徒然留学日記

30にしてドイツ留学を思い立ち、その後結婚。日々経験したこと、感じたことをつづっています

2008-10-31 03:19:14 | Weblog
今週は寒い日が続いている。今朝出かけるときは雨が降っていた。大学はちょっとダウンタウンから離れたところにあり、普段はUバーンとバスを使って通っている。

Uバーンでダウンタウンからちょっと郊外(1ゾーンと2ゾーンの間)に向かうとき、トンネルをくぐる。トンネルに入る前は確かに雨が降っていたけれど、トンネルを抜けたら

雪が降っていた

しかも、積もっている。そうか。だからこんなに寒かったのか、と納得。部屋のヒーターを最強にしているけれど『暑い』と感じるまではあがらない。少し前まではうっかりすると『暑い』と思うことがあったけど。

午前で雪はやんだ。帰りは朝とは別のルートで帰ってきたから雪は見かけなかった。朝大学で積もっていた雪はほぼ溶けてしまった。でも、もう雪が降ってもおかしくない時期なんだなぁ、と思った。
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新居お披露目パーティ

2008-10-30 15:55:54 | Weblog
4月に結婚式をあげたインド人の元クラスメイトが先日、奥さまを連れてドイツに戻ってきた。新居探しに時間がかかっていたようだけれど、無事見つかり、掃除も出来たので近くに住む人を招いてパーティとなった。

パーティ当日の3日くらい前に別の友達から『今度の土曜日に彼がパーティを考えているそうだよ』と連絡をもらった。

…私、招かれてないし、彼のことだからパーティしないんじゃない?と思っていた。

金曜(前日)の昼間。
友達から『土曜日、パーティをするって決めたみたいだよ』と情報が入った。それでも本人からの連絡はまだない。

金曜の夜。ようやく本人から電話。

それにしてもずいぶん急な話だ。まぁ、彼自身も、『誰かから聞いていると思うけれど』と前置きをした上で誘ってくれたから実際、そこまで急な話ではない、とお互いに認識をしているけれど。
フラットの場所を聞いたら、

前と同じ通りで、番地が違うだけ

といわれ、番地の番号を教えてもらった。

当日。
結婚祝いとして

電気屋の商品券120ユーロ分

と花を渡した。その商品券は、

分割して使える

優れもの。1回で使い切る必要はなく、こまこましたものをちょっとずつ買う、という使い方が出来る。

バスで彼のフラットに向かった。以前と同じ通り、ということで、バスを降りてからその方向に向かったら、もう1人のインド人が、『そっちじゃない』と言い出した。

いや、でも、前と同じ通りならこっちだし、ということで、そのインド人にホストのインド人に電話をしてもらった。電話の結果は

よくわからない

ホストのインド人のヒンドゥー語は下手らしく、よく分からないらしい。結局ホストのインド人にバス停に来てもらうことにした。そのホストのインド人、

道路の向こう側からやってきた

間に比較的大きい通り(バス通り)をはさんでも2つの道が同じ名前だなんて想像していなかった。

サラダ、カレー2種類、デザートを出してくれた。カレーはやっぱりとてもおいしかった。しかも、私たちが辛いものになれていないから、といって、チリは別に出してくれ、好きな人は自分で足せるようにしてくれた。

彼のフラットはキッチン、大きいリビングと2部屋だった。最初、リビング以外の2部屋のドアは閉まっていたけれど、

一緒に行った友達が勝手に開けた

しかも、当然のように。日本では閉まっているドアをわざわざ開けて『この部屋はどうなっているんだろう』と見ることはないと思うので、とてもびっくりした。もし今後、複数部屋があるフラットに住み、誰かを招くことがあるのなら、

どの部屋もきれいにしておかないといけない

らしい。ま、汚かったところで誰も気にはしないと思うけれど。
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滞在許可延長

2008-10-24 02:13:30 | Weblog
『仕事を探すための滞在許可』は半年毎2回(合計1年)まで取得できるので、先日、2回目の取得をしてきた。外人局に行く前に友達と話しをしたら、彼女は

修論の口頭試問の日付から1年間

しかこの滞在許可をもらえなかったという。そうなると、私はあと1ヶ月でドイツを出ないといけない。でも、前回、滞在許可を取ったとき、『あと半年間延長できる』と聞いたし、夏に再び聞きに行ったときも同じことを言われた。ドイツでは

担当者によって言うことが違う

から彼女は口頭試問から1年しか出なかったのかなぁ、と思いつつ、延長当日、緊張しながら外人局に行った。

結果的には何の問題もなく半年出た。ただ、今のバイト契約では今後、滞在許可を取ることはできないらしく、

他の仕事を探すつもりはないの?
見つからなければ半年後には出て行ってね

と念を押された。私だって不法滞在するつもりはないから、合法的に滞在できなくなったらもちろん帰国する。

この話を友達にした。彼女は

書類にサインした?

