徒然留学日記

30にしてドイツ留学を思い立ち、その後結婚。日々経験したこと、感じたことをつづっています

DLRへ行く-その2

2008-04-30 02:08:30 | 勉強
DLRのメンザは大学のメンザとそれほど味・値段とも変わらなかった。ただ、サラダバーは違った。大学のメンザのサラダバーは

ハムのサラダ・肉のサラダと、手をかけているものが多い

一方、DLRのメンザのサラダバーは

トマト・マッシュルーム・ツナなど、素材が置かれていた

私は味付けがされている大学のサラダバーよりもDLRのサラダバーのほうがよかった。ドレッシングコーナーも、大学のは比較的こってり系だけど、DLRのはバルサミコ酢があったり、とても私好みだった。

両方とも自分の取ったサラダの重さ分だけお金を支払うのだけれど、せこい話、大学のドレッシングコーナーはレジの後にあるけれど、DLRのはレジの前だったので、ドレッシング分もきちんと支払うことになっていた。

そして、毎週金曜はDLRの外のピッツァリアに行く(希望者だけ)、と言うことで私も行ってきた。やっぱり

日本では2人で食べるくらいの大きさのピザ

だった。がんばって食べたけれど、4分の1は残してしまった(でもよく食べたと思う)。男性3人と女性1人はほぼ完食。体が違うわけだ。

ある日、メンザでランチをした後、コロンバスのコントロールセンターがある、というので、見学しに行った。1階がコントロールセンターで、2階からガラス越しに見学できる、というもの。働いていた人はそれほど多くなかったけれど、

1人につき、PCのモニターが5つ

壁にはコロンバスからの映像が映し出されていた。クルーの姿も見ることができた。また、クルーの次の睡眠まで何時間、次に起きる時間まで何時間、オペレーションまで何時間と言うのも表示されていた。

クルーの睡眠時間は8時間らしい

同じ建物に、名前は忘れてしまったけれど、ドイツが打ち上げた衛星のコントロールセンターや軍事衛星のコントロールセンター(非公開)もあった。

とても楽しい1週間だった。
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DLRへ行く-その1

2008-04-29 21:54:30 | 勉強
3月半ばに衛星データをDeutsches Zentrum fuer Luft- und Raumfahrt e. V. (DLR), ドイツ航空宇宙センタの人が大学に来たときに渡すことになっていたけれどうまくコピーできず、渡せなかった。そのときに、その取りに来てくれた人と

あおがDLRに持ってきてくれればいいよ。ついでに作業をしてくれれば僕も助かるし

と言う話をしていた。教授に「DLRに行ってもいいですか?」と言うメールを私と、DLRの人2人から出したけれど、「後で話し合おう」という返信が来ただけでうやむやになっていた。

4月に入ったある火曜日、教授からDLRの人に送信したメールがCCで届いた。「あおに、DLRでこういうことをさせたい」と。翌日、DLRの人からメールが届いた。

早く始めればそれだけ早く成果を得られるから、来週の月曜から始めることを薦める

と。教授からはいつ、どのくらいの期間、行っていいのか、そういう話は一切なかった。ポスドクと相談した上で、大至急、秘書さんに教授とのアポイントメントを入れてもらった。

うーん。今週じゃないとだめ?じゃあ金曜の午前ね

金曜の午前のミーティングの結果、1週間DLRに行くことになった。ホテルはDLRの人にお願いし、ミュンヘン郊外までの電車のチケットを秘書さんにお願いしに行った。当日、秘書さんは午前中だけの勤務だったようで、

今言われても困るんですけど。私、今日は12時には大学を出ないといけないし。こういう予約事って時間かかるのよ

と言い出した。だから、アポイントメントをもっと早くできないか聞いたのに。

結局、電車のチケットは自分で手配した。費用は研究室負担なため、研究室のアカウントを教えてもらい、オンラインでオーダーした。アカウントなんて教えてしまっていいのでしょうか。
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締め切り前

