徒然留学日記

30にしてドイツ留学を思い立ち、その後結婚。日々経験したこと、感じたことをつづっています

ガングリオンができる

2016-02-28 00:00:44 | Weblog
去年の夏くらいから右手首を少し強く曲げたりそらしたりすると痛かった。でも、左の手首と比べて腫れているわけでもないし、日常生活に支障があるわけではなかったからそのまま過ごしてきた。

年が明けてしばらくしてから、痛みが強まり、右手首を曲げるとぼこっと骨みたいなもの(腫瘤)が前よりも飛び出ていることに気が付いた。

ネットで調べてガングリオンだろう、とあたりをつけ、痛みも強くなってきたし、サイズも大きくなってきたような気がするからお医者さんに見てもらう決心をした。

ちょうどソクチくんが整形外科医に予約を取る必要があったので、一緒に取ってもらった。

その後、友達の赤ちゃんを抱っこしたせいか、痛みがひどくなり、『やっぱり予約してよかった』と思ったけれど、赤ちゃんを抱っこしたときに手首を引っ張ったからなのか

ガングリオンが小さく

なってきて痛みも引いてきた。

診察してもらう必要はあるのかしら、と思い、事前に整形外科医の受付で聞いてみたら、『また痛くなるかもしれないから、予約はそのままにしておくわ』と言われたので、診察してもらった。


先生の診断もガングリオンだった。ただ、ネットで見たページでは、「腫瘤に注射器を刺し、ゼリー状の内容物が出てくればガングリオン」と書かれていたけれど、この先生、「実際に腫瘤を触った感触」のみでの診断だった。

一応レントゲンも2方向から撮ったけれど、腫瘤も小さく、痛みもない今となっては当然

異常なし

としか言えない。

先生からは、『また大きくなって痛みがあったらまた来て。その状態でMRIを撮って、もしガングリオンがあちこちに入り込んでいるようだったら外科医が、そうでない単純なガングリオンだったら整形外科医が

切る

から』と言われた。

Wikipediaなどで調べたら、まずは押しつぶすとか、注射器で吸引とかして、手術はそれでもガングリオンが再発する場合に、と理解したけれど、すぐに手術なんだ。

絶対に『痛い』とは言わないでおこう

と思った。


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漢字の勉強

2016-02-25 18:47:44 | タンデム
私のドイツ人のタンデムパートナーは日本語能力試験を1年おきくらいに受けているので、漢字の勉強にも力を入れている。

彼女は週に1度、日本語を勉強中の別のドイツ人と漢字を勉強しているので、私も時々参加している。私は普通に日本で教育を受けてきたので、平均的な日本語力はあると思っているけれど、この勉強会に参加すると

自信を無くす

私のタンデムパートナーがカードの表に漢字、裏に読み方と意味を書いたものを持ってきて、それを1枚ずつ漢字を見ながら2人で読み方や意味を確認する。前回のテーマは政治と宗教だった。どちらも私の苦手な分野ではあるけれど、

宇内

のカードを見て「これ、「うだい」と読むんだろうけど、聞いたことない」と思った。どこからこの単語を引っ張ってきたんだろう。まさか、日本語能力試験の問題集なんだろうか。ということは、一般的な単語?と頭の中をいろいろな考えが駆け巡った。

結局、どこから引っ張ってきたのか、彼女も忘れたし、手元にあった辞書にも載っていなかったのでカードは覚えるべきカードの山から取り除くことにした。

家に帰ってネットで見てみたら、『