徒然留学日記

30にしてドイツ留学を思い立ち、その後結婚。日々経験したこと、感じたことをつづっています

新しい入居者

2024-07-20 14:37:55 | Weblog


日本から戻ってきた日、テラスでお茶をしていた大家さんと話をした。大家さんが『

新しい入居者がいる

んだけど、かまわないかしら』と言った。
新しい入居者?アリ?と密かに思った。私たちのアパート、毎年アリが出ていた。配水の管に沿ってアリが移動しているようだったけれど、2年前にセントラルヒーティングの管の水漏れを直したときに穴もふさがったのか、去年はアリが出なかったけれど、今年は日本に行く前日にアリが出ていた。毒を置いたりして対策をして日本に行ったけれど、ダメだったのかしら、と思っていたら、大家さんが『

シカ

なんだけどね』と付け加えた。なんでも庭に2頭来るのだとか。

ワクワクしながら待ったけれど、全然見当たらなくてソクチくんと『私たちが戻ってきてブラインドを開け閉めするからもう来ないのかもね』と話していた。
が、大家さんは時々『シカ、見た?連絡しようかと思ったけれど週末の朝8時前だったから連絡しなかったんだけど』と言うので、ちょくちょく来ていたのだとは思う。

そんなこんなでやっと今日、シカを目撃できた。
窓越しに写真を撮っていたら、シカが私に気が付いてどんどん家のほうに近づいてきた。好奇心旺盛らしい。近くの犬が吠えて庭から出て行ってしまったけれど。

その後、少し小さめのシカもやってきた。親子なのだろうか。

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北ドイツに散骨に行く

2024-07-03 18:54:11 | Weblog


『自分が生まれた島の海に散骨してほしい』と生前言っていたソクチくんの叔父が亡くなり、先日北ドイツへ散骨をしに行ってきた。

Norddeich Moleというブレーメンの北北西あたりの海岸から船に乗り、島には上陸せずに島の沖合で散骨をした。

(たぶん)土や砂でできている骨壺をゆっくりと海に沈め、参列者が花びらを海に投げ入れ、その場所を船が3周して鐘が鳴り、私たちは叔父さんとお別れをした。

鐘は8回鳴らされた。

その昔、船乗りたちは30分の砂時計を使っていて、砂時計を反対にするたびに鐘を鳴らしていたそう。8回鐘が鳴る(4時間経つ)と仕事の交代を行ったそうで、「8回の鐘=仕事の終わり=ゆっくり休んで」の意味があるらしい。

船長さんのスピーチは散骨の手順や鐘の意味の説明で、短いものの、その手順や鐘の意味するものの一つ一つが亡くなった人への敬意を表すもので、とても感動的で良いお別れができたと思う。

海岸沿いに石碑のようなものが立っている場所があり、そこに散骨した人のプレートがはめられていた。石碑は島ごとに分かれていて、プレートには名前、生年月日、死亡年月日、散骨日、散骨場所の緯度経度、散骨した船の名前が彫られていた。


自分の生き方、死に方など、いろいろと考えさせられた1日だった。
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忘れたころにストライキ

2024-04-27 16:11:56 | Weblog
今年に入ってから頻繁にストライキをしていたドイツ鉄道の運転士組合とルフトハンザの地上職組合、客室乗務員組合がそれぞれ会社と合意したようで、3月下旬からしばらくストライキはなかった。

ちなみに、ドイツ鉄道の運転士組合は、「ストライキ開始の48時間前の事前アナウンスをしない」と宣言し、実際、貨物列車のストライキ開始まで48時間なかったことがある。

で、ドイツ鉄道側は「発電所への燃料輸送や経済に深刻な影響を与える」と、ストライキの中止を求めて

裁判所

に訴えた。そして判決は

ストライキは合法

となり、そこから速やかに会社側と組合側が合意に達したよう。


さて、先週、私が住むエリアでUバーンとバスの運転士のストライキが2日間あった。ここ何週間かストライキがなかったのですっかり油断していたけれど、Uバーンとバスの運転士組合はまだ交渉中だったのか。Uバーンとバスは普段の生活に使っているので、影響が大きかった。

