徒然留学日記

30にしてドイツ留学を思い立ち、その後結婚。日々経験したこと、感じたことをつづっています

日本語についての雑談

2006-01-31 06:55:58 | Weblog
また新年会のときのトピックから。

日本人女性:外国人にとってカタカナの日本語って難しいらしいよ。テレビとかラジオとか。
日本語がほぼ完璧なドイツ人男性:いや、それよりも「日本語+英語」のほうが難しいよ。聞くだけではどこまでが日本語なのか分からないから。
私たち:「日本語+英語」って?例えば?
ドイツ人男性:か○キラー
私たち:・・・ずいぶんマニアックなもの知っているねぇ(別にか○キラーを知らなくても生活できるじゃん)

もちろん、そのほかのドイツ人男性は「か○キラー」を知らなかったのでそれぞれのパートナーが説明していました。そして

あぁ、「キラー」ってkillerのことね

と納得。

そのほかにも、カタカナ自体難しいらしい。画数が少なくて似た文字が多いから。例えば「ソ」と「ン」と「リ」。あるいは「ヌ」と「ス」。言われてみればそうかも。

でも、ひらがなも難しいと。「わ」と「ね」。「め」と「ぬ」。

日本にいたとき、カタカナを書く外国人には何人か会ったことがあったけれど、ひらがなを書く外国人には会ったことがないと思うので、「カタカナのほうが覚えやすい」と思っていたけれど、どうやらそうでもないらしい。
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サウナについての雑談

2006-01-30 17:37:31 | Weblog
新年会のときに一瞬サウナが話題になった。

私:どうしてドイツのサウナって混浴なんでしょうね?
日本人女性:サウナって、もともとは北欧のものでしょ。あちらが混浴だからじゃない?
ドイツ人男性:でも、北欧のサウナは家族用だから。他人と一緒に入ることはないんじゃない。それに、水着を着ているし。
私:え、じゃぁ、どうしてドイツのサウナは他人と入るのに混浴なの?裸なの?

ドイツ人男性:男性用と女性用と2つ作るとお金がかかるし、場所が狭くなるからじゃない。水着より裸のほうが身体にいいし

私&日本人女性:・・・

ドイツっぽい考えですね。いえ、確かに合理的といえば合理的なのかもしれないけれど。カップルでサウナに来る人が多いから、別浴だと一緒に楽しめないだろうし。水着着用可なら私も混浴ゾーンにいけるのになぁ。

なんだか今行っているサウナに「女性専用」があることがありがたく思えてきた。狭い!と文句を言ってはいけないのね。
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新年会

2006-01-29 19:13:30 | Weblog
ジムで知り合った日本人の人に新年会をするから、と声を掛けてもらった。5カップル+私・・・

旦那さまがドイツ人のカップルが3組、日本人カップルが1組、ドイツ人の旦那さまにセネガル人の女性。このセネガル人女性もジムに通っている。彼女は日本に住んでいたことがあり、ほぼ不自由なく日本語を話すことができる。ジムで私とも何回も会っているし、同じエアロビクスのコースに出ているのに、

ジムで会ったことないよね?

と言われた。今年になってから会っていないから忘れられちゃったのかしら・・・と思っていたら、どうやら髪型が大きく変わっていたから分からなかったみたい。いや、それにしても悲しい・・・

みんながそれぞれ料理を持ち寄った。私はちょっと楽をさせてもらいフルーツを持っていった。料理は春巻き、ポテトサラダ、角煮、ソーセージ、クスクスなどなど。何を食べても感激のおいしさ。最後にはケーキも出てきた。このケーキは日本のケーキ(手作り)だった。何が違うか、というと、ドイツのケーキはぱさぱさしているけれど、今回食べたケーキはしっとり。

やはり普段から料理している人は上手。私は基本的に「自分が食べるもの」は作るけれど、「他人が食べるもの」は作らない。なので、こういうときに持っていく「自慢の一品」がなく、悲しい。

