徒然留学日記

30にしてドイツ留学を思い立ち、その後結婚。日々経験したこと、感じたことをつづっています

口の中のけがと発音

2019-01-31 20:20:00 | ソクチくん
下唇の内側をやけどした。食事をするときにも水を飲むときにも痛い。

そのやけどの場所は、FやVを発音するときに上の歯で下唇を軽くかむと下の歯がちょうどあたる場所なので、噛みが甘くなり、自分でも「英語やドイツ語の発音がおかしい」と思っている。

あまりにも痛いので、口の中を怪我したときに他の人はどうするのかが気になった。

ソクチくんに『下唇を軽く噛めないときの発音はどうしているのか』を聞いてみた。



痛みを無視

してちゃんと発音するようにする』とのことだった。そして、下唇を軽く噛まずにFやVを含む単語を発音してもらったけれど、やっぱりどこかおかしい。FやVの下唇を軽く噛むことが重要なんだな、と思った。

『でも、無視できないくらい痛かったら?』とさらに聞いたら、『そのときは

しゃべらない

』だった。

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Sバーンの停車位置

2019-01-30 18:26:46 | Weblog
Sバーンに乗って用事を済ませに行った。

私の住むエリアでは、Sバーンは路線や時間帯によって3両から9両編成になる。3両ごとに1セット(両側に運転席がある)なので、その3両の中では行き来はできるけれど、9両編成であっても電車の中での移動は3両分しかできない。ドアを開けるには、ボタンを押す必要があり、ドアを開けられる間は、そのボタンが緑色に光り、ブザーもなる。

その日乗ったSバーンは9両編成だった。路線、時間帯から考えておそらくいつも9両編成だと思う。私は後方の車両に乗った。

目的の駅が近づき、「間もなく○○駅です。お出口は右側です」とアナウンスがあり、電車が止まった。私が下りようと思っていたドアからは

駅のホームが見えない

ので、信号停止か何かで、このあともう少し進むのかな、と思っていたら、

ドアを開けられる

状態になった。「え?まさか」と思いつつも、ボタンを押したら

ドアが開いた

。でももちろんドアの外にはホームがないので、飛び降りることになる。

前の方を見ると、セキュリティの人が2人いて普通に会話していたので、「これはもう少し、ホームまで動くのだろうか」とも思ったけれど、ここで乗り過ごすと約束の時間に間に合わないので、前方に歩いてみた。

動ける3両の車両の真ん中あたりまで歩いたら、

前方の窓から駅のホームが見えた

ので、「これは運転手さんは駅のホームに止まっている」と思っているんだ、と分かった。

ちょっと小走りにさらに前方に進み、「そろそろ電車が出発するかも」と思ったときにちょうど

ドアの正面にホームはないけれど、10センチくらい先にホームが見える

ドアに着いたので、そのドアを開け、手すりをつかみホームにちょっとジャンプした。

無事ホームに降りたけれど、きっと運転手さんは9両編成ではなく、6両編成のSバーンを運転していると思っていたと思う。

私が乗っていた3両には、その駅で降りたい人がいなかったのが不運だった。

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工事現場見学をする

2019-01-25 20:38:57 | Weblog
私が住んでいる街に、もう10年くらいずっと工事をしている場所がある。工事が完了するまでに

さらにもう10年

はかかると思う。その工事をめぐっては、デモがあったり「今後も工事を継続するか」の住民投票があったり、紆余曲折があったけれど、結局継続されることになった。


さて、ドイツでは工事現場で働いている人はルーマニアからの出稼ぎであることがあることが多い。なので、工事現場では

ドイツ語はほぼ通じない

と思って間違いない。

ドイツでは、クリスマス後(27日以降)は31日、1日を除いて通常営業のことが多いけれど、さすがに工事現場で働く人たちの福利厚生のためか、その大規模工事現場は2週間ほど工事が止まり、そのうちの

