ドイツで知り合った友達と名古屋で会った。今回は名古屋能楽堂、徳川美術館、熱田神宮と、3か所行ったけれど、どこも初めてで楽しかった。
名古屋能楽堂は名古屋城の近く。月に4,5回、能舞台を見学させてくれる日があり、私たちが行ったのはちょうどその日だったので能舞台をじっくり見学してきた。
ホールに入る前に警備らしき人が人数のカウントをしていた。私たちがホールに入ってしばらくしたらその警備の人も入ってきた。せっかくなので、と思い『この能楽堂はいつできたんですか?』などと質問したら、ものすごく丁寧に答えてくれた。そして、途中から私たちの専属ガイドさんのようになり、
入場者のカウントをしていなかった
ような気がする…
この能舞台、
総木曾檜
で、能舞台の屋根を支えている柱は
樹齢600年
だったらしい。
能舞台を正面から見て左手前の柱は「目付け柱」と呼ばれ、能面をつけると視野が極端に狭くなるので、能を舞うときにこの目付け柱を自分の位置を確認する目安の1つにしているらしい。『ホールの外に触れる面が展示してあるので、どのくらいの視野になるか確認してみるといいですよ』と言われたので、面をつけてみたら
ほとんど見えない
。この状態で舞うなんてすごい。
警備の人に『野村萬斎さんはここからここに飛んだんですよ。あんなことができるのは萬斎さんくらいですね』や『能楽協会が主催する公演は高くないですよ(実際、数千円)』などと教えてもらい、能や狂言に興味が出てきた。能や狂言を習っている人たちもいて、その人たちの発表会も能楽堂で行われるらしい。
徳川美術館には武具や刀、茶の湯関連(名古屋城二の丸御殿にあった「猿面茶室」が復元されていて、私は茶の湯関連の展示を一番楽しんだ)などが展示されていた。復元された能舞台もあり、『さっき見た能楽堂と同じだね~』などと話をした。
源氏物語絵巻を楽しみにしていたけれど、当然複製で、
展示室も一番小さくて
残念だった。
最後は熱田神宮。帰る時間が近づいていたので、
西門から入って西門から帰った
から、半分以上見られなかった(本宮でお参りして信長塀(写真)を見たくらい)。信長塀は、日本三大土塀の一つで、織田信長が桶狭間の合戦の戦勝のお礼に奉納したらしい。
能楽堂には今度は公演を見に行きたいし、熱田神宮もまたお参りに行きたい。