旦那さまの日本話になったときに、なんと、同じマンションに住んでいた(時期は違うけど)!という人がいた。狭い世界ですね、と思った。

旦那さまの日本語力はほぼパーフェクト~初心者レベルまで。ほぼパーフェクトの人は家でも普通に日本語で会話をしているらしい。でも、奥さまも学校に通ってドイツ語の勉強をしていて、昨日の新年会ではドイツ語を話していた。

こんなに大勢で会っていても英語もドイツ語も必要ない状況は久々で楽だった。男性陣はもちろんドイツ語で話していたけれど、分からないところは近くにいる日本人女性に「何?」と聞けば日本語に訳してくれるので、英語も不要だった。

良く食べ、よくしゃべった5時間(!)だった。
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見学

2006-01-28 08:18:19 | 勉強
今日は市内のバイオマス利用のコジェネレーションプラントの見学をさせてもらった。あいにく2日前から故障中で稼動していなかった。稼動していないときは天然ガスで発電&発熱するらしい。

利用するバイオマスは森の木(25%)とLandscape managementからのバイオマス(75%)。夏場は熱の利用が少ないので質のいい森の木を多く使い、熱を多く必要とする冬場は両方使いフル稼働させる。

最後に残る灰は使ったバイオマスの約4%で年間1,000t。栄養素がたくさん含まれているので肥料に使いたいけれど、やはり重金属など有害なものも含まれているので埋め立て処分をするらしい。

プラントの人が「この地域に住む人はここで発電された電力を使わなくてはならない」と言っていたので、電線なども自前かと思ったらやはりそこは日本と同じで

電力会社が買い取り

している。つまり、普通の石油などからの発電と混ざるから、地域の人は「自分たちの電気はバイオマスから」と思っているわけではないらしい。結局、その地域の人たちが家庭で使用する電力をまかなうことができる発電量、ということだった。

ドイツに来て発電所に限らずいくつか見学をさせてもらったが、驚いたことがある。それは、

お茶、クッキーがでてくる

ことが多い。中にはランチをご馳走してくれたところも。今日も、発電所だったのにもかかわらず、コーヒー、ジュース、クッキーを頂きながら質疑応答。堅苦しくなくてよかった。

プラントには先生が大学の車を運転して連れてきてくれたのだけれど、その帰り道。

道路が凍っていてスリップ・・・

幸い、何にもぶつからず人も車も大丈夫だったけれど、驚いた。目の前に門が迫っていたから。そして先生は

そこにU-バーンの駅があるから心配ならU-バーンで帰って

と(もちろん冗談)。もともとクラスメートの1人が「市内に行きたいから」とU-バーンで帰ることを希望していたので、

あ、私降ります

と言っておりたら、先生は彼女が電車で帰るということを知らなかったようでちょっとショックを受けていたようだった。

その後は道路が凍結しているところはなく、無事に大学に帰ってきた。よかった。
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忘れ物

2006-01-27 06:37:54 | ジム・サウナ
今日は「エアロビクスのコースに出よう」と思ってジムへ出かけた。いつものように出かける直前にタオルやシューズを用意した。出かけるときに

なんとなく今日は荷物が少ないような気がする

とは思っていた。でも、なぜか確認せずにジムへ行き(普段は2回くらいは確認している)、更衣室でバッグを開けてびっくり。

T-シャツ、ジャージ、靴下などを入れた袋が入っていない・・・

いつかはやるだろう、と思っていたが、ついにやってしまった。いつもは「木曜日はサウナに行く時間がないから」と大き目のタオルは持っていっていなかったが、今日はたまたま持っていたので、サウナには行くことができた。これでタオルを持っていなかったらジムの滞在時間「5分」となるところだった。

サウナは今日はレディスディということで、塩が置かれていたので、塩マッサージをしてきた。予定とは違ったけれど、まぁいっか、で済ますことにした。明日はちゃんと運動しよう。
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アメリカ人の英語力

2006-01-26 17:57:39 | Weblog
「アメリカ人」と言っても、サンプル数は1なので、あてにはならないけれど。

昨日のプレゼンで、グループの1人にカリフォルニア出身のクラスメートがいた。英語ネイティブは彼だけなので、彼がパワーポイントに英語を書いていった。ドイツ人3人が、

その単語、スペルが違うんじゃない?

