徒然留学日記

30にしてドイツ留学を思い立ち、その後結婚。日々経験したこと、感じたことをつづっています

絵はがきが届く

2023-08-29 15:47:42 | Weblog
先月下旬、イタリアのサルデーニャ島から絵はがきが届いた。
差出人はソクチくんの友人。

彼は年に2、3回旅行に出て、そのたびに絵はがきを送ってくれる。

ソクチくんが文面を読み上げてくれた。
『…天気も良く

9月10月は気温が30度まで上がり

まだまだ海で遊べる…』

「9月10月?今は7月だけど」と思ったけれど、何かを聞き逃したのかと思い、黙って最後まで聞いた。

(元)妻、友人

と差出人を読み上げたところで黙っていられなくなった。
彼らは2021年の年明けから離婚を前提に別居をしていて、彼には今、彼女がいる。そして、4月には彼らから絵はがきが届いている。

『え?おかしくない?差出人に犬はいる?』と聞いたら、犬の名前もあった。その犬は去年の秋に死んでしまったけど。

絵はがきには切手が貼られていたので、消印を見た。
消印は、受け取った日の数日前のものだったけれど、

サンマリノ

のものだった。

友人に連絡してみたけれど、『いつだったか覚えてない』とのことだった。少なくとも別居前のはずなので、2019年か2020年の10月だろうと思う。つまり、

3~4年前

のはがきが届いた。
何がどうなってサンマリノ経由で3、4年前の絵はがきが届いたのかは分からないけれど、とてもびっくりした。
ちなみに、絵はがきはそれほどよれてはいなくて、割ときれいな状態で届いた。

貼られていた切手が気になったので、ネットで少し調べたところ、イタリアの郵便局の切手ではなく、ある企業が行っている配達サービス用の切手だった。その配達サービスに関して6、7年前の口コミがいくつかあったので少し読んでみた。投稿者は主に北米の人で、どの人も

時間がかかりすぎ

と書き込んでいた。
とはいえ、数週間から数か月の範囲で届いていたようなので、今回みたいに年単位ではなかったようだけれど。


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日本から本を送る

2023-08-26 19:49:35 | Weblog
今年も帰国中に日本から本を送った。送料が一番安い小型包装物(2キロまで)の船便を利用。30冊弱を事前に購入し、実家に届けてもらっていたので、予定では2箱半くらいだった。

が、実家で片づけをしているときに、庭の物置と車庫から本が詰まった段ボール箱3箱が出てきたので、結局

8箱

送った(処分した本もあるけれど、まだ大量に残っている…)。『一度に発送すると税関に持っていかれる可能性が高くなるから分散して送って!』とソクチくんに言われたので、

週1で郵便局に通った

。最初のころは郵便局の職員の方に『内容物は本だけですか?』と確認されていたけれど、最後のほうは『あおさん、

いつもの本ですか?

』と確認されてしまった。やっぱり覚えられたか…


さて、ウェブサイトではドイツまでの船便は2~3か月かかる、と書かれていて、実際、去年は2か月から2か月半で届いた。今年はものすごく順調で

8~9週間(丸2か月かからなかったものもある)

ですべて届いた。


ある日、配達の人が2つ届けてくれた。1つは私が送った箱だったけれど、もう1つはEMSの袋で、見覚えがなかった。受け取ったときに差出人と受取人を確認したかったけれど、字が小さすぎてよく見えなかった。
が、

あお家の住所が書かれたステッカー

が貼られていたので「うちの住所が書かれているステッカーが貼られているし、日本のEMSの袋だから、心当たりはないけれど誰かが送ってくれたのかしら」と受け取った。ちなみに、私が送った小型包装物の受取人は、もしソクチくんが一人で郵便局や税関に取りに行くことになっても問題ないようにソクチくんと私の名前の両方を書いておいた。

室内で確認してみたら、差出人は知らない人、

受取人も住所もあお家ではない

ことに気が付いた。しいて言えば、ソクチくんと同じ名前だろう受取人(タイプミスで「ソグチ」みたいになっていた)と、あお家と同じ郵便番号。調べてみたら、受取人住所(通りの名前)は存在しなかった。