ときいてきた。何の書類かというと、

仕事が見つからなければ出国します

という書類らしい。友達は『仕事を探すための滞在許可』を1年間取ったので、今、Ph.Dをしているけれど、それが終わったらすぐに出国する、という書類にサインをして学生の滞在許可を取ったらしい。

別の友達(南米出身)は、半年間のインターンシップのための滞在許可を取ったとき、『もうこれ以上のインターンシップはしません』という書類にサインをしたらしい。

私はそういう書類にはサインをしていない。と友達に言ったら、

出身国によって扱いが違うんだよ

と言っていたけれど、私は『担当者による違い』なのだと思う。もしこれから私がPh.Dを始めたり、インターンシップをしたら、そのときはサインを求められるのではないかと思う。
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不況

2008-10-15 04:56:13 | Weblog
3月にタンデムくんと会ったとき、タンデムくんが

大不況が来るから、就職するなら早いほうがいいよ

とアドバイスをくれた。日本にいてニュースを見たり、新聞を読んだりしていればまた違っただろうけれど、今現在、私のニュースソースはインターネットばかりだし、あまり経済関係は積極的に目を通さないので、『そうなのか』くらいにしか思っていなかった。なので、

こんなに早く深刻な状況になるとは

まったく考えてもみなかった。

私が大学を卒業した年はいわゆる『就職氷河期』。バブルの頃や、景気が回復した最近は大学にたくさん求人が来ているけれど、私たちの年は資料請求をしても

次年度は採用を見合わせます

というような返事が山ほど届いた。そして今。まだ本格的に就職活動をしているわけではないけれど、『就職』は常に頭の片隅にある。そしてそろそろ真剣に考えないといけない時期になった。なのに、

また不況の時期に就職活動か

<円高ユーロ安>
日本もそれほど景気がいいとは思えないけれど、最近の円高にはびっくり。対米ドルは当然としても、

ユーロに対してもか

1ユーロ165円くらいの頃から比べると、今、20円以上の円高。

私の貯金額と給料、目減り中

円からユーロにしたとき、確か、140円くらいだったと思うから、それよりは円高にならないで欲しいなぁ。でも、まぁ、今すぐユーロから円に換えるわけではないから、とりあえず毎日為替をチェックして一喜一憂するのはやめた。ユーロで給料をもらっている限りは1ユーロは1ユーロ、ということで。

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手書きの文字

2008-10-10 03:57:14 | 勉強
パソコンで文書を作ることが多くなったとはいえ、ちょっとしたメモは手書きのことが多い。最近、教授やポスドクと『ちょっとした』ことを話すことが増え、

教授もポスドクもメモ(図入り)を書きながら話をしてくれる

私もメモを書きながら聞いていると『このメモはあおのだよ』と言ってくれるので、最近はメモを取らず、単語を聞き漏らさないことに集中するようにしている(私はメモをがんばって取ると、聞き漏らすことが多い)。なぜなら、

後から見るとメモを読めないから

教授の字はまだ判読可能(一部推測が必要)だけれど、ポスドクの字は正直、

これ、ポスドク自身、後から読み返すことはできるのか?

というような字。私もとても人のことを言えるような字は書けない(丁寧に書いてもまだ汚い)けれど、最初に彼の字を見たときはかなり驚いた。彼の字は

予備知識がないと読めない

最近は、教授やポスドクがメモを書いてくれている最中に

私もその紙にメモを書き込む

ことにした。2人ともいい気はしないだろうけれど、そのほうが確実なので気にしないことにした。

日本人はどんなに『字が下手』といっても読めないことはない(読めなかった人に出会ったことがない)ので、心底驚いた。


1年位前、オーストリア人のPh.Dの学生が、教授かポスドクの手書きの紙を私のところに持ってきて、『これ、なんて書いてあるか分かる?』と聞いてきたことがある。

やっぱり何人であっても読めない字はあるんだ

と気が付いた。それまでは『外国人はみんな、こういう字を読めるんだ』と本気で思っていた。
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マンゴー

