徒然留学日記

30にしてドイツ留学を思い立ち、その後結婚。日々経験したこと、感じたことをつづっています

Don't take it personally

2010-04-30 00:05:06 | 英語・ドイツ語
研究室の中国人ポスドクは、何かにつけて『あおが行くなら行く』『一緒に行こうよ』と言う。彼女が来て最初の2,3カ月は研究室の誰かのパーティがあるときは一緒に行っていた。

が、最初は待ち合わせ時間通りに来ていたけれど、段々、電車に乗り遅れることが多くなり、最終的に

待ち合わせ時間に『今から電車に乗るから遅れる』と電話

してきたので、我慢の限界に達した。
彼女は日本人ではないので、本当はこのときに、きちんと、『待ち合わせ時間に来られないなら、一緒には行けない』と言うべきだったとは思うけれど、やっぱりはっきりとは言えなかった。

インド人のお別れパーティがあった時、案の定、彼女は『一緒に行こう』と言ってきた。『一緒には行けない』と断ったけれど、インド人、ドイツ人、彼女、私の4人でコーヒーを飲んでいたときに再び『一緒に行こうよ』と言ってきた。

一度断っていたので、とても驚き、とっさに出てきた言葉は、『頼らないで』だった。自分でも『しまった!とても失礼だ』と思ったし、

その場が静まり返った

そんなときに、インド人(彼も、彼女がいつも私と一緒に行くのは不自然だと思っていた)が、『I appreciate it. But

don't take it personally

』と、フォローしてくれた。文字どおりの意味としては、『個人的に取らないで』という意味で、『あおは、あなただけでなく、他の誰とでも一緒に行かないから、悪く思わないで』という感じ。

本来なら、私が言うべきせりふだったと思うし、最初の一言も、もっとやんわりと『今回は別々に行きましょう』と言わなければならなかったと思う。

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バラ-第4シーズンその3

2010-04-29 00:31:58 | バラ


4月上旬に咲いたバラに続き、また咲いた。通算で、今年6輪目。今年はなぜか良く咲く。写真の真ん中やや右にも、若干開き気味のバラが映っている。

そろそろ成長がストップする時期なのか、葉っぱの出具合が悪い。さらに、何がいけないのか、どの葉っぱも

先端が黄色~茶色

になっている。最近、水遣りに関して結構神経質になっているから、水が多いのかしら。枯れちゃわないといいな。
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お別れパーティ

2010-04-28 00:01:04 | Weblog
研究室のインド人ポスドクがもうすぐ本帰国のため、お別れパーティを開いた。遠方で働いている元同僚たちもやってきたため、久々に仲のよかったメンバーが集まった、という感じだった。

普段、インド人が主催するパーティはインド人のフラットに集まるけれど、今回は元同僚のロシア人のフラット。このロシア人は、その昔、真冬にBBQをしたくらい、グリル好き。今回もグリルパーティかな、と思い、インド人に確認したところ、やはりグリルパーティだという。

当日、ロシア人のフラットに着いたら、

カレーのにおい

がした。やはりインド人的にはカレーを振る舞いたかったらしく、インドカレー+グリルのメニューになった。

グリルのための炭に火がついたころ、インド人が『カレーとグリル、並行して始めよう。カレーはキッチンに取りに来て』と声をかけた。10人くらいが一斉にキッチンに向かった。私はオーストリア人と話をしていたので、彼に『カレー食べないの?』と聞いた。『

前に大変な目にあった

から、食べない』と言う。確かに彼は、以前、スパイシーなカレーを食べた翌日、大変な目にあったらしい。が、これが最後なのに。しかも最近は、そんなにスパイシーではないのに。
結局は彼も食べ、『スパイシーでなく、美味しい』と言っていた。よかった。

インドカレーからスタートした私たち。結局インドカレーでお腹いっぱいになり、グリルで焼いた肉は、それほど多くなかった(でも私は1枚いただいた)。

私は今回帰国するインド人ポスドクとは比較的仲が良かったので、やはりいなくなってしまうのはかなり痛い。彼と知り合って4年ほど。いろいろなことが思い出される。

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アプリコットクヌーデルを体験

2010-04-27 01:44:39 | ソクチくん
常々、『どうしてドイツ人は

ランチ(デザートではない)に甘いもの

を食べられるのだろうか』と疑問に思っていた。

私の大学のメンザ(学食)では、たまにランチメニューに甘いパンケーキやアップルパイが登場する。需要があるから登場するのだろうし、見ていても、たまに甘いメニューを食べる人はいる。

そんな疑問をソクチくんにぶつけてみたところ、『じゃあ、

アプリコットクヌーデルを食べにおいでよ

』と誘ってくれた。アプリコットクヌーデルは、オーストリア料理らしく、マリレンクヌーデル(Marillenkneodel)と本当は言うらしい。マリレン=アプリコット。