4月はイギリスやフランスでもストライキ実施のニュースを読んだので、物価上昇に給料が追い付かないんだろうな、と思う。いろんなものがすごい勢いで値上がり中。
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刺繍糸

2024-04-08 15:23:28 | Weblog


義母から25番の刺繍糸をもらってしばらくしてから、再び『まだ刺繍糸いる?』と聞かれた。義母は若いころは手芸は何でもしていたけれど、高齢になった今は、手元をいちいち確認しなくてもよい編み物をメインにしていて、刺繍はもうするつもりはないらしい。

ということで、写真左側の刺繍糸を今回譲り受けた。「これ、刺繍糸じゃなくて

毛糸

じゃない?」と思うくらいの太さだった。私は刺繍糸と言えば、25番(写真右)しか知らなかったけれど、25番とか、番号が付いているだけあって世の中には太さの違う刺繍糸があった。今回もらった刺繍糸は3番。

どういう作品に使うんだろう、3番の刺繍糸が通る針はあるのだろうか、と、疑問は尽きないけれど、とりあえず何か思いつくまでしまっておこう。
と、結局保管場所が変わるだけだったし、なんならスペースがたくさんある義実家に置いておいてもらった方が良かった気もする。

さて、この3番の刺繍糸、1綛は10メートル。ラベルにはどこ製とは書かれていないし、材質も書かれていない(書かれているメーカーはドイツのものなので、ドイツ製だし、昔は刺繍糸と言えば綿か絹なので、「材質は見ればわかる」らしい)。先にもらった25番の刺繍糸は1綛8メートルのものと10メートルのものがあり、10メートルのもののラベルにはやっぱりどこ製とか、材質は書かれていない。8メートルのものは西ドイツ製で綿100%と書かれている。やっぱり昔は1綛10メートルだったのだろうか。

ちなみに、義母からもらったものの、義母ももともとの持ち主(購入者)は知らないらしい。ソクチくんの祖母か大叔母あたりか。

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今年の桜終了

2024-04-03 14:40:54 | Weblog


いつもは今ぐらいが見ごろのはずの桜が今年は3月末でほぼ終了だった。ソクチくん実家近くの桜並木に行ったら、ほとんど散っていて、「毎年ここだけ少し遅く開花する」という場所の桜だけが満開だった(写真)。

先々週末は寒かった(しかも開花し始めているとは知らなかった)し、先週末は天気が悪かったし、と、今年はそもそも花見に向かない年だった気がする。




同じ公園内に水仙がたくさん植わっている場所がある。10年前くらいまでは別の場所に黄色の水仙がたくさん植わってたけれど、そちらは冬に雪が降るとそり遊びに使われるせいか、年々水仙が減り、今ではまばらに咲くだけになっていてちょっと寂しい。

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イースターエッグを作る

2024-04-02 14:50:34 | Weblog


週末はイースターだったので、友人家族とイースターエッグ(ゆで卵に色付け)を作った。ソクチくんの実家ではゆで卵を作るときに

玉ねぎの皮

を卵に巻いてゆでる(茶~黄色のまだら模様になる)ので、こういう市販品での色付けは初めてだったので興味深かった。

染料はパステルカラー6色セットの市販品。説明書きによると、ゆで卵が茹で上がってまだ温かいうちに染料につけると書かれていたけれど、私たちはゆで卵を持ち寄ったのですっかり冷めていた。
が、とりあえずやってみる。

用意するものは、
染料


ベーコンの脂身

酢は、染料が殻に入り込むように、殻を少し溶かす働きがあるらしい。

色付けは、卵を染料+水+酢の入った容器に入れ、4分待つだけ。
私たちの卵は、赤、青、オレンジ、紫に染めた。オレンジはちょっと薄かったけれど、きれいな色に染まったと思う。

