徒然留学日記

30にしてドイツ留学を思い立ち、その後結婚。日々経験したこと、感じたことをつづっています

スイス旅行-ツェルマット編

2010-06-19 00:28:48 | 旅行



ツェルマットと言えば、マッターホルン。氷河特急の中からも見えて、母と大興奮した。氷河特急で夕方到着したので、その日はツェルマットのマッターホルンスポットへ行ったくらい。

翌日は朝から電車に乗り、ゴルナーグラートへ。鉄道でアクセスできる屋外の展望台としては、ヨーロッパでもっとも高いところにあるらしい。

ゴルナーグラートに到着したら、

犬が2頭

待っていた(ちなみに、1頭はまだ8カ月の子犬らしい)。観光客と一緒に写真を撮るらしい。日本人のツアー団体も集合写真を撮っていた。私たちはそこからもう少し上にある展望台へ行った。そこにも

犬が1頭

いた。母が『撮ってもらおうよ』と言い出したので、値段と写真の受け渡しの確認をした。
・写真1枚15フラン
・気に入らなければ購入しなくてもよい
・受け取りはツェルマットのメインステーション近くのお店で午後3時以降
ということで、何の問題もなさそうだったのでお願いした。

犬と一緒に2枚、犬なしで2枚撮影した。エロスという名前の犬で、若いのか、

なかなか言うことを聞かない犬

だった。
夕方、写真を確認しに行ったら、3枚あり、結局3枚購入した。なかなか言うことを聞かなかった犬もちゃんと恰好よく写っていた。

ゴルナーグラートを降りた後、ホテルで休憩を兼ねお昼を食べ、地下ケーブルカーでスネガへ。ここへは私が20歳のとき来て、スネガからツェルマットまでハイキングをしたところ。懐かしい。一緒にハイキングした友達はもう、3人の子供の母親になった。スネガ近くのライ湖を見て、ハイキングをすることを決めたけれど、当時、この湖で逆さマッターホルンが見られるなんて知らなかった。



写真は、ライ湖に写った逆さマッターホルン。写真では雲が多く写っているけれど、実際はそうでもなく、風もなく、比較的きれいに逆さマッターホルンが見えたと思う。ライ湖は

水たまり?

と思うほど小さかった。湖の周りの草の生え具合から考えると、通常はもう少し水が多いのだと思う。

そして、地下ケーブルカーの駅からこのライ湖へ、

リフト

ができていた。ライ湖へ降りてきたときは気がつかなかったけれど、登るのも大変だな、と思い、料金など聞こうと思い、リフトに近付いたけれど

無人

だった。どうやら、エレベーターのようにボタンを押し、行き来すればいいらしい(無料)。



写真はスネガで見つけた、ツェルマットのマスコット(?)マーモット。どしどし走る姿もかわいらしかった。
高山植物も思ったよりたくさん咲いていて、きれいだった。

その後、ツェルマットの町を散策し、ねずみ返しの小屋も見に行った。1軒だけが名所なわけではなく、その辺り一帯が17世紀くらいの建物になっていて、いい感じになっている。そのうちの1軒は、

ウィークリーマンション

になっていた。写真がかかっていたけれど、中はリフォームされていてとてもきれいそうだった。
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スイス旅行-氷河特急編

2010-06-18 02:27:12 | 旅行



サンモリッツからツェルマットまで氷河特急に乗った。

8時間弱

サンモリッツからクールまでは前日のベルニナ特急と同じ路線なので、再びランドヴァッサー橋などを通って行った。氷河特急は、日本語の案内、アナウンスもあり、とてもよかった。

途中、天気が悪く、雨が降ったりもしたけれど、車窓からの眺めはまずまずだったように思う。一番標高の高いところは2033mで、真っ白な雪の中だったし、標高の低いところでは牛や羊が放牧されていた。



サンモリッツで乗車するとき、私たちは後ろから2、3両目くらいの車両だった。機関車の写真を撮りたい、と思った私は、発車までまだ10分くらいあったので、駅のホームを走って先頭車両に向かった。

走っても走ってもまだ先頭車両につかず、『やばい。乗り遅れるかも』と、思ったけれど、それでもこの機関車は途中で切り離されるので、頑張って見に行った。その結果が上の写真。

COOPかぁ…

よく写真で見るような、赤い機関車をイメージしていたけれど、目の前に見えたのはCOOP。スポンサーも大切だろうけれど、頑張って走ってきた結果がこれだったのはちょっと悲しかった。

