徒然留学日記

30にしてドイツ留学を思い立ち、その後結婚。日々経験したこと、感じたことをつづっています

一時帰国(2018年初夏)-東京編その2

2018-06-20 01:55:44 | 日本


お台場にはあまり興味がなかったけれど、日本旅行をする外国人もよく行く、と聞き(Lonly Planetのガイドブックにも載っていた)、今回はお台場にも行った。『お台場はアクアシティお台場(か別のモール)のプレオープンの時に会社の同僚に誘われて行ったことがあるくらいかな』と思っていたら、今回一緒にお台場に行った友人に『そういえばさ、

あそこでBBQした

よね』と言われたら、ぽろぽろ思い出した。BBQもしたことがあれば、日本未来館にもフジテレビにも行ったことがあった…

何回か行ったことのあるお台場だったけれど、全部友人に案内してもらって自由の女神像も見たし、ユニコーンガンダムも見た。1/1モデルだとこんなに大きいのか、とびっくりした。

時間になると関節が光ったり、角が動いたり、と、ただ立っているだけではなく、若干変化があって面白かった。

私もソクチくんもガンダムファンではないけれど、せっかくなのでダイバーシティ東京にあるガンダムベースに行ってきた。ちょっとしたガンダム博物館という感じで面白かった。一番興味深かったのは、ガンプラの製作工程や技術について学べるコーナー。細部までのこだわりが感じられた。

ガンプラの作品展示もあり、ただ単にガンプラを作るではなく、一部をわざと壊して独特の世界観を出していたりして、もはや

アート

だった。

デックス東京ビーチでは、昭和の商店街をイメージした台場一丁目商店街を歩いた。懐かしい駄菓子が売られていたけれど、当然価格が高くなっていた。




ざっとお台場を観光した後は、浜離宮恩賜庭園へ。浜離宮恩賜庭園へは初めて行った。

浜離宮恩賜庭園には、潮の干満に従って水門を開閉することで池の水位を調整し、池の趣が変わる潮入の池がある江戸時代の代表的な大名庭園。その昔は、清澄庭園や旧安田庭園なども昔は潮入の池があったけれど、現在海水が出入りする池はこの池のみらしい。

高層ビルと庭園のコントラストがなかなか面白かった。

浜離宮から銀座に向けて歩いている途中に中銀カプセルタワービルがあった。友人によると、黒川紀章が設計したビルで、メタボリズムの代表的作品であるらしい。メタボリズム=代謝という名の通り、古くなったり、機能が合わなくなったりしたユニット(例えば部屋)を丸ごと取り換えることで、変化に対応する、という考えらしい。

以前はユニットが中銀カプセルタワービル内に展示されていたらしいけれど、今はないようで、見学できなくて残念だった。
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一時帰国(2018年初夏)-東京編その1

2018-06-07 00:00:32 | 日本


初日はまず、新宿御苑へ行った。新宿御苑は、私が日本に住んでいた時にお茶を習っていた先生が、他の社中の先生たち(他流派だった)と一緒にお茶会を新宿御苑で催して以来、

2回目の訪問

だった。お茶会の時はお茶室のみにしか行かなかったので、今回初めて散策してその広さに驚いた。

写真はフランス式整形庭園で見事に咲いていたバラ。フランス式整形庭園の隣には、イギリス式風景庭園があり、こちらではたくさんの人がくつろいでいた。そして、少し離れたところに池泉回遊式の日本庭園があり、こちらも見事だった。

日本庭園には、昭和天皇の御成婚を記念して、当時の台湾在住邦人の有志の方々から寄贈された旧御凉亭がある。中から日本庭園を眺めることができる。建物は中国風建築。

御苑内には大温室(2階建てで滝もあり、滝の裏も通れる)もあり、中には

実をつけているカカオの木

もあった。実がついているカカオの木は初めて見た。こんなにいろいろ見ることができて入園料200円は破格だと思う。




次は東京駅丸の内駅舎を見学した。私は去年、東京駅丸の内駅舎を十分堪能したけれど、ソクチくんは初めてだったので、外観と北ドーム見上げ装飾(写真)に案内した。

その後一緒にいた友人が、『新丸ビルのテラスから東京駅丸の内駅舎を見られるよ』というので、新丸ビルへ移動した。去年KITTEの屋上庭園から見たのもよかったけれど、新丸ビルは駅舎正面なので、こちらもまたよかった。

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一時帰国(2018年初夏)-姫路編その3

2018-06-06 00:00:57 | 日本


姫路は食べ物もおいしかった。

初日に食べたのは、やま義のアナゴ弁当(写真)。店内で食べる場合は予約できないそうだけれど、テイクアウトは予約できるとのことで、友人が午前11時の開店にあわせて予約してくれてあった。