2008-04-13 21:46:46 | 勉強
今年の初めから投稿論文をゆっくりと書き始めていた。なんどかポスドクに下書きを渡しても、特にコメントもなく(いつも通り)、本当にのんびりとしていた。が。

3月下旬からポスドクが私のオフィスによく来るようになった

「この図は何を元にしたの?」「この表にこの情報も載せられないかな?」「こういう図が欲しい」などと聞きに来て、さらには、

私の下書きを大幅手直しして別のポスドクと教授に送信

まで。一体どうなっているんだろう…?と不思議に思っていた。常に忙しいせいもあるけれど、何かの締め切り前にならないとここまで真剣に見てくれない人たちなのに。もしかして、4月以降の契約なしにするとか?などと考えていた。結局は

やっぱり締め切り前

だった。投稿する予定の雑誌が私たちのプロジェクトを特集した特別号を出版し、その締め切りが4月半ば、という。

当初は「修論をまとめて投稿」だったのが、次から次へといろいろ提案され、未だに分析中、というものもある…間に合うのでしょうか。

原始的だけど、なるほど、と思ったこと。
対象地域を地図上でいくつかに区切って(私の目視)、その区域ごとに相対面積を出したかった。区域は複雑な形をしているので、3角形をいくつか作って面積をだした。そうしたら、1区域だけ、思ったより大きい面積を占めていて、私は「おかしい」と感じた。ポスドクに相談してみたら、

その地図をA4の紙にコピーして区域ごとに切って、重さを量ればいい

と。なるほど、と思ったけれど、研究室には精密天秤はないので、私がバイトしている研究室に忍び込み、借りて量ってみた。当然だけれど、面積によって重さが違って面白かった。

なるほど。こういうやり方もあるのね、と勉強になった。
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病院へ行く-その3

2008-04-10 04:15:22 | Weblog
最初に行った一般医で血液検査をしたので、その結果を聞きに行った。

異常なし。感染もなし

血液が原因であごが痛いわけではない、とのこと。カルテに血液検査の結果らしきものが貼られていたけれど、

検査項目は4つか5つ

だけ。注射器3本分も採ったのに…検査結果、コピーして持って帰れるかしら、など考えていたけれど、あまりの検査項目の少なさに何もいえなかった。きっと、本当に『あごの痛みの原因が血液にあるか』だけをみたのでしょう。残念。

実は、歯医者に行ったあたりから痛みが弱まってきている。食べるときも、時々あごの何かがずれてひどく痛むものの、普通に食べられるようになって来た。ただ、痛いところをかばうせいか、耳の近くのあごの関節に違和感があるようになって来た。今週は忙しいので歯医者に行くのは無理だけれど、やっぱりこのまま痛みが続くようなら歯医者に行かないといけないかもしれない。

行くとしても、前回行った歯医者は嫌なので、別の歯医者にしようと思う。研究室のポスドクに彼が行っている歯医者の電話番号を教えてもらったので、今度はそちらの歯医者にかかってみるつもり。
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病院へ行く-その2

2008-04-09 03:39:41 | Weblog
一般医で紹介してもらった歯医者に「歯が痛いんです」と言って診てもらいに行った。ドイツでは患者が「痛い」と言うときはすぐに診察しないといけないらしい。

受付、待合室などは少し高級感が漂う作りだった。診察室はやっぱり個室。日本で私が行っていた歯医者は仕切りのカーテン(ついたて)はあるけれど、大部屋だったが、ドイツでは個室らしい。

親子2人でやっている歯医者、と言うのは入り口のプレートを見て気づいた。診察室で待っていたら、

とても若い先生

がやってきた。20代前半、ヘタしたら10代に見えた。歯医者の免許を持っているわけだからさすがに20代半ばはいっているのでしょうけど、老けて見える人が多いドイツでかなり驚いた。