それでも写真を撮っていたら、外国人の人が『機関車と一緒に撮ってあげようか?』と言ってくれたけれど、ちょっとイメージが違ったから断った。そうしたらその人は、『あぁ、発車までに時間がないからね』と解釈した。違うけれど、訂正することもない、と思い、そのままにした。



さて、半日も乗車するとなると、車内で食事をすることになる。乗車後すぐにメニューが配られ、その後、スタッフが注文を取りに回ってくる。
私たちは、両親が日本で予約した『セットメニュー』を食べた。

が、このセットメニュー、疑問がいっぱい。
まず、メニューにセットメニューはあるけれど、

値段が書かれていない

両親の話では、1人当たり6,000円くらいかかり、さらに、3人で5,000円くらいの手数料を旅行会社に支払った、と言う。ということは、60フランくらいなのかしら、と、予想し、(当然内容は違うけれど)メニューに載っているアラカルトのサラダ+メイン+デザートを計算してみたら

真ん中~やや高額のメニューを選んでも40フラン程度

よくわからない値段の付け方だ。

写真はセットメニューのメイン。最初にお皿が配られ、次に、ライスを持った人、ニンジンを持った人、肉を持った人が次々に回ってきてサーブしてくれた。デザートはティラミス。

冷凍の

まだ若干凍っているところがあった。まずまずおいしかったけれど。

思うに、事前販売はすべてこのセットメニューになるのだと思う。同じ車両でアラカルトを食べていたのは1組だけだったし。両親の話では、『アラカルトがあるなんて一言も言われなかった』そうだし。

まぁ、一生に何度も乗るものではないから、仕方ないかな。

氷河特急と言えば、『傾いたグラス』。私は20歳のころにスイスを旅行した時(氷河特急には乗っていないけれど)も欲しくて欲しくて仕方なかった。そして、今回、やっと購入。

2回目にお土産のワゴンが回ってきたとき、隣の人が絵葉書を購入していた。それを見て私も欲しくなり、『次にワゴンが来たら買おう』と決めていた。が、

ワゴンが回ってくることはなかった

残念。そういえば、食事が終わって結構すぐのころ、スタッフが下車していた。お土産はもっと早く決断すべきだった。

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スイス旅行-日本代表チームに遭遇編

2010-06-13 00:14:13 | 旅行



ワールドカップが開幕したので、その話題で1つ。

前回のワールドカップはドイツが開催国だったので、ニュルンベルクにパブリックビューで観戦しに行ったり、メンザでブラジル戦を観戦したりしたけれど、私は、

基本的に関心は薄い

ワールドカップに関する情報はネットのみ(しかもあまりチェックをしない)。GKの川口選手が選ばれた、ということが唯一の情報、という感じ。

そんな中、ツェルマットのお土産屋さんの日本人の売り子さんが、『サッカーの日本代表選手が今日ツェルマットに来ている、という情報があって、先ほど、関係者の方がこの通りを通ったらしいので、もしかすると会えるかもしれませんよ』と教えてくれた。

そういえば、この売り子さん、先ほど、あわてた様子で外に飛び出して行ったな、とぼんやり思い出した。

私たち3人は、お土産屋さんを覗いたり、写真を撮ったりしながら町をうろうろしていた。
そんなとき、母が『日本代表チームだ』と、彼らを見つけた。『ほら、一番前を歩いている人、監督の岡本さんじゃなくって、おか…岡…岡田監督だ!』と気が付き、気がついたら、

岡田監督にすたすた駆け寄り

『岡田監督、応援していますので頑張ってください』と声をかけていた。
何、この行動力と判断力。
一方、私は、というと、写真を1枚撮るのがやっと。何、この行動力と判断力の違いは。

その後母は、『「頑張ってください」って言っちゃったけれど、本当は良くないのよね~。でも、とっさには「頑張ってください」としか出てこないものね~』と一人反省会。そして、『やっぱり、こういうことって、

興味のない人のところに起こる

のよね。好きな人のところには起こらないものなのよね』と言っていた。確かにそうかも。
母がいなかったら、私は気付かなかったと思うので、母のおかげで良い思い出ができたと思う。

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スイス旅行-サンモリッツ編

2010-06-12 00:26:24 | 旅行



クールからティラーノまでベルニナ特急で行った後、ティラーノからサンモリッツまで普通電車で戻った。普通電車と言っても、線路はベルニナ特急と同じ線路なので、再びループ橋を通って戻ってきた。

写真は、サンモリッツ湖と山。湖のすぐそばに山が見えるのがとても美しかった。トップシーズン前だったせいか、ホテルの部屋もレイクビューで、写真にはうまく撮れなかったけれど、翌朝、湖と山がとてもきれいに見え、ちょっと感動した。

