ってまた1人でがんばった私。締め切り4日前に分量、内容ともまずまずのものを3人に送信した。

ポスドク1人からはタイプミスと引用文献(再び)についてコメントが返ってきた。もう1人のポスドクとはようやく締め切り前日にコメントをもらえることになった。このポスドクが結局一番私の論文を読んでくれ、内容だけでなく、英語についても訂正をしてくれた。が、なにぶん、締め切り前日の話(しかも午後)なので、そんなにあれもこれもできるわけがない。私はできないことはさくっとあきらめ、できるところだけを訂正した。そうこうしているうちに時間は過ぎ、夕方6時。

締め切りは翌日午前11時(教務は9:30~11:00がオフィスアワー)。前日にプリントアウトして締め切り当日の朝一でコピーショップで製本してもらって教務に提出というのがぎりぎりのスケジュール。私は論文は自分のノートPCのWordで書いていたけれど、学校のPCはLinuxで、オープンオフィスが入っているけれど、Wordの文章を開くといろいろ不都合があった。

PCに詳しく、今まで散々迷惑をかけているドクターの学生に「今日、何時に帰るつもり?」と聞いてみた。「まだ決めてないけど。ん?もしかしてプリンター使いたいの?だったらいてあげるよ。何時になってもいいよ」と言ってくれた。

そして1時間後、彼が私のオフィスに来て「何をすればいいの?」と聞いてきたので、問題点を話した。私は誰かのPC(ウィンドウズ)からプリントアウトすればいかな、と簡単に考えていたけれど、実際はそんなに単純な話ではなかったらしい。