2008-10-09 04:09:18 | Weblog
昇給後買うようになった食材はレバーだけでなく、果物も。果物は日本で買うよりも安い。特に量り売りではなく、

1kg(以上)パック

のもの。1人暮らしで1kgパックを買うのもね、と思うけれど、やっぱり安いのでパックのものを買ってしまう。
りんご1kgを買うのは気合と決心が必要。ドイツのりんごは日本のものよりも小ぶりだけれども、さすがに1回に2個は食べるのはきつい。なので、気をつけて見ておかないと気が付いたら傷んでいる、ということになりかねない。

さらには、売られている商品もよく見て買わないと傷んでいることが多々ある。この前買ったみかん(1kg)は傷んでいるみかんが入っていないパックを探すのが大変だった。こういうあたりがドイツだと思う。

先週買ったのはマンゴー。1個70セントくらいだった。数ヶ月前は安いときは50セントくらいで売っていたから、そのときと比べると高いけれど、それでも普段よりは安かったから2個買った。

買ったときは『まだ青いから、1週間くらい置いてみるか』と思っていたけれど、数日後、待ちきれず、『においもしてきたし、むいてみるか』と1つ、むいてみた。

かなり青いよ…

しまったなー、まだ全然黄色くなかった。やっぱりまだもう少し置いて置けばよかった。それでも食べてみた。予想通り

すっぱい

もう1つはちゃんと熟してから食べよう。

ちなみに、私はドイツで初めて生マンゴーを食べた。当然、種がどう入っているかとか分からず、ネット検索で調べた。インターネットってすばらしい。
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レバーとハツ、砂肝

2008-10-07 02:51:57 | Weblog
ほんのわずかではあるけれども4月(手取りが増えたのは5月)から昇給したので、食生活を見直すことにした。とりあえず、その昔、授業で血液分析をしたときにレバーを食べたほうがいいといわれたことを思い出し、月に1回ほどレバーを買うことにした。

レバーの調理は初めて

レバーは好きだけれど、自分で調理をしたことはなかった。そして、300gが1.65ユーロなのも高いのか安いのかさっぱり分からない。

まぁそれでもとりあえずビタミンAを、と思い、買って炒めたり煮てみた。

おいしい!

でもさすがに頻繁に摂取するのははばかられるので、月に1回と決めた。

鳥の内臓は私がよく行く3箇所のスーパーのうち、1箇所でしか扱っていない。しかも、毎日置いてあるわけではない。売られているのは

レバー、心臓、胃

どれも100gあたりの値段は同じで、300g前後でパックされている。レバーと心臓(ハツ)はすぐに分かったものの、内臓系は買ったことがないので、『胃』と書かれたパックを見ながら

砂肝に見えるけど、胃って砂肝のことかなぁ…

と考えること数分。そういえば友達も前、『砂肝を食べた』って言っていたよなぁ、と思いつつも自信がなかったので、家に帰ってネットで調べ、『砂肝は胃の一部』らしいということが分かり、購入。こちらもおいしかった。

『心臓』はさすがに考えている。

心臓300gって…

レバーと一緒に売ってくれるとかしてくれればいいのに。心臓1つ10gとして30個近くかぁ。と考えると手が出ない。

内臓系は毎日お店に並ぶわけではないけれど、前、心臓2パック=約600g=約60羽分並んでいるのを見たことがある。もしかすると3パックだったかも。日々、大量の鶏(だけではないけれど)をいただいているんだなぁ、と思った。

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ラッピングコーナー

2008-10-05 02:31:28 | Weblog
街にあるスーパー以上デパート未満のとあるお店には

ラッピングコーナー

がある。レジでプレゼント用の包装はしてくれないけれど、そのお店で購入したものを自分で無料でラッピングできる一角。フロアの隅にあって

ちょっと薄暗いコーナー

というのが玉に瑕。置かれているラッピングペーパーは2~3種類。この前プレゼントを買ったときは2種類は無地のペーパーに小さくお店のロゴ入り(でも目立たない)で、もう1種類はお店のロゴなしでかわいらしいペーパー。

このコーナーにはラッピングペーパーのほか、はさみやテープ、リボンが置かれていて好きに使用できる。リボンは5~6色置かれているけれど、無料だけあって細いし、ちょっと安っぽい感じはする。

