10時半過ぎに馬籠宿の展望台を出発した私たち。おしゃべりしながら歩いたり、ちょっとしたベンチがあるとすぐ休憩したりして、立場茶屋(写真)に到着したのが12時少し前。
私たちが入ったときは管理人さんしかいなかったけれど、お茶をいただいていたら次から次へと観光客がやってきて、私の友人が彼らにお茶を配り始めた。お茶がなくなったら友人が管理人さんに『おじさーん、お茶なくなったけど、まだある?』と聞き、まるでスタッフだった。
観光客がはけたら、管理人さんに『何か国くらいの人が毎日ここに来ると思う?』と聞かれた。『30か国くらい?』と私が答えたら、『
そんなに多いわけない
よ』と笑われた。アジアで10か国、ヨーロッパで10か国、その他で10か国くらい、と思ったんだけど。
管理人さんによると、『アジアからの観光客は歩かない。きらきらした馬籠宿を見てお土産買って次の目的地に移動する』らしい。言われてみれば、アジアからだったら1週間の滞在であちこち行くのが一般的かもしれない。
そして、思い返してみれば、馬籠宿から妻籠宿まで歩いているときに見かけたのは、遠足の中学生を含む日本人と白人系ばかりだったかもしれない。ちなみに、ドイツ人の旅行客(10人ぐらいのグループ)もいた。たぶん、3世代での家族旅行。
茶屋で20分ほど休憩したのち、出発。
30分ほどで男滝(写真)女滝に到着。どちらも滝のすぐそばまで行くことができ、30分ほどのんびりと滝を満喫した。
再び森の中をてくてく歩き、植物に詳しい私の友人が『これはマムシグサ』など教えてくれたりして、結局妻籠宿到着は14時過ぎだった。馬籠宿から妻籠宿まで
約3時間半
だった。友人の知り合いの中山道のガイドさんに妻籠宿まで迎えに来てもらったので、電車やバスの時間を気にしなくてよく、十分ハイキングを堪能できた。