診察が始まった。
先生『どこが痛いの?』
私『(頬を指差しながら)ここ』
先生『中?』
私『口の中ではないけど外でもない。その間』
先生『間~~??』

口の中と外に手を当てて押してみたけれど手ごたえなし。今度は歯を1本ずつたたいて『痛かったら言って』と。が、どこも痛くない。

私は一生懸命、どうすると痛くて、どうすると痛くないか、を説明した。あまり英語が得意な先生ではなかったらしく、途中で

インターネットで調べてくる

と言って出て行った。診察室に取り残される私…個室だと、こういうとき、心細いわ。そして、私の健康保険会社にも電話してこれからしようとしている治療が保険の対象になるかどうか、確認していた。

しばらくして先生が戻ってきた。

(耳の近くの)あごの関節をリラックスするためにスプリントをつけることをお薦めします

と言い出した。
むむむ。先生には何度も説明していたけど私、(耳の近くの)あごの関節が痛むのではなく、もっと下の部分が痛いのよ。それって本当に有効なの?

その痛みはあごの関節から来ていると思いますよ

と。ふーん、と思った直後、

あおさんの保険では対象外なので、自腹になりますけど。250ユーロくらい

え?保険、利かないんだ。悩んでいたら、

自分たちが提供できるのはこのスプリントだけ。それか、私のアドバイスと痛み止め、ということになりますけど。どうします?

痛み止めください

というのが私の結論。だって、そのスプリント、本当に有効なの?痛み止め出してくれるっていうけど、常時痛いわけじゃないって分かってる?そしてアドバイスは

堅いものを食べないように

って、どうなの?堅いものなんて食べようと思っても無理!

帰ろうと思って支度していたら、先生が、

レントゲンが必要かどうか(親)先生に聞いてみるからちょっと待って

と言われた。
が、結局不要だった。レントゲンもなしなの?

診察の時には「スプリント」と言う言葉は知らなかった。実物を見せられて説明を受けていたんだけど、家に帰ってネットで調べてみた。ネットだけの知識なので、あっているのか間違っているのか分からないけれど、

かみ合わせが悪いときには有効

といくつかのページで書かれていた。

…かみ合わせのチェックなんてしたっけ??

そして、日本で5年ほど前に医者にかかったとき先生に言われた言葉を思い出した。

マウスピースをつけるほどではないね

当時と歯並びが変わっているかもしれないけど、実際、私のかみ合わせはそんなに悪いとは思っていない。そして、なによりもかみ合わせのチェックをせずに

顎関節症→スプリント

と薦めてきた歯医者に不信感たっぷり。

その後、なんとなくよくなってきた気がしないでもないし、ここのところ、ちょっと忙しくなったので、様子を見ることに決めた。


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病院へ行く-その1

2008-04-08 03:33:49 | Weblog
顎関節症のような症状が今年の初め頃から続いている。日本では1度だけ、口が開かなくなって病院にかかったけれど、特に治療と言う治療はなかった。

今回、口はまだ開くけれど、食べるときにかなり痛くなってきて自然治癒が見込めないと思い、医者に行く決心をした。

ドイツの医療システムは日本と異なり、

最初に一般医かかり、そこでどこの科にかかったらいいか、教えてもらう

まず、第一歩で躓いた。その『一般医』がどこにあるのか分からない。忙しいポスドクを捕まえてインターネットで大学近くの医者を調べてもらった。

翌日、朝8時過ぎから電話をしてみたものの、

通話中

でまったくつながらない。15分ほどかけ続け、ようやくつながり、予約をしようと最初だけドイツ語で話し、その後、『英語で話してもいい?』と聞いたらあっさりとOKがでた。