10時半くらいにやま義のある商店街をうろうろし始めたけれど、その時点で

行列

ができていた。

11時少し前にお弁当を受け取るのに再びお店に行ったら

長蛇の列

になっていた。

お弁当をもって姫路城の公園へ行き、そこで食べた。アナゴは3色で、どれもおいしかったので、難なく完食。




翌日はやはり友人が予約してくれ、圓教寺会館で精進料理(写真)をいただいた(子どもたちと友人の旦那さまは精進天丼を食べた)。圓教寺会館は宿坊にもなっているようで、友人の子どもたちが通っている小学校では、林間学校でその宿坊に泊まるらしい。

私たちが通された部屋は、テレビやエアコンが付いていて、お庭の眺めも楽しめる広めの部屋だったけれど、林間学校で子どもたちが使用する部屋にはテレビもエアコンもないらしい。そして、真夏に泊まるけれど、寝具は

毛布

が用意されているらしい。
などということから、私たちが通された部屋は

先生たちが使う部屋

だねという結論になった。

さて、頂いた精進料理は、

何を食べているのかイマイチ分からないけれどおいしかった

。さすがに野菜はわかったものの、例えば、一番奥の真ん中の緑の食べ物は、とてもモチモチしておいしかったけれど、何なのかさっぱりわからなかった(実家に帰って母に聞いたところ、『生麩じゃないかな』と言われた)。ど真ん中にある茶色いグルテンも少し肉っぽい食感でおいしかった。

私たちが食べたのは1,600円のランチ(もっと高いものもある)だったけれど、量も十分だった。

ちなみに、精進天丼は当然

野菜天丼

だった。


友人は『おやつに姫路おでんやたこ焼きも』などと考えてくれていたようだったけれど、姫路城観光に思いのほか時間がかかったので、残念ながら今回は食べられなかった。また機会があれば行きたい。

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一時帰国(2018年初夏)-姫路編その2

2018-06-05 01:17:19 | 日本


姫路観光2日目は、ラストサムライのロケにも使用されたという、書写山の圓教寺に行った。ロープウェイで登り、そこから仁王門へ行く途中の姫路市がよく見える場所で『ここから姫路城が見えますよ』と説明している男性に会った。

その男性が『あそこに丘が見えるでしょ。そこから右に行って…』と詳しく説明してくれたけれど、残念ながら私には見つけられなかった。その男性によると、『お城を「白い」と思っていたら見えません』とのことだったので、見つけるのは難しいと思う。

その男性は、ラストサムライ撮影時の(主に)トム・クルーズの話を面白おかしく話してくれて面白かった。

写真は圓教寺の摩尼殿。京都の清水寺と同じ舞台造。

摩尼殿からもう少し歩くと、大講堂、食堂、常行堂がコの字に並ぶ三之堂に出る。私たちが行った日は文化財特別公開をしていて、大講堂や常行堂のご本尊などを見ることができた。常行堂のご本尊は阿弥陀如来坐像で、頭部の螺髪が青っぽくなっていてびっくりした。

食堂は本来は、修行僧の寝食のための建物らしい。総二階なのも珍しいけれど、内部が広大な1室なのも珍しい。現在は、1階が写経場、2階が宝物の展示場となっている。

さて、私たちが書写山に見学に行った日は、書写山スタンプラリーが開催されていた。

ロープウェイ内で案内があり、スタンプラリーの台紙はその山上駅で入手でき、摩尼殿、三之堂、開山堂、ロープウェイの山麓駅、そしてゴールの書写の里・美術工芸館でそれぞれスタンプを押し、

スタンプが5つそろえば参加賞プレゼント!

となっていた。美術工芸館はロープウェイの山麓駅から少し離れているけれど(徒歩圏内)、参加賞をもらえるなら、と、友人の子どもたちと一緒に私たちも1枚台紙をもらった。

美術工芸館の入り口ドアに「スタンプラリー開催中。

抽選で景品をプレゼント

」と書かれていたので、私たちは思わず『あれ?参加賞じゃなくて抽選?』と顔を見合わせた。

とりあえず最後のスタンプを押し、係の人のところに紙を持っていったら、『はい、ボールを1つひいてください』と言われたので、くじ運のない私よりも、無欲なソクチくんがひいたほうが当たるかも、とソクチくんにお願いしたら、『あおのスタンプラリーなんだから、あおがひくべき』と言われ、どちらがひくべきか話していたら、係の人が、『お二人とも書写山に行かれたんですよね?だったら