肝心のラッピングは、ラッピングペーパーを適当な大きさに切り、プレゼントを包んでリボンをかけて終了。コーナーには見本がいくつか置かれていて参考に出来る。

いつも不思議に思うのは、

サービスとはいえ、大きく赤字になることはないのかしら

ということ。お店の人が監視しているわけではないからごっそり持って行こうと思えば持っていける気がする(目立つけど)し、『失敗した~』といって何度もやり直す人はいないのかしら。

でも、ラッピングペーパーとか買うと高いから、誕生日プレゼントくらいならこういうところで無料でラッピングが出来るのはとてもありがたい。
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L'OREAL sanfte Reinigungsmilch

2008-10-04 02:50:09 | コスメ


クレンジングを探してドラッグストアに行くと、『Reinigungsmilch』がクレンジングかなぁ、と思う。洗顔料ぽいものは別にあるし。でも、使用法を読んでみるとどのメーカーも

毎日朝晩お使いいただけます

となっている。朝晩かぁ。これは洗顔料なのだろうか、それともクレンジングなのだろうか。ちなみに、目元用のクレンジングは別にある。そこに書かれている『entfernen』が『クレンジング』という意味だろうと想像して、いろいろなメーカーのReinigungsmilchのパッケージを見てみても、その単語は見当たらない。

やっぱりクレンジングとは違うのかなぁ、と思ってふと目を上げたらそこに写真の商品が。そこには『Entfernt Make-up』とある。これだ!と思って購入。乾燥肌、敏感肌用だし、多分大丈夫なはず。

裏側に『肌の毎日のお手入れ法』が書かれていた。

1. Reinigungsmilchで洗う
2. 化粧水でお手入れ
3. 日中用または夜用クリームを塗る

…ステップが少なくないか?クレンジングで洗った後、洗顔しなくていいの?乳液は?と疑問だらけ。

デパートの化粧品売り場に行ったらまた違うのだろうけれど、そういえばドラッグストアで乳液を見かけたことはないような気がする。

とりあえず疑問は置いておいて早速Reinigungsmilchを使ってみた。

マスカラはきちんと落ちた!

ちょっと意外だった。もしかして化粧は落ちないのでは?と疑っていたので驚いた。で、ぬるま湯で流してみた。

微妙に気持ち悪い

いくらすすいでも『ぬるっ』とした感じが落ちない。でもその分、肌はしっとりしているけれど。日本のクレンジングのほうがさっぱりと仕上がる。

これはReinigungsmilchの成分が肌に残っているのか、あるいは日本のクレンジングのほうが肌からいろいろなものを奪っているのだろうか。今のところは問題ないけれど、もし調子が悪くなったらまた日本の製品を使おう。
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ドイツ生活丸4年

2008-10-03 20:38:53 | Weblog
今日はドイツは祭日。

2004年10月3日にドイツに来て早4年。当初はこんなに長くドイツに滞在するつもりはまったくなく、

大学が終わったら帰国して就職

と考えていた。ドイツでの2年は私の人生の休暇で、その後は嫌なことがあっても転職せずに定年まで働く、と考えていた。そのために、貯金はドイツ滞在2年分しか移動させなかった。貯金が底をついたら帰国を考えよう、と思っていた。減る一方の貯金を眺めてため息をついたこともある。そんな時、知り合いのポスドクに『バイトをしてみないか』と声をかけてもらった。

もちろん、生活費すべてをまかなえるほどは働かなかったけれど、貯金の減り具合はゆるくなってほっとしたことを覚えている。

このころはまだ2年で帰国する気満々だった。修論を書いているあたりから雲行きが怪しくなってきた。誰も面倒を見てくれなかったから勝手に修論を提出して修論のやり直しを言われ、でもさすがに悪いと思ったのか、私の研究活動にバイト代を払ってくれることになった。

このときは他の研究室のバイトと掛け持ちし、生活費はすべてバイト代でまかなっていた。旅行とかに行かない限り貯金が大きく減ることはなくなった。

修論が終わり、どこまでもポジティブな教授とポスドクがまた続けてバイト契約をしてくれることになり、今度はこの研究室だけで最大時間契約してくれることになった。

そして今に至る

当初の留学計画ではバイトなんて考えてもいなかった。ドイツ語はできないし、私の英語力では到底仕事なんて見つからない、と思っていた。1回目の修論はうまくいかなかったけれど、ほかの事はたいていうまくいっていると思っているし、私の当面の目標の

くいっぱぐれないこと

も達成している。ありがたいことだけれど、

完全に帰国するタイミングを見逃している

バイトの契約を更新してもらえない、とか、何かきっかけがない限り帰国への重い腰が上がらない気がする。
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