午前10時過ぎから彼の実家におじゃまし、彼のお母さんがアプリコットクヌーデルを作るところを見学させてもらった。アプリコットクヌーデルは、生地でアプリコットを包み、茹でたもの。

ソクチくんの家のレシピでは、マッシュポテト、塩、小麦粉、卵、きび粉(?)で生地を作り、それをアプリコットの周りに穴があかないように巻きつける(私もいくつか巻かせてもらった)。ちなみに、アプリコットは、冷凍されたままのものを使用した。

で、それを熱湯で10分くらい(火が通ったら浮いてくる)茹でて、茹であがったら、パン粉と砂糖を炒ったものをまぶす。

食べ方は、お皿にアプリコットクヌーデルを3つから4つくらい取り、まず半分に切ってアプリコットの種を取りだす。その後、さらに2つか4つくらいに切り、パン粉と砂糖を炒ったものと溶かしバターをかけて食べる。

おいしいのは間違いないけれど、私には

やっぱりデザート

かなぁ、と思う。私は最初に3ついただき、お腹的にはもう1ついただきたかったけれど、アプリコットをもう1つ食べるのが無理だと思ったので、3つのみ。外側のクヌーデルだけいただけたらなぁ、と思った。

アプリコットクヌーデルはおいしかったけれど、やっぱり私には、ランチに甘いものだけは無理な気がする。

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ちらし寿司

2010-04-23 00:01:35 | 料理
花見のときにちらし寿司を作った。もともとは、ソクチくんが料理を作ってくれる、ということでの誘いだったけれど、誰からかの提案により、『持ってこられる人は1人1品』となった。

私は料理は得意ではないので、不参加にしようかとも思ったけれど、

ちらし寿司の素

を持っていたので、それでお茶を濁すことにした。ちらし寿司の素だけでは手抜きが見え見え、と思い、スモークサーモンを買い、錦糸玉子を焼いた。米はいつものミルヒライス(Milch Reis)。このときは1kg=2.4ユーロの米を買っていたようだけれど、今は、

1kg=1ユーロ弱

となった。悲しい。さすがにここまで安い米を使っている日本人に会ったことがない。
が、今回はドイツ人と日本人に振る舞う、ということで、1kg=2.8ユーロ(3年前と同じメーカーだけれど値上がりしたのね)の米を500g(約3合分)買った。『ちょっとかために炊こう』と、水を控えたら、芯が残ってしまったのが残念。

ちらし寿司を始めて見たドイツ人は

これって本当の寿司じゃないよね?

を連発していた。どうやら、ドイツ人にとっては、

寿司=刺身を使用

らしい。

ソクチくんのお父さんは、ちらし寿司の具にレンコンが入っていることを知ると、レンコンを探し出して食べた。

うーん。よくわからない

という感想だった。まぁ、妥当な感想でしょう。

後日、ソクチくん経由で、ちらし寿司を始めて見たドイツ人からちらし寿司の感想が届いた。『とってもおいしかった』と。ちらし寿司の素だから当然だけれど、そう言ってもらえるのはやっぱりうれしい。

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出戻った人(ポスドク)

2010-04-22 00:02:12 | 勉強
3月にディフェンスをした人の2人目の人が戻ってくることになった。と言っても、お金の出所が、半分は別の大学からだから、半分はその大学で、残りの半分は私の研究室で働くことになるらしい。その別の大学は、近くの街だけれど、電車で1時間くらいかかるから、ちょっと大変だな、と人ごとながら思う。

彼のポジションは、

1年くらい前から募集

され続けていて、本来なら、この4月から正式に働きだすことになっていたけれど、応募者がいなかったのか、適任者がいなかったのか、ようやく今週、彼に決定した。少しはマンパワー不足が解消されるかしら。

問題は、彼のオフィス。彼はモデリングチーム所属。モデリングチームは、私がいるフロア(上階)を使っていて、ライダーチームは主に下のフロア(下階)を使っている。上階は、何気に混んでいる。私のオフィスも、4月からディプロマの学生が来たので、非常勤の人と合わせて3人で使用している。

下階のオフィスは1人1部屋だし、退職する人もいるので、相当余裕がある。私は、現実的には、モデリングチームにも、ライダーチームにも属していないけれど、形式上はライダーチーム。

ということは、私が下階に移動なのかなぁ?下階のオフィスは日当たりがいいけれど、プリンターまで遠いのがいまいち。

どうオフィスわけがされるのか、楽しみ。

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花見

2010-04-21 00:00:47 | Weblog


先週行った公園に、今度は、ドイツ人・日本人、計6人で行った。水仙は先週のほうが元気だったけれど、桜は見事に満開だった。

歩道に沿って桜が植えられているので、桜のトンネルができていて、とてもきれいだった。私以外の日本人にも好評だった。彼女も、『ドイツでこんなにたくさんの桜を見たのは初めてかも』と言っていた。