1人ずつひいてください

』と言ってくれたので、ボールを2つひいた。なんて太っ腹なんでしょう。

ソクチくんが当てたのは千姫のポーチ。私は「この3種類の中から1つ選んでください」という、本当の

参加賞

だった。私は『官兵衛を訪ねて』という、兵庫PRのDVDを選んだ。その他の景品はクリアファイルなどあり、想像よりも豪華な『参加賞』だった。




圓教寺見学後は、ドイツのノイシュバンシュタイン城を模した白鳥城がある太陽公園へ行った。帰りの電車の時間が近づいていたので、行くのを止めようかとも思ったけれど、友人の子どもたちが『ぜひ行きたい』と言うし、ソクチくんも

ノイシュバンシュタイン城に行ったことがない

ので、行ってきた。

遠くから見ると本当にノイシュバンシュタイン城だった。
近づくと、やっぱり新しいし、使っている素材も異なるので、同じ感じには見えなかったけれど、十分似ていると思う。

内部はトリックアート展になっていたので、子どもたちは結構楽しんでいた。
その他の展示物は、世界の衣装だったり、くるみ割り人形やその工房を再現したものや、

ノイシュバンシュタイン城の王座の間(王座に座って記念撮影可)

などがあった。

この太陽公園は、白鳥城のある城のエリアと、凱旋門やピラミッドなどの建造物・石造彫刻の石のエリアに分かれている。

城のエリアを見学し終わった段階で、『1時間後くらいには駅に行きたいよね』という時間になったが、友人の子どもたちが『せっかくだから石のエリアも行きたい』というので、友人の旦那さまと子どもたちは

走って

石のエリアを見学することにした。パンフレットによると、石のエリアの平均所要時間は120分となっている。さて、どのくらいで戻って来るかな、と思っていたら(私たちはお土産屋さんで待機)、

30分

で戻ってきた。

話を聞くと、建造物に走って行って写真を撮って、また次の建造物に走って行って、を繰り返したらしい。一緒に行かなくてよかった、と心底思った。

これで姫路観光終了。国宝からテーマパークまであって面白かった。
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一時帰国(2018年初夏)-姫路編その1

2018-06-03 00:00:42 | 日本


日本のお城に興味を持ちだしてからずっと行ってみたかった姫路城にやっと行ってきた。姫路に住んでいる大学時代の友人が『泊まっていっていいよ』と言ってくれたので、姫路に1泊した。

新幹線に乗車中にすでに姫路城が見えてびっくりした。電車の駅からこんなに近いなんて。駅からバスも出ているけれど、徒歩でも十分行けるし、駅を出てまっすぐなので道に迷う心配もない。

そして、知識として「姫路城は白い」とは知っていたものの、実物を見て思わず『本当、白いね』とつぶやいてしまった。友人は、『改修後、地元の人でも「うわっ、白っ」って言っていたよ。今は

だいぶ黒っぽくなった

ね』と言っていた。

さて、姫路城へ行った日は天気も良く、人力車のお兄さんに『

チケットを買うまでに30分、そこから入り口まで1時間半

だよ』と教えられ、驚いたけれど、中を見ないわけにはいかない。チケットを購入し、片側が石垣に乗っている菱の門をくぐり、まずは百間廊下を見学。渡櫓が連なっていて、城外側には石落としや狭間があり、敵の侵入を防ぐようになっている。城内側は侍女たちの部屋がある。化粧櫓(だと思う)には、千姫の人形が置かれていて、その部屋には

畳が敷かれている

けれど、侍女たちの部屋は板張りだった。

百間廊下の出口から大天守が見えたので、直接大天守のほうに行けるのかな、と思ったけれど、再び菱の門まで戻らないといけなかった。

いの門ですでに行列が始まっていた。大天守にたどり着くまでに約1時間、大天守の最上階に行くまでにさらに約30分だった。大天守の最上階には神社があってびっくりした。

出口から帰るとき、

忍者

が待ち構えていて、見学者一人一人を切っていた。別の見学者が切られているうちに通り抜けようとしても、その忍者は

刀を2本持っていて

両手で見学者を切っているのが面白かった。




姫路城見学後は、お城から歩いて3分程度の場所にある姫路城西御屋敷跡庭園「好古園」に行った。好古園は、姫路城を借景にして、1992年に西御屋敷跡に作られた日本庭園。広さは約1万坪で、9つの庭園から構成されている。1万坪だけあって、ぐるっと回るだけでもちょっとした散歩になる。