サンモリッツは、物価が高いといわれるスイスの中でもさらに物価が高いと言われるが、旧市街には

高級ブランド

のショップが立ち並んでいた。お金持ちのリゾート地なのね、という匂いがした。きっと、冬はスキー客でにぎわうのでしょう。

私たちは時間の関係で、展望台には行かず、旧市街をうろうろ歩いただけなので、少し時間をもてあまし気味だった。

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スイス旅行-ベルニナ特急編

2010-06-11 02:52:03 | 旅行



チューリッヒからクール(Chur)へ移動し、ベルニナ特急で終点のティラーノ(イタリア)へ向かった。目的地はサンモリッツだったので、途中でベルニナ特急を降り、サンモリッツへ移動しても良かったが、『せっかくだから』と、ティラーノまで行ってみた。そして、その後、

普通列車でサンモリッツへ戻る

という、結構、贅沢なことをした(と自分では思っている)。

上の写真は、ベルニナ特急から撮ったもの。アルプスや湖を見たり、橋を渡ったりしながら、写真撮影(や、電車のすれ違い)のために5分間停車する、という、Alp Gruemという駅に到着した。

車掌さんも駅に降りたのを確認し、私も外に出てみた。思ったより寒くなかったし、景色も良かった。
が、乗り遅れたら大変、と、心配性な私はだれよりも先に車内に戻った。

5分後、電車は出発した。その時、

駅のホームを走っている若者2人を発見

乗り遅れてしまったらしい…
車内販売のお兄さんが急ぎ気味に先頭車両に向かったけれど、

結局電車が止まることはなかった

スイスの電車が時刻表通りに動く理由を見た気がした。



ティラーノ近くで見られるのが、写真のループ橋。本当にぐるっと線路が回っている。どうやら、少しのスペースでより多くの標高差を作るために作られたらしい。
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スイス旅行-空港・電車編

2010-06-10 05:42:15 | 旅行



両親と一緒にスイス旅行をしてきた。今回、私は電車で国境を越えた。過去2回、電車で国境を越えたけれど、今回初めて

電車内でイミグレーションにパスポートチェックをされた

熟睡していた私は、スイス側のイミグレーションに起こされ、パスポートの提示を求められた。寝ていたのが怪しかったのかしら。ドイツに戻った時は、

ドイツ側の税関のみ

が回ってきた。
が、全員に声をかけるわけではなく、目を付けた人にのみ声をかけている状態だった。私は荷物が少なかったせいか、スルーされた。


両親は飛行機でチューリッヒの空港に到着したので、到着ロビーに向かった。ここの空港、バゲージクレームエリアと到着ロビーの間の壁が

ガラス

でできていて、お互い見ることができる(中には、会話している人もいた)。


両親が帰国するときは、再びチューリッヒの空港まで送って行き、テラスで見送った。
私が知る限り、たいていの空港は、テラスはターミナルビルからアクセスできるようになっていることが多いけれど、チューリッヒ空港では、テラスのサインをなかなか探せなかった。

もう諦めて帰ろうか、と思っていたとき、テラスのサインを見つけ、向かってみたら、

ターミナルビルから外に出て、道路を歩く

ことになった。不安になりつつも、歩いて行ったら、空港のほぼ端にあるビルにたどり着いた。『ここがテラス?』と思いながらも、券売機でチケットを購入(2スイスフラン)。入り口のドアを除いてみたら、

手荷物検査の機械

があり、再び不安に。
係員が、

今からおよそ15分後にバスが出て、戻ってくるのは1時間後くらいになるけど時間は大丈夫?

と聞いてきた。バスに乗るの…?
時間になり、バスに乗ること約5分。空港の反対の端のほうの屋上がテラスになっていた。どこのビルがどのターミナルで、という案内板があったのかなかったのか分からないけれど、探しきれず、結局、『あの飛行機が両親の乗った飛行機かなぁ』という飛行機が離陸するところを見て、またバスに乗り、出発地点に戻った。

いろんな意味で、不思議な構造をしている空港だな、と思った。

写真はチューリッヒのグロスミュンスター。
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バラ-第4シーズンその5

2010-06-05 03:03:40 | バラ



前回から約1週間後、今シーズン最後と思われるバラが咲いた。
前回まで、葉っぱが黄色くなっていたけれど、今回は、そういう葉っぱは少なく、ちゃんと緑色になっている。そして、