3日間、一般公開

されることになった。

私は「何が面白いんだろう」と不思議で仕方なかったけれど、誘われたので行ってみた。

子供向けにショベルカーを実際に運転できるイベントやグリューワインを売るスタンドがあったりして

ちょっとしたイベント

のようだった。

空港運営会社もスタンドを出していて、ルーレットを回し、出た目に応じて景品をもらえる、というゲームをしていたので私たちも参加した。

ルーレットを回す前に空港や飛行機に関するちょっとした質問があり、それに正解するとルーレットを回せるというシステムだった。

私への質問は、『機内に持ち込んではいけないものは?』だった。「爆発物」と思ったけれど、ドイツ語ですぐに出てこなかったので『ライター』と答えた。

『「ライター」ねぇ。間違ってはいないけれど、ライターは持ち込みOKなのよね。「ガスライター」は禁止だけど。どうしましょうねぇ…』と、迷っていたけれど、『まぁ、正解でいいでしょう』とルーレットを回すことを許可された。

一番いい景品

のところにとまった。ちょっと反則気味で参加させてもらったのに申し訳ない、と思いつつ、景品を聞いた。

空港運営会社のロゴ入り
・キャップ
・袋
・スーツケースベルト
の中から1点、と言われた。スーツケースベルトか袋で迷ったけれど、「今」必要な袋にした。思い返してみると、やっぱりスーツケースベルトにしたらもっと使えたかも、と思う。

ソクチくんはグミ2袋(小袋)だった。

楽しかったのかどうか、とても微妙なイベントだった。一緒に行った建築家の皆さんはものすごく楽しんでいるようだったので、好きな人にとってはまたとないイベントだったのだろうと思う。

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映画-万引き家族~shoplifters~

2019-01-17 17:23:58 | DVD・本
年明けに是枝裕和監督の「万引き家族」をタンデムパートナーたちと映画館に見に行った。調べてみたら、日本では2018年6月に公開だったようなので、結構早くドイツに来たと思う。この映画は、1回だけの特別上映と言うわけではなく、何回か上映されたようだった。オリジナル音声でドイツ語字幕だったので私にはよかった。

映画館は大きくもなく小さくもなく、席は3分の1くらいは埋まっていたと思う。日本人らしき人は1組見かけただけだった。

上映前にいろいろな宣伝が流れるけれど、私が今まで経験したのは、その映画館で次に公開される映画の予告編だったけれど、今回の映画館では映画の予告編のほか、

なんかの団体

の宣伝も3バージョンくらい流れてちょっとしつこい、と思った。結局そういう宣伝が20分近く続いたと思う。


さて、映画が始まったけれど、やっぱり最初は日本語が聞き取りにくかったので、ドイツ語の字幕も読みつつ見た。タンデムパートナーは、逆に『できるだけ字幕を見ずに音声に集中しようとした』と言っていた。そして『

ほぼ全部理解できた

』と言っていた。素晴らしい。



当初5人家族だった柴田家で、私は最初、「誰と誰が親子でどういう関係なんだろう。さっぱり分からない」と思いながら見ていたけれど、後になって『わざと分からなくしていたんだ』と気が付いた。

以前見た是枝監督の海街diaryでも思ったけれど、この映画でも1年の季節の流れがとてもきれいに撮られていた。

映画が終わり、エンドロールが流れると席を立つ人が出始める。それでも私たちは座っていた(私は『亜紀役の子、可愛いかったけれど、誰だろう』と探していた。松岡茉優さんだった)けれど、

エンドロール半ばでブチっと切られ

、明かりもついた。こういう感じがドイツだよな、と思う。


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大みそかのコンサートに行く

2019-01-10 17:03:13 | Weblog
楽器を教わっている先生が所属しているオーケストラのコンサートが大みそかにあった。指揮者もこの日は特別に

日本人

の方ということもあり、先生が『もしチケットを買う場合は私に言ってね』と言ってくれていた。ソクチくんが『あまり高いチケットはダメ。だって

CDを買ったほうが安い

から』

と言うので、先生に『先生にお願いする場合は、おいくらくらいの席になるのか』を聞いた。その後、先生から何の連絡もなかったので「高いのかな」と思い、私も確認しなかった。