写真は、好古園最大の庭の「御屋敷の庭」で、池泉回遊式庭園。池には約250匹の鯉がいるらしい。

その他、江戸時代に栽培されていた植物を育てている「苗の庭」や「竹の庭」「松の庭」などあり、それぞれ趣が異なっていて面白かった。疲れていたこともあり、足早に見学したことが今となってはちょっと残念。

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一時帰国(2018年初夏)-空港・飛行機編その3

2018-06-02 00:00:40 | 日本



さて、実家に到着して楽器を確認してみると、購入時に楽器店からの運搬に使用された段ボール箱(通常の物よりもかなり頑丈)がまだ残っていて、それを使えることが判明したので、梱包は思ったよりも楽だった。

そしてドイツに戻る当日。
ルフトハンザのカウンターで楽器を預けるときに、スタッフから『ルフトハンザは

壊れ物用のタグはない

のですが、梱包は大丈夫ですか?積み荷が崩れて楽器の上に落ちる可能性もあります』などと説明され、それも了承。スタッフが箱の大きさを計測し、規定よりも若干大きかったけれど、他のスタッフと少し話し合った結果

無料

で運んでもらえることになった(預けたスーツケースと楽器で合計受託手荷物4つ)。ちなみに、大きさの超過は10センチ未満(数センチ)だったと思う。重さは予想通り10キロ程度だった。


無事ドイツで楽器を受け取り、税関へ。ドキドキしながら赤いゲートをくぐったら、

オフィスは暗く、「一時閉鎖」の張り紙

がされていた。張り紙に「税関のオフィスはここ」という案内が出ていたけれど、地図がなかったので、探すのに手間取った。

ようやくオフィスを見つけ、中に入り、オフィス訪問の理由を説明した。

税関職員の反応は、『なるほどねぇ。

良く弾きこんであって、10年間埃をかぶっていた楽器

ねぇ…』

ちなみに、「良く弾きこんである」とは一言も言っていない。

税関職員がさらに続ける。『これがギターだったら、専門家がいるから現在の市場価値を出せるんだけどねぇ。良く弾きこんであって、10年間埃をかぶっていた楽器なんだよね。うんまぁ、

無税

と言うことでいいでしょう』

ということで、お支払いはここでも免除となった。ありがたい。たぶん、楽器の価格もそこまで高額ではないのに加え、わざわざ税関のオフィスを訪ねていき、正直に話をしたので、税関職員が「無税になる理由」をつけてくれたのだと思う。

いつもドキドキしながら通り過ぎていたけれど、正直に申告すれば怖い場所ではないんだな、と思った。


税関つながりでもう一つ。
ドイツから日本に到着して税関を通った時、税関職員がソクチくんと私のパスポートを確認しながら『ドイツで一緒に住んでいるんですか?』と聞いたので、『はい』と答えたところ、『うーん。その荷物をちょっと見せてもらっていいですか?』と言われ、指をさされた方のスーツケースを職員に近づけたら、

スーツケースを人指し指で押した

そして、『そちらのもいいですか?』と、私が持っていたスーツケースも同様に人指し指で押し、『はい、OKです』となった。何だったんだろう…


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一時帰国(2018年初夏)-空港・飛行機編その2

2018-06-01 00:17:55 | 日本


今回の一時帰国では、私がOL時代に購入した楽器をドイツに持って帰る予定だった。それほど大きくもなく、ソフトケースに入れて持ち運びができる楽器だったけれど、もちろん

スーツケースには入らない

大きさ。

最初は分解できるところは少し分解してスーツケースの中に、とも考えたけれど、分解してもスーツケースに収まらない大きさのようなので、とりあえずルフトハンザ(予約センター)に聞いてみた。

伝えたことは、
・楽器であること
・縦+横+高さが158センチを超えること
・重さはおそらく10キロ~15キロ程度になること
の3点。

返答は、
・運搬はOK、ただし、梱包は私たちが責任をもってすること
・400USドルがかかること
だった。

この点を了承すると、さっそく私たちの予約記録に情報を入れてくれ、ドイツ国内線はすぐにOK、国際線は日本からの回答待ち(その後すぐにOK)となった。

次は税関。私がその楽器を購入したときの領収書があればよかったのだけれど、おそらく紛失し、楽器の購入先にも領収書の再発行はお断りされたので、その楽器を14年以上前に購入したという証明はない。

と言う話を税関にしたら、
・税金の徴収には、新品と中古の市場価格を参考にしているから、ネットなり店なりで価格を確認するといい
というような返事が来た。

調べてみたところ、私の楽器と同じモデルは

中古でも値が下がっていない

ことが分かった。

この時点で、「たとえ運送料と税金を支払っても、ドイツで新しく楽器を購入するよりは持ってきたほうがお得」と判明したので、頑張って運搬することに決定。



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