と指摘した。指摘されたようにスペルを直すと彼にとっては違和感があったらしく、

アメリカ英語とイギリス英語で違うんじゃない?

と言っていた。そこで、スペルチェック。日本語版パワーポイントは英単語のスペルが違っていると教えてくれるけれど、ドイツ語版パワーポイントは教えてくれないようなので、ワードを立ち上げ、スペルチェックをした。

ドイツ人の言うとおり

だった。ドイツ人いわく、「英語に関しては発音、文法はともかく、スペルはものすごくチェックされるからほとんど間違わない」とのことだった。その割りに、タンデムくんはスペルミスを連発するけれどなぁ・・・スペルミス、というよりは間違って覚えている感じ。「which」が必ず「wich」になっているし。

そしてその後、新たなスペルミスが発覚し、あせったアメリカ人は

全部スペルチェックする

と言いだした。私たちは「他にはスペルミスはないよ」と言ったものの、彼はスペルチェックを実行した。幸いにもそのほかのスペルミスはなかった。

やはり母国語と言っても間違うのね。日本人でも「雰囲気」を「ふいんき」と入力して「変換されない」と言っている人もいたし。ちょっと安心した一瞬だった。
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実験-ディスカッション

2006-01-26 04:27:18 | 勉強
CO2濃度の違いによる植物の生育状況についてプレゼンをした。結果

穀物も草もCO2濃度が高いほうが生長がいい

ただし、統計学的に「有意」か、というと有意ではない。さらに、まだ麦もとうもろこしも「収穫できるもの」がなっていなかったので

収量アップにつながるかどうかは不明

世界の食糧事情を考えると「収量が増加するのか」ということが一番の焦点になるのでしょうが、たった2日間の実験期間ではそこまでは手が回らないし、植物も短期間で生長するわけもない。

約9時間かけて植物の測定をし、5時間ほどでデータ入力・分析・考察・パワーポイント作成。私たちはとりあえず得られたデータを全部グラフにし、そこからCO2濃度によって大きな差が出ているものをピックアップし、理由を考える、というやり方をした。なので、プレゼン後の質疑応答で

このパラメータはどうだった?

と聞かれても、「ここに載っていないということはおそらく大きな差がなかったのでしょう」としか答えられませんでした。もう少し時間があればきちんと考察できたのに、と思っていたら、データをもらえたので、時間があるときに少し考えてみようと思う。

ドイツに来て初めて実験らしい実験をした。なかなか楽しかった。グループで議論しながらプレゼンの内容をつめていくのも楽しかった。
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実験

2006-01-25 04:38:50 | 勉強
月曜日から実験を始めた。4種類の植物(麦、とうもろこし、Amaranthus、Chenopodium)を現状の約2倍のCO2濃度(770ppm)の中で2週間ほど育てたものを調査した。対照区は400ppm。

私は実験は大好きなんだけれど、今回は茎、葉、花(穂)と分けて重さを量り、比較する、というもので、細かい作業を要求されるので憂鬱だった。大学生の頃、先輩がやはり植物を破壊して紫外線の影響を調べているのを横目で見ながら

私にはムリ

と思っていた。作業が細かすぎる。でも、グループワークだから、1人だけやらないわけには行かない。麦、とうもろこし(これは簡単♪)、Amaranthusを終えたところで実験を始めてから4時間が経過。もう限界、と思っているところに、やってきたのがChenopoium。