郵便局としては、気を利かせて
・日本から到着
・郵便番号が同じ
・名前(ファーストネーム)がソクチくんと(たぶん)同じ
ということで住所訂正のステッカーを貼ってあお家に持ってきたのだろうけれど、そもそも

苗字が違う

ということに気が付いてほしかった。

ソクチくんに調べてもらったら、住所もタイプミスで、「たぶんここだろう」という通りを見つけた。翌日、そちら方面に買い物に行く予定があったので、ついでにその住所に寄り、苗字があっていたら渡そう、苗字が違っていたら郵便局に持っていこう、と話し合った。

翌日。
ソクチくんが調べた住所で当たりだった。
ただ、ご本人不在だったので荷物を置いてくるだけになり、いきさつを説明できなくて残念だった。

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一時帰国(2023年)ー東京からの帰り道編

2023-08-24 13:27:42 | 日本
東京には3泊したけれど、4日目は東京での予定はなし。
が、実家に帰る途中で

高校1年の時の担任の先生

と会ってきた。高校1年の時のクラスは先生も含めて仲の良いクラスで、高校1年が終了後、20代半ばくらいまでは毎年クラス会があり、先生も来てくれていた。その後(私が知る限りは)クラス会はなくなったけれど、突然7、8年前に2年続けて開催され、それにも先生は来てくれた。

コロナ中に先生が還暦を迎えたそうで、去年、幹事をしてくれている人から『そのうち還暦のお祝いをしたいと思います』と連絡があったので、開催を心待ちにしていたけれど、連絡がなかったので、去年、航空券を購入する前に幹事に予定を聞いてみた(予定があるならそれに合わせて帰国しようかと)。

未定、とのことだったので、今回、高校1年の時の友人たちと会った時に先生の連絡先を教えてもらい、個人的に会う約束をした。

先生からは『目印に

折り畳み傘

を持っていきます』と連絡があったけれど、7、8年前にクラス会で会っている(特に変化なし)し、連絡先を教えてくれた友人が2年前に先生と会った時の写真(ずいぶんと変化あり)を見せてもらったりしていたので「問題なく見つけられるだろう」と思っていた。

さて、新幹線の改札を出たところで待ち合わせをしたわけだけれど、ざっと見たところ、先生の姿は見えない。

改札を出てまっすぐのところに車が展示されていたので、その車の横で待つことにした。新幹線から降りてくる人を待っている人が4、5人いたので、1人ずつ確認してみた。みんなマスクをしていたのでなかなか難しかったけれど、まず除外したのは金髪の人。次は年齢がどう見てもあわない人。うーん。やっぱり先生はまだ来ていないんじゃないか、と思い、10分くらい待ったけれど、新たにやってくる人もいないので、運よくフリーWiFiを使えたので「車の横で待っています」とメールをした。

すぐに

金髪の人

が近づいてきた。「いやいや、あなたの待ち合わせ相手は私ではないですよ」と思ったけれど、『あの、もしかして…』と声をかけられて気が付いた。

先生だ!

いや、まさかの金髪。先生には『だから目印に折り畳み傘、って書いたのに』と言われたけれど、「目印は折り畳み傘(その日は天気が悪く、私も含め多くの人が折り畳み傘を持っていた)より金髪と伝えておいてほしかった」と思った。若いころは口に出していたと思うけれど、今回は飲み込んだ。
が、やっぱり言えばよかった、と今思っている。

先生とはランチとお茶をして解散。見た目はずいぶん変わったけれど(そして私も先生から『やっぱり覚えているのはあのころだから、全然違うよね』と言われた)、話すことや考えは変わっていなく、楽しい数時間だった。

これでもし還暦祝いに参加できなくても諦められる。

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一時帰国(2023年)ー東京編その4

2023-08-23 18:30:45 | 日本


お茶後はアートアクアリウム展を鑑賞しに銀座へ。いろいろな種類の金魚、金魚と生け花、金魚と光、などが展示されていた。切り子の金魚鉢は素敵だった。

『きれいだね』と元同僚たちと話しながら楽しんだけれど、そのうち「でも、どの水槽も水がきれいだよね。餌とかフンとかどうしているんだろう」と気になってきた。

アートアクアリウム後の予定は19時半からの夕食のみ。時間が余ったのでお店をぶらぶらし、歩いてレストランに向かった。




歩いている途中でセイコーハウス銀座ホールの前を通りかかり、五代目 坂東玉三郎さんの衣裳展「四季・自然・生命~時の移ろいと自然美~」が開催されていたので入場した。

展示されていた衣装は10点。春夏秋冬と、すべての季節をカバー。どれも手が込んでいて素敵な衣装ばかりだった。写真は私が一番気に入った「黒繻子地門松に羽子板注連飾り縫裲襠」。