『ドイツ人は花を見ながら食べたり飲んだりしない』と思っていたけれど、この公園には東屋があり、そこでドイツ人女性2人がお弁当を食べていた。当日は結構暖かかったし、桜は見事だったし、池ではかもが泳いでいたし、で、外でご飯を食べたくなる気持ちはよくわかる。

桜には、ものすごくたくさんの蜂(しかも大きい)がいて、その飛ぶ音が、

まるでアウトバーンを走るバイク

のようだった。日本では桜の木にあんなに蜂がたくさんいたかなぁ。私は桜の木、というと、毛虫を思い浮かべる…

今年はいつもよりたくさんの花を見た年だった。毎年こんなにたくさんのものを見落としていたのか、と思う。
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アイスランドの火山噴火

2010-04-20 01:54:22 | Weblog
先週のアイスランドの火山の影響で、私の住む街の空港も閉鎖されたまま。報道によると、徐々に運航再開となっているようだけれど、機材繰りなど考えると、すぐの平常運航は難しいのではないかと思う。

私は、この火山が先月から活動中、ということを今日、いろいろな記事を読んで初めて知った。しかも、過去の例から考えると、長期にわたって活動するのではないか、とも。

私の研究室では、どうやら日曜日にライダーを動かし、火山灰を観測したらしい。そのため、月曜は、教授をはじめ、ライダーグループはバタバタしていた。

今日が勤務最終日のポスドクも

あちこち走りまわっていた。とても今日が最後の勤務日とは思えなかった。

個人的な範囲では、たまたま連絡を取ったタンデムくんが

オーストラリアで足止め

となっていた…『東京行のチケットを買おうかなぁ』と言っていたので、今頃は東京にいるのだろうか。

タンデムくんに限らず、足止めされている人たちが無事に、待っている人のところに早く戻れるとことを願っている。

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ソクチくん

2010-04-17 16:05:58 | ソクチくん
知り合ってから約半年がたった測地を勉強しているソクチくん。そんなに会うことはないだろう、と思っていたけれど、結構頻繁に会っているので、カテゴリーを作ってみた。

シュペッツェレを作ってくれたのも、クリスマスによんでくれたのも、誕生日パーティによんでくれたのも、ストライキの時に会ったのも、HanamiのDVDを一緒に見たのも、新聞を持ってきてくれたのも、イースターエッグをプレゼントしてくれたのも、全部同じソクチくん。そのほかにもところどころかかわっているから、こうして考えてみると、この半年、特に今年の1月以降、ソクチくんと会っていることが多い。もっと早くカテゴリーを作ればよかった。

ソクチくんの家で、彼のご両親と夕食をいただくことがある(イースターエッグの時など)。夕食は典型的なドイツの夕食で、パン、ハム、チーズ、フルーツ。

スライスパンにバターを塗って、ハムを乗せ、かぶりついて食べようとした私に対して、

ナイフとフォークでパンを切って食べ始めたお父さん

え?そうやって食べるの?と、隣に座ったソクチくんを見たら、ナイフとフォークで食べかけたけれど、かぶりついて食べている私を見て

ナイフとフォークを置いた

さすがジェントルマン。

この時のスライスパンは、形が違うから簡単には言えないけれど、私が思うに、日本のスライスチーズ約1.5枚分位だと思う。かぶりつくのはダメなのかなぁ。そういえば、ドイツの人って、

ピザもナイフとフォークで切って食べている

からなぁ…

お母さんはどうやって食べるのかしら、と思ったら、ナイフでパンを半分に切って食べていた。私も真似することにした。

ドイツ滞在6年目にして、ものすごい衝撃的な出来事だった。
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ドイツの新聞とメイドカフェ

2010-04-15 00:01:53 | Weblog
先日私の地元の街の記事が書かれた新聞で、今度はメイドカフェの記事が書かれた。

半ページ以上

使用して(メイドさんの大きい写真付き)。今回の記事のカテゴリーは『世界から』。教えてくれた友達によると、この新聞は比較的堅めの新聞というが…

記事によると、東京の秋葉原には、コスプレをしたメイドさんがいるカフェがあり、1時間いくらで、メイドさんとカラオケをするといくらで、お客さんのコーヒーが熱くてクレームがついた場合の正しい対処法はこうで、…などが書かれていた。さらに、

東京のツーリストインフォメーションではメイドカフェマップを作った

らしい…

最近は、メイドカフェだけでなく、

メイドヘアサロン

もあるとか。


少し日本に興味のある外国人には、メイドカフェの知名度は高い。が、私の日本人の知り合いで、実際にメイドカフェに行ったことのある人は皆無。私自身も、『一度行ってみたいよね』とは話したことはあるけれど、実際に行くことはないだろうな、と思う。

外国人から見て、一体日本はどんな国なのだろうか。
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