お好みでシールを貼ったりした後、

ベーコンの脂身で艶出し

して終了。簡単にきれいなイースターエッグができた。


ドイツでよく見かけるイースターエッグのデコレーションに

生卵の殻

に絵をかいたりシールを貼ったりしたものがある。「生卵の殻」なので、中身は出してあるわけで、私も一応知識としては「生卵の上と下に穴をあけて中身を吹き出す」と知っていたものの、どうやって中身を出すのかは見たことがなかった。今回、友人のご主人が1つ、お子さん用に作ったけれど、

本当に私の知識のまま

だった。卵の上と下に爪楊枝で穴をあけ(下側は少し大きめにすると少し楽)、上側の穴に口をつけ、強く吹くと下の穴から中身が出てくる、という、力業だった。


と、ドイツではイースター時期に卵の消費量が上がると思うのだけれど、みなさん、どうやってゆで卵を食べているんだろう、と少し気になる。

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ストライキの季節-その4

2024-03-08 16:55:30 | Weblog
最近の話題はストライキだし、ストライキのまま季節が変わるのではないかと心配になる今日この頃。

先週は各地で地域の公共交通機関(Uバーンやバス)のストライキがあり(あお家の住む街でも2日間ストライキだった)、今はドイツ鉄道の運転士が35時間、ルフトハンザの地上職員が60時間のストライキ中、フランクフルトとハンブルクの空港のセキュリティチェックのスタッフが昨日ストライキを行った。

ドイツ鉄道の35時間ストライキの35は、

1週間の勤務時間を35時間にしたい

ことを表しているそう。現在は38時間だそうで、会社側から提示されたのは、2026年に37時間、2028年に36時間で給料はそのまま、というものだったけれど、労働組合は35時間を要求しているらしく、ストライキになった。

運転士が何人いるのか知らないけれど、仮に1,000人とすると、勤務時間を週1時間減らすと、1週間当たり1,000時間分人が足りなくなるので、通常の採用に加えて30人ほど必要になる計算。そう思うと、とりあえず2年間は今の勤務体制を維持しつつ、運転士の採用・訓練を行う、という会社側の提案はもっともな気がするけれど、組合側は満足していないらしい。

そして、今までは48時間前までにストライキのアナウンスをしていたけれど、今後は事前アナウンスしないかもしれない、と発表した。突然ストライキになったら帰宅できない人が続出しそうな気がする。

ルフトハンザは今回も日本線を含む多くのフライトがキャンセルになった。
そして、交渉の行方次第では来週、キャビンクルーがストライキをするかもしれない、という報道があった。


私のドイツ人の友人がもうすぐルフトハンザで日本旅行を予定している。日本路線はフランクフルトかミュンヘン発着なので、私たちが住む街からフランクフルトあるいはミュンヘンへ行く必要がある。予約は私たちが住む街からスタートなので、ハブ空港へ行く手段は

電車(ドイツ鉄道運行)または飛行機(ルフトハンザグループ運航)

で、どちらも今のところ賃金交渉真っ最中で、今後もストライキの可能性がある。運よく行けるといいなぁ、と思う。

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ストライキの季節-その3

2024-02-25 18:45:16 | Weblog
先日はルフトハンザの地上職のストライキがそこそこ大きめの空港であり、日本路線を含む長距離路線も何便か欠航になっていた。

たまたま見た記事には、ルフトハンザの地上職の組合が12.5%の賃金上昇を求めたのに対し、会社側は10%上昇を回答し、従業員(組合員?)の96%がその回答に不満を示している、とあった。