クリスマス前のレッスンで先生が『チケット取れましたよ』と声をかけてくれた。「うわ、持ち合わせがない」と思いつつも、値段を聞いたら『

プレゼント

します。団員は半額で購入できるし』と言われてしまった。こういう場合はどうお礼をしていいのか全く分からない。


さて、コンサート当日、会場で先生からチケットを受け取った。

先生の楽器の前

の席だった。先生にチケットをお願いしてよかった、と心底思った。

会場は2,000人以上入れるホールだったけれど、ほぼ満席だった。放送局のオーケストラなので、ラジオでもライブ放送があったらしい。

指揮者はまだ30代くらいの日本人の方だったけれど、飛んだり跳ねたり全身で指揮をしていて面白かった。

舞台の端の方にオルガンのような楽器が置かれていて、音は鈴のような鐘のような、とてもきれいな音がしていた。後日、レッスンの時に先生に聞いたら、チェレスタだった。先生は、『チェレスタとフルートが一緒にメロディを弾いたんだけど、場所がちょっと離れていたからちゃんと合っていなかったのよね』と不満そうだったけれど、私にはまったく分からなかった。

ハープは2台あり、途中で高音の弦が切れたようだった。予備の弦を通そうとしていたけれど

弦とハープの穴の大きさが合わなかった

ようで、途中で弦を張るのをあきらめていた。

今まで「コンサートって退屈」と思っていたけれど、この日のコンサートは、指揮者や奏者のいろいろな動きも見ることができてとても面白く、あっという間の2時間だった。

コンサート終了後、まだ舞台に残っていた先生と少し会話をし、クロークでコートなどを受け取っていたら

チェリストが楽器を持って会場を後にする

のを見かけた。仕事が終わったら引き上げるのも早いな、と思った。
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結婚パーティに行く-トルコ系ドイツ人編

2019-01-03 18:46:44 | Weblog
ソクチくんの同僚のトルコ系ドイツ人の結婚披露パーティに招待された。新婦もトルコ系。どんな感じのパーティなんだろう、と楽しみにしていた。

パーティの1.5か月ほど前に招待状を受け取ったけれど、その時、『開始は17時って書いてあるけど、17時には始まらないから。

自分たちも17時には行かないし。

18時から18時半の間に到着するのがベストだと思う』と言われたらしい。「17時開始」と招待状に書く意味が分からない…

パーティ直前になり、招待客が

800人

と聞いた。新郎は『800人もいるとゲスト一人一人と話せないから少人数にしたかったんだけど親の付き合いとかで800人になっちゃったんだよね』と言っていたので、ソクチくんが『少人数ってどのくらい?』と聞いたら

300人くらい

と答えたらしい。私たちの時は30人くらいだったなぁ。

私の数少ない結婚披露パーティの経験から考えると、1食は着席の食事で、もう1食ある場合はビュッフェスタイルだけれど、800人だと着席スタイルもビュッフェスタイルも想像がつかない。


さて、当日は渋滞があったりう回路を通らなければならなかったりで、18時半に到着した。会場は「芸能人の結婚披露宴か?」と思うくらい大きな会場だった。その会場は主にトルコ系の人がイベントで借りるようで、トイレやあちこちに書かれている文章は

トルコ語

だった。

18時45分くらいから新郎新婦が入場し、親せきや友人も交えて

1時間くらい踊った

。バンドの生演奏で音が結構大きくて正直、30分くらいダンスを見ていたら失礼ながら「いつまで踊ったら気が済むんだろう…」と思い始めた。

20時くらいから食事が配膳され始めた。パン、ミックスサラダ、肉料理。さすがに800人もいると配膳するのに時間はかかるし、ゲストの子どもたちは走り回っているし、で、なかなか日本の披露宴とは違うな、と思った。

私たちはアルコールを飲まないから気が付くのが遅かったけれど、肉料理を食べているときに、テーブルの上に乗っている飲み物が水、ファンタ、コーラ、スムージーだけだったことに気が付いた。『アルコールは出さないのかな?』とこっそりソクチくんに聞いたら、『21時以降に出るんだよ』と言われた。

そして、21時になったらワゴンでワインやウィスキー、ラクが回ってきた。それとともにおつまみっぽいお皿も配膳された。

この後、デザートもあるのかどうか気になるところだったけれど、私たちは帰宅するのに時間がかかるので22時前くらいに失礼した。遅くまで残る人は一晩中踊るんだろうな、と思う。


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