今すぐ来てもいいし、1時間後でもいいし、夕方でもいいわよ

結構簡単に予約って取れるんだ。

診察室はとても簡素だった。昔ながらの血圧計(電気ではない)や、ベッドなど、私が子供の頃に見たかしら…というものがあった。

先生はとても親切で、話をきちんと聞いてくれ、

歯医者に行くように

薦めてくれた。その後、『痛みの原因が血液にあるかもしれないから、血液検査をする』ことになった。

助手の女性が血液を採取することになったけれど、

私の血管、肉に埋もれているせいか、見つからない

これは今に始まったことではなく、ドイツに来る前に健康診断で血液検査をしたときも、やっぱり苦労した。

今回。血液を採取するだけなのに、

ベッドに寝てください

と言われた。『へぇ…ドイツでは血液採るだけでベッドに寝るんだ』と思いながら寝、助手の人が私の右腕の血管を探した。

うーん。よくないわ。左腕を見せて

左腕は壁側なので、寝転がったまま左腕を助手の人に見せることはできない。助手の人が、

ベッドに腰掛けられる?座って血液採っても大丈夫?貧血とかならない?

と聞いてくれた。あまり血液検査をしたことはないから分からないけれど多分大丈夫でしょう。それに、座らないと左腕を見せられないし。助手の人が左腕を見ながら

さらに見えないわね…

と。右腕は血管は見えるけれど、細いという。そして、

ここにね、見えないけど血管があるのが分かるのよ

と言い出した。さすがに、見えないところに注射針を刺されるのはちょっと…

ということで、今度は手首を差し出すことに。

刺してみていい?

太い血管ではないけれど、血管が見えたので、刺してみた。採取できた血液は

数滴

今度は左手首。

まったく採取できず

助手の人が『本当にごめんなさいね。怒っているでしょ?』と言い始めた。彼女のせいではないのに。そして、

もう一度右腕で試そうと思うんだけど、先生にとってもらいたい?あなたが決めて

と言われたけれど、助手の人に採ってもらった。幸いに、予定通り注射器3本分の血液を採ることができ、後日、検査結果を聞きに行くことになった。
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ケーキのおいしいカフェ

2008-04-05 18:30:17 | Weblog
土曜日、バイトをしに大学にいったら、友達に、『今日の夕方、ケーキのおいしいカフェに何人かで行こうと思っているんだけど、あおもどう?』と誘われた。

私は、ドイツでおいしいケーキを探すのは大変、と思っている。パン屋さんのパンはとてもおいしいけれど、そのパン屋さんで売っているケーキは私が求めているケーキと違う(パンぽい)。

誘ってくれた人に、『何時に行くの?』と聞いたら、

8時くらいにここを出ようと思う

と言われた。え?8時にカフェでケーキ?と思ったけれど、8時出発なら9時くらいにケーキか。ぎりぎりだな、と思い、OKした。

そのカフェは街中にあり、私は仕事が終わったので、家に帰ることにした。

8時を過ぎても連絡がない

残念ながら、彼の携帯番号を知らなかったので、今どういう状況なのか聞くことができなかった。9時を過ぎ、「キャンセルになったのかしら」と思い始めた。そして、私自身、だんだん「今から出かけるの、面倒だよな…」と思い始めた。そして9時15分、彼から電話が来た。

30分後に駅に着くから、そこで待ち合わせね

あ、「遅くなった」とか、「今からでも大丈夫?」とかはなく、用件のみね…

断わるタイミングをなくした私は駅に向かった。そこで、友達と合流し、全部で5人となった。

そのカフェ、入り口から見たらそんなに大きく見えなかったけれど、中は広く、通常はピアノの生演奏があるという。

肝心のケーキは、というと、ショーケースに何種類も並んでいて、どれもカットが大きかった。時刻は10時。普段、私は夜遅くには食べない。ケーキは食べたいけどカットは大きいし…と悩み、結局、コーヒーだけ頼み、ケーキは友達から1口だけ分けてもらった。

甘さ控えめでおいしい

このカフェ、雰囲気もよかったし、今度は昼間に来てみよう、と思った。

後日、日本人の友達にこの話をしたら、彼女もそのカフェを『ケーキのおいしいカフェ』として知っていた。「おいしいもの」は万国共通なのかも。
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サマータイムスタート

2008-04-04 04:48:03 | Weblog
この前の日曜から夏時間が始まった。日本との時差は7時間になり、微妙に電話しにくい時差となった。朝電話をしたい両親、夜10時、遅くとも11時には寝たい私。11時に電話を受けるためには両親は