注連縄、橙と伊勢海老が乗った鏡餅、裏白、御幣、昆布、門松、羽子板、追い羽根、鞠と、お正月のモチーフが勢ぞろいしていてめでたい感じがとても良いと思った。伊勢海老のひげが飛び出ているのも面白いと思う。

衣装の横に説明書きがあり、それだけでも「なるほど」と思いながら楽しめるけれど、ホールの中央では坂東さんご本人が展示されている衣装を一着一着さらに詳しく説明しているビデオが繰り返し流されていたので、私たちはまず衣装を鑑賞した後でそのビデオを見、さらにもう一周衣装を鑑賞した。

私は歌舞伎は見たことがないけれど、それでもかなり楽しめた衣装展だった(写真撮影OKだし、衣装もケースに入っていなくてかなり近くで見ることができた)。

ホールを出て地上に戻ると「からくり時計 セイコー 輪舞」があり、19時まで数分だったのでからくり時計も見てきた。人形がレバーを回してかわいらしかった。



夕食は私のリクエストで鰻。去年と同じ店で同じものを食べて飲んだ。やっぱりおいしかった。


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一時帰国(2023年)ー東京編その3

2023-08-08 15:11:58 | 日本


東京3日目は元同僚2人と会った。まずは赤坂氷川神社へ。縁結びの神社だそうで、お詣り後、まずは3人で「縁結ひ」をした。季節の和紙(季節ごとに色が違う)に願い事を書いて格子に結ぶもの。

元同僚はかわいいちりめん根付のさくらんぼ(恋みくじ付き)が気になったようで、さくらんぼを選んだ。「恋みくじ」とあるだけあり、おみくじは恋愛関係に特化したもので、血液型、星座、生まれ年、デート場所などがおすすめされていた。さらに、恋みくじに興味のある年代が女子中高生ということを考慮してか、「学問」の項目があり、元同僚1人の恋みくじには、

英語と数学の復習が足りぬ

とあった。

さて、神社の御由緒を読んでいたら、「7対の狛犬がいて

狛犬の宝庫

と呼ばれている」とあり、さらに、「都内の神社で最古の狛犬もいる」とあり、狛犬が気になった。楼門近くにいる狛犬が古そうだけれど、どれも古そうだよね、と、話していたら、元同僚の1人が社務所の人に聞いてくれた。

やはり楼門近くの狛犬が「都内の神社で」最古という。『お寺さんにはもっと古いのがいますけど』という話だった。

赤坂にあると思えないくらい広くて静かで、木もたくさん植わっている心地よい神社だった。結婚式をしているカップルに遭遇し、縁起がいいなぁ、と思った。

参詣後は私のリクエストでラーメンを食べた。日曜のせいか、開いているお店が少なかったけれど、食べたラーメンはおいしかったので満足。

ランチ後は大倉集古館で開催されていた「愛のヴィクトリアン・ジュエリー」展へ。
ヴィクトリア女王時代周辺のジュエリー、銀食器、ウェディングドレス、レースなど、細工が見事な品々が多く展示されていた。喪中に故人を偲んで身につけるモーニングジュエリーも展示されていて、私はここで「ジェット(黒玉)」を知った。ジェットは、樹木が水中で長い年月を経て化石化した準鉱物だそう。

ショップの方に「階段に狛犬がいる」と教えてもらったので、赤坂氷川神社で狛犬のとりこになった私たちは早速確認しに行った。お尻のあたりがとてもかわいらしい狛犬が何対かいた。

茶菓セット鑑賞券を購入したので、鑑賞後はお隣のホテルオークラに休憩しに行った。混雑していたようで、ロビーで少し待ったけれど、ロビーも和が取り入れられていたり、素敵な花がいけられていたりして心地よい空間だった。

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