相変わらずgooのトップページにはつながらないので、いつブログも見られなくなるかわからないので、つながる間はしばらく投稿を続けようと思う。
「The Morning After」が手元に来た。知らない著者さんだったので、とりあえず調べた。
日本語のウィキペディアにエントリーがあり、「ロマンス小説のジャンルではベストセラー作家」と書かれていた。作品リストを見たら、日本語訳が主に90年代にハーレクインから10冊以上出版されていたので、「ハーレクインは読んだことないし、プロローグだけ読んで全部読むかどうか決めよう」と、プロローグ5ページを読んだ。
腐敗中の他人の棺に生きたまま入れられ、その中で目を覚ました被害者
の混乱と絶望が書かれていた。
「え?これ、ハーレクイン?どんなストーリーになるの?」と思ってウィキペディアを読み返した。
2000年以降はハーレクイン以外の出版社からも日本語訳が出版されていて、どうやら私が読み始めた本は
サスペンス
だったよう。
棺に入れられた被害者は救出されるのか、犯人は誰なのか、どうストーリーが進んでいくのか気になり、読み続けることにした。
犯人はThe Survivorという名前で序盤から時々登場し、犯行を重ねるのだけれど、棺にマイクを仕掛けて被害者の最後の声を聞いたり、その声をカセットテープに録音して被害者友人に届けたり、犯人が新聞記者の自宅に侵入(鍵をこじ開けた形跡なし)し、新聞記者が「まだ犯人がいるかも」と思いながら自宅を点検する様子とか、後日、愛車のタイヤが4つともパンクして立ち往生していたところに「お困りですか?」と声をかけてきた男性が犯人なのかそれとも善意の第三者なのか分からず、新聞記者が精神的に追い詰められている様子とかに「うわ…」と思うのだけれど、次が気になって読み進められた作品だった。
途中からロマンス色が強くなり、結局犯人は新聞記者の自宅にどうやって侵入したのか、とか、最初の被害者宅の留守電のメッセージを消去したのは誰?何のため?とか、いろいろ疑問は残った(読み落としてなければ)。最近の日本の小説は伏線の回収が見事なばかりか、「これも回収するんだ」というのも多いので、特に新聞記者宅侵入の手口については、誰が合鍵を持っていたのかが何度も出てきたので、「これもスルーか」と少し物足りなかった(読み落としてなければ)。
英語は割と簡単で、知らない単語、言い回しなどはあるものの、同じ単語が繰り返し出てくるので1回調べればOK。さらに、繰り返し出てくることで記憶にも残るので、サスペンス(とロマンス)をお好きな英語を勉強している方にお勧めな1冊。
この作品には、警察関係者にオカノさん、ヒロインの愛車がスバル、ヒロイン親友の飼い犬の名前がミカドと出てきた。このシリーズの1冊目が日本で出版されている(邦題『アトロポスの女神に召されて』)ので、日本マーケットを意識したのかな、と思ったけれど、本作品は翻訳されていなくて残念。
「The Morning After」が手元に来た。知らない著者さんだったので、とりあえず調べた。
日本語のウィキペディアにエントリーがあり、「ロマンス小説のジャンルではベストセラー作家」と書かれていた。作品リストを見たら、日本語訳が主に90年代にハーレクインから10冊以上出版されていたので、「ハーレクインは読んだことないし、プロローグだけ読んで全部読むかどうか決めよう」と、プロローグ5ページを読んだ。
腐敗中の他人の棺に生きたまま入れられ、その中で目を覚ました被害者
の混乱と絶望が書かれていた。
「え?これ、ハーレクイン?どんなストーリーになるの?」と思ってウィキペディアを読み返した。
2000年以降はハーレクイン以外の出版社からも日本語訳が出版されていて、どうやら私が読み始めた本は
サスペンス
だったよう。
棺に入れられた被害者は救出されるのか、犯人は誰なのか、どうストーリーが進んでいくのか気になり、読み続けることにした。
犯人はThe Survivorという名前で序盤から時々登場し、犯行を重ねるのだけれど、棺にマイクを仕掛けて被害者の最後の声を聞いたり、その声をカセットテープに録音して被害者友人に届けたり、犯人が新聞記者の自宅に侵入(鍵をこじ開けた形跡なし)し、新聞記者が「まだ犯人がいるかも」と思いながら自宅を点検する様子とか、後日、愛車のタイヤが4つともパンクして立ち往生していたところに「お困りですか?」と声をかけてきた男性が犯人なのかそれとも善意の第三者なのか分からず、新聞記者が精神的に追い詰められている様子とかに「うわ…」と思うのだけれど、次が気になって読み進められた作品だった。
途中からロマンス色が強くなり、結局犯人は新聞記者の自宅にどうやって侵入したのか、とか、最初の被害者宅の留守電のメッセージを消去したのは誰?何のため?とか、いろいろ疑問は残った(読み落としてなければ)。最近の日本の小説は伏線の回収が見事なばかりか、「これも回収するんだ」というのも多いので、特に新聞記者宅侵入の手口については、誰が合鍵を持っていたのかが何度も出てきたので、「これもスルーか」と少し物足りなかった(読み落としてなければ)。
英語は割と簡単で、知らない単語、言い回しなどはあるものの、同じ単語が繰り返し出てくるので1回調べればOK。さらに、繰り返し出てくることで記憶にも残るので、サスペンス(とロマンス)をお好きな英語を勉強している方にお勧めな1冊。
この作品には、警察関係者にオカノさん、ヒロインの愛車がスバル、ヒロイン親友の飼い犬の名前がミカドと出てきた。このシリーズの1冊目が日本で出版されている(邦題『アトロポスの女神に召されて』)ので、日本マーケットを意識したのかな、と思ったけれど、本作品は翻訳されていなくて残念。