朝6時に電話

しないといけない。朝6時ならそれほど問題はないけれど、毎日夜11時までおきているわけではない私。そして、サマータイムが始まった直後、深夜0時くらいに両親から電話がかかってきた。あいにくサイレントモードにしていて気づかなかった私、翌日、両親宛のメールに、「時差は7時間です」と書いた。それ以降、両親から電話がない…

さて、サマータイムスタート当日、私はタンデムくんのフラットにいた。それほど意識して「今日からサマータイム」と思っていたわけではないけれど、なんとなく「あ、携帯の時計を1時間進めないと」と気がついた。ドイツで買った携帯なのに、自動で時刻が修正されないのはなぜなのでしょう。

朝食を済ませ、ハイキングに出かけようとしたときタンデムくんが、「今何時?」と聞いてきた。私は携帯を見て「11時半くらいだよ」と答えた。

自動でサマータイムになるの?

とタンデムくんが聞いてきた。さすがにドイツ滞在4年目なので、携帯が自動で時刻修正されないこと、3月と10月最後の日曜日がサマータイムの区切り、ということくらいは覚えたよ…
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滞在許可更新

2008-04-03 04:24:54 | Weblog
去年の秋に滞在許可を更新し、1年間の有効期限だったので、まだ半年以上残っていたけれど、3月末で大学から除籍されることになっていたので、どうすればいいのか、外人局に聞きに行った。

ドイツで学位を取ると、

仕事を探すためのビザを半年ずつ2回まで、合計1年申請できる

以前、外人局に聞きにいったときは、この滞在許可では働けない、と言われた。また、友達が大学でバイトしたときはこの滞在許可ではダメだったので、労働許可を取っていた。

滞在許可更新のための予約を取った後、バイトしている研究室の人から連絡が来た。「4月以降、どうするの?ドイツに滞在するのなら、2,3ヶ月契約を延長できないか秘書さんに聞いてあげるけど」と言われた。

3月上旬、論文を書いた研究室のポスドクに「論文投稿、終わらないけど、どうする?興味があれば契約を延長してもいいけど」と言われていた。私は、「契約時間と契約期間による」と答えておいた。が、その後、誰からも何の話もなかったので、私は、「教授は4月以降は契約延長しないって言っていたしな」と思い、ポスドクに、「働ける滞在許可を取れたら、別の研究室でバイトします」と連絡した。

あの後、秘書さんから何の連絡もない?

とポスドクがやってきた。そして、秘書さんと私のオフィスを何往復かし、最終的に、「もし、働ける滞在許可を取れたら契約延長してあげられる」ということになった。以前、外人局で話を聞いたとき、

労働許可を取るためには契約が必要

と言われ、今回、秘書さんには、

契約をするためには働ける滞在許可が必要

と、言われ、卵が先か鶏が先か、みたいな話になった。結局、教授が「あおとバイト契約をします」という書類を書いてくれた。その書類を持って再び外人局に行き、労働許可を取れるかどうか、聞いてみた。

仕事を探すための滞在許可で働けるわよ

と言われた。3回くらい確認したけれど、彼女は自信たっぷりに「問題ない」を繰り返したので、私は滞在許可更新日、教授からの文章+必要書類を持って外人局へ行った。

(担当者は『問題ない』と言った人と別人)書類を並べながら、「大学でバイト、できるんですよね?」と確認したら、

うーん。どうなんだろう。同僚に聞いてみないと

と言われた。おいおいおい。大丈夫なのか?