高さ1mほど、葉っぱは・・・小さいものがたくさん

結局葉っぱは400枚以上ついていた。途中で先生に

終わるめどが立ちません

と泣きつき、花は先生にやってもらった。だって、他のグループは続々と帰り、残っているのは私たちのグループだけになってしまったから。先生は

来年はもう少し遅くにチャンバーに入れないとダメだね

と言っていた。予想外に生長がよかったらしく、先生たちも驚いていた。

今日、ざっくりとデータ分析をした。予想通り、CO2を高めたほうが生長がよいようだった(麦ととうもろこしに関して)。

現実にはCO2濃度の上昇のほか、気温の上昇や日射量、湿度などの変化が起こって複雑になるでしょうから、もっと複雑な実験や考察が必要となるでしょう。が、学生実験なので、基本的なところで十分なのでしょう。
とりあえず、明日、ディスカッションなので、楽しみ。
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レズ疑惑

2006-01-24 07:45:48 | ジム・サウナ
友達とジムへ行ってきた。彼女は年末年始、帰国していてジムから足が遠のいてしまい、「あおちゃん、今日、ジム行く?」と声を掛けてきた。先週の木曜日も声を掛けてきたけれど、さすがにセミナー前日だったので断ったら、彼女はジムに行かなかったらしい。

ジムでは30分走って筋トレしてサウナへ。サウナはいつものようにミストサウナ。先客が2人いた。

私が何気なく、「ドイツって足裏マッサージのお店とかないの?」と友達に聞いたら、彼女が興味を示したので少しマッサージをした。私は足裏マッサージに何年も通っただけあり、自分で言うのもなんだけど、結構うまかったりする。彼女が「人にやってもらうのって全然違うね」と言いだし、「どうやるの?」と聞いてきたので2人でマッサージをしあうことに。

しばらくしたら先客が出て行った。彼女たちは長く入っていたのでしょう、と思い、それほど気にしなかった。

その後、若い女性が入ってきた。私たちは相変わらずマッサージをしあっていた。足裏から離れ、腕のマッサージをしていた。

彼女が出て行った・・・

えっと、2分も入っていなかったんですけど・・・やっぱりこれってレズと思われたのかなぁ、と友達と話した。サウナに2分って、ありえない短さ。友達は、

これって、『気遣い』だよね

と。ちょっと反省(リラックスすべき場所で気を遣わせてしまったようなので)。でもかなりおかしかった。
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リコーダーコンサート

2006-01-23 19:14:22 | Weblog
クラスメートの1人がリコーダーの演奏会の案内をしてくれたので行ってきた。学校にはSchloss(お城)と呼ばれる建物があり、その中の1室で演奏するという。

Schlossの中は事務室だったり、図書館だったり、講義室もあったりと、普段でも入れるけれど、コンサートに使った部屋は普段は鍵がかけられている部屋。そして普段入れる場所はものすごく質素なつくりなのだけど、その1室だけは「お城っぽい」と感じられる。

普段入れない場所だから、というだけではないけれど、コンサートに行ってみた。正直、「リコーダー」というと、どうも小中学生のときに吹いたリコーダーを思い、「微妙なところだよな」と思っていた。

コンサートは15人ほどで、5人がギター、10人ほどがリコーダーを担当。最初と最後の曲だけリコーダーとギターで合奏し、途中は別々に演奏した。

モーツァルトをリコーダーで

なかなか聞き応えがあった。低音部はちょっと・・・という感じもあったけれど、全体としてみてみればよかった。というより、やはり練習が大事なのね、と感じた。小中学生の音楽の授業のリコーダーなんて、ほとんど練習しなかったから。

"The Harry-Lime-Theme"。ギターで演奏したけれど、「お、聴いたことある」と思い、少し調べてみたら、映画「第3の男」のテーマ曲なんですね。で、ヱビスビールのCMソングでもあった、と。道理で聴いたことあるわけだ。

そのほか、スペインや南アメリカの曲も演奏した。一緒に行ったペルーのクラスメートが「懐かしい」と言っていた。

コンサート時間は1時間ちょっとくらい。あっという間だった。ちゃんとアンコールまでしてくれた。やはり音楽は気持ちが和んでいいものですね。
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