「会社側から10%上昇の回答は悪くないんじゃない?」と思いながら記事の続きを読んだ。

地上職員の多くは時給13~14ユーロ

とあり、今年に入り、ドイツの最低時給が12.41ユーロになったことを踏まえると、「確かに12.5%アップ欲しいかも」と思った。


私が住んでいる街の公共交通機関も今月2回目のストライキをした。ソクチくんはどうしても変更できないミーティングがあり、車で朝5時半に出ていき、午後4時前に帰ってきた。朝はさすがに早すぎて渋滞なし、午後も街中で少し渋滞したものの、おおむね順調だったようで、これもコロナでホームオフィスが増えたからかな、と思う。


さて、明日からの週はドイツはどうやら

ストライキ・ウィーク

らしく、賃金交渉がうまくいっていないドイツ各地のUバーンとバスの運行会社がストライキを予定している。ストライキが1日だけの会社もあれば、3日間の会社もある。今のところ、私が住んでいる州はストライキのアナウンスはないけれど、だからと言ってストライキがないことが確定しているわけではなく、ストライキの予告は

開始48時間前

までにすることになっているので、まだどうなるのか不明。いつになったら終わるんだろう。



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目の炎症再び

2024-02-20 23:50:45 | Weblog
去年の11月に眼科で『慢性的な炎症』と診断され、クリーナーで目の縁を拭くことを勧められたので、約1か月半続けた。

その結果、下まぶたの縁に10カ月以上あったできものが消え、目も無事に

異物感なし

となったので、クリーナーを2箱消費したところでやめた。

それから約1カ月。

再び左目に異物感

を感じるようになった。上まぶたを少しめくってみたらプチっと

小さなできもの

ができていたのに気が付いた。
11月の診察の時に『顔にできているできものも同じ菌よ』と言われたけれど、今回、

顔の左側にブツブツ

と赤くなっている箇所(痛くもかゆくもない)があるので、先生が言うようにやっぱり同じ原因なのだろうか。


早速薬局でクリーナーを買い、毎晩蒸しタオルを5分ほど目の上に載せ、その後クリーナーで拭いていたら、

1週間ほどでずいぶん改善

した。再開して2,3日後には蒸しタオルを載せて5分後、一時的に異物感を感じなくなったので、蒸しタオルもクリーナーも効果はあるのだと思うけれど、今、再開して2週間ほどたったけれど、今一つ、すっきりと快調、とはならない。もっと長く続けないとだめなのかな。

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DHLの追跡サービス

2024-02-03 17:49:56 | Weblog
1月下旬、日本の友人たちに2キロまでの小型包装物でプレゼントを送った。いつもは12月に発送するけれど、去年の12月はコロナに感染していたので、バレンタインデー到着を目指した。

郵便局に持って行ってから2、3日でフランクフルトのセンターに届き、エクスプレスではないので、そのセンターで1~3週間ほど順番を待って空路で日本に到着するのが今までの経験。ちなみに、日本に到着してからは早い。曜日にもよるけれど、3日くらいで配達済みになる。

小型包装物はオプション(4ユーロ)で追跡サービスをつけられるので、追跡サービスを付けた。
毎回問題なく追跡でき、

どのフライトに乗せられるか

も表示される。大体成田着で、ごくまれに羽田着。
フランクフルトを出ると、日本の郵便局の追跡サービスに登録されたことがDHLの追跡サービスに表示される。

が、今回、

近所の郵便局から動かない

。さすがにいつまでも郵便局に残っているとは思えないので、フランクフルトのセンター到着時にスキャンをしなかったのかな、と思っていた。フライトにアサインされればまた追跡できるだろう、と待っていた。

友人から『

届いた!

ありがとう』と連絡があった。「え?」と思ってDHLのページを確認したら、やっぱり最終エントリーは近所の郵便局。
まだ送ってから10日だし、と日本の郵便局の追跡ページを確認していなかったけれど、確認したらきちんと登録されていて、私が郵便局に持って行ってから

1週間後

には飛行機に乗っていた。予想外に早かった。
無事届いたのは良かったけれど、追跡サービスの意味はなかったな。

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