新芽も出始めた

前回、『枯れるかも』という心配をしたけれど、どうやら、そういうわけではなさそうだ。
ただ、新芽は出ているけれど、ちょっと危険、という株が1株。なんとか持ちこたえてほしい。


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版画展とお茶会-お茶会編

2010-06-03 02:42:40 | Weblog
版画展をガイドツアーしている間に、お茶会の準備が整った。お茶会、といっても、お茶室もないので、ギャラリーのホールに、簡易畳マットを敷いただけのもの。ちなみに、集まった人数は30人程度。日本人は私だけだった。ちょっとびっくりした。

私は、ドイツに来る前に少しだけ(3年弱だったかな)、お茶を習った。1ヶ月に2回のお稽古なので、1年続けても20回くらいにしかならない。なのに、今回、ソクチくんの友達(お茶を習っている日本人)から先生に私がお茶を習っていたことが伝わっていて、

正客、やっていただけないかしら

と言われた。『無理です』と即答。最後のお稽古はすでに6年も前で、もう、全然覚えていない。幸い、ドイツ人で、『やってみたい』と言う人がいたので、先生とその人でお茶の作法のデモンストレーションをした。

その後、全員でお茶とお菓子をいただいたけれど、いちいちお茶室に入ったりするところは省略し、イスで飲みたい人はイスでのみ、畳にあがりたい人は畳にあがっていただいた。

私は、ソクチくんに、『せっかくだから、畳で飲んでみたら?』と勧めたら、私も一緒に上がることになった。さらには、先生の取り計らいにより、

正客

をすることにもなった。『隣の人のまねをすればいい』という考えは砕け散った。それでも、先生に教えていただきながら何とかできたので、良かった。

畳に上がったドイツ人4人は、2人はほぼ最初から正座をせず、1人は頑張ったけれど半分くらいで崩し、ソクチくんは、頑張ったものの、最後の部分で崩した。慣れていないとつらいのよね。

6年ぶりにいただいた抹茶(薄茶)は、やっぱりおいしかった。ソクチくんにはちょっと苦いかな、と思ったけれど、ソクチくんも、『苦いには苦いけれど、おいしかった』と言っていた。

さて、私の正客ぶりは、というと、

拝見を忘れた

デモンストレーションの時、先生は拝見もする、と言っていたけれど、いっぱいいっぱいだった私は、抹茶茶碗の拝見を忘れた。

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版画展とお茶会-版画展編

2010-06-01 01:41:04 | Weblog
ソクチくんのお茶を習っている日本人の友達が、お茶会を開く、というので、ソクチくんと行ってみた。場所は、Sバーンで行ける場所なので、それほど遠くないけれど、ソクチくんも私も初めての場所。

その町は、日本の都市の1つと姉妹都市らしく、

日本庭園

という場所が地図にあった。せっかく来たので、と思い、その庭園にも足を延ばしてみた。
どうやら、数十年前に日本のとある学会と、企業が贈呈したものらしい。

庭園自体は大きくないし、立ち入り禁止だったけれど、灯篭や、橋があったり、さつきも咲いていたり、なかなか良かったと思う。

この小さな町は、ずいぶん昔からあるようで、通りの名前が書かれている文字も古く、私は読めなかった。
とある小さい小道を歩くことにした。通りの名前は、

魔女の小道

メルヘンチックだわ、と思いながら歩いていたら、通り沿いの家のベランダや玄関に

魔女の人形がいくつもかかっている

のを発見。かわいい。

町役場を見たりしながら、やっとお茶会があるギャラリーに到着。そこのギャラリーでは、今、特別展として、安藤広重や葛飾北斎らの版画が展示されている。お茶会に参加するには、お茶会参加費+特別展入場料かかる。

お茶会の前に、版画展のグループツアーが行われた。ドイツ語だったので、ソクチくんに通訳してもらいながらだったけれど、結構面白かった。参勤交代の話もあった。

東海道五十三次の宿場町の版画が主だったけれど、歌舞伎の絵やお化けの絵などもあった。たくさんありすぎてちょっと飽きたくらい。
歌舞伎の絵の中に、

何代目かの松本幸四郎さん

が書かれていて、ちょっと感慨深かった。

版画の絵は、日焼けしてしまっているものもあったけれど、どれもきれいだった。が、ガイドさんが、

当時はもっと鮮やかだったのよ

と言っていた。そうなんだ。

途中、版画の制作過程をビデオで流していたけれど、全部は見られなかった。残念。

学校の教科書くらいでしか見たことのなかった版画だったので、実際に見ることができて良かった。すばらしいアートだと思う。
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