待つこと5分ほどで滞在許可が私のパスポートに貼られた。担当者が

フルタイムで90日間、半日の就労なら180日間が認められています

と説明してくれた。念のため、「大学でバイトできるんですよね?」と確認したら、

できます

とのことだった。意外にあっさりと取れてびっくり。

待合室で帰る準備をしていたら、担当者に声をかけられ、

大学で働ける、という文章を入れるのを忘れました

と言われた。パスポートを渡して待合室で待つこと数分。オフィスに呼ばれ、担当者が説明してくれた。『○○大学△△研究室でバイトが認められています』と。そして、その部分、

担当者の手書き

ある意味、貴重かも。

無事、働ける滞在許可を取れたので、必要書類を持って大学の秘書さんのオフィスに行き、書類を置いてきた。…その後、音沙汰なし。私、契約延長できるのでしょうか。
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タンデムくんと再会-ハイキング編

2008-04-02 04:16:06 | タンデム


タンデムくんのいる国に向けて出発する直前、タンデムくんから連絡が来た。

ソフトハイキングシューズを持ってきて

と。私は旅行のときは写真の靴を履いて出かけることが多く、今回も、2足持っていくのが面倒だったので、写真の靴を履いて出かけた。

800mくらいの丘にハイキングに行くと言う。最初は彼のフラットから歩いて行く予定だったけれど、出発が遅くなり、丘のふもとまで電車で行った。

駅に降りた直後から結構な斜面

私、鍛えていないし、もう、最初の50mではぁはぁ言い出した。タンデムくんは、『僕はゆっくり歩くのは嫌だ』と言ってすたすたと歩くので、私は必死で着いていった。あっという間に限界に達した。そんな私を見てタンデムくんが、

頂上に行くの、やめる?

と聞いてきた。ちょうど、ハイキングコースとの分かれ道の場所で。私、

迷わず『はい』と答えた

だって、タンデムくんは足が長いから歩くのがとても早く、私が『ちょっとは足の長さの違いを考えてよ』と言ったら、

足の短い犬はどうしてるか知ってる?早く回転させるんだよ

と言い出したから。これ以上、早く歩くのは無理!
5分ほど平坦な道を歩いたら、また分かれ道に着いた。『どっちに行く?』とタンデムくんが聞いた(タンデムくんは頂上を目指す気満々だったので、ちょっと不機嫌だった)。私も、自分のペースで歩けるなら、歩くことは大好きだし、5分平坦な道を歩いたら呼吸も整ったので、

(木と土の)階段登ってみよう

と言うことになった。しばらく登り続けたら、獣道のような道になった。そして、左下にハイキングコースのような道が見えた。タンデムくんは、

下にちゃんとした道が見えるから、この道でも大丈夫

といって、さらに進んだ。道がなくる、何度も思ったけれど、その度、なんとなく道らしい獣道が続いていた。その内、獣道の道幅が40cmくらいになり、土がぬかるんでいて、すべるようになった。

もし、滑り落ちたら、両手両足広げて。そうすれば誰かが受け止めてくれるから

とタンデムくんに言われた。でも、人はいないし、木がたくさん生えているから落ちたらきっと、木に引っかかるんだろうな。

先を行くのもつらいけど、引き返すのも無理

な感じだった。引き返したら絶対すべる。というわけで、雪の上を歩いたり、木でできた橋を渡ったりしていたら、遠くに頂上の小屋が見えた。

あそこに行くから

と軽い感じで話すタンデムくん。私、登るのにいっぱいいっぱいで会話もできなかった。滑りやすいところでは彼が先を歩き、私の手をつかんで滑らないように引っ張ってくれたり、後ろからお尻を支えたりしてくれた。何箇所か、

彼がいなかったら滑り落ちていたと思う

場所があった。

そんなこんなで約1時間半のハイキングを終え、無事、頂上の到着。電車も通っているから、バギーをたくさん見かけた。ガイドブックを見たら、

お手軽なハイキングコース

として紹介されていた。なのに、泥だらけになった私たち。写真は私の足。

頂上からの景色を楽しみ、

電車で街まで

戻った。彼のフラットの最寄り駅まで直通だった…彼曰く、『電車で登って歩いて下る人が多いけど、それはつまらないと思う』。さすがドイツ人。

彼は何度かこの丘に登ったことがあるみたいだったけれど、今回の獣道をひどく気に入ったようで、『この道をもっと探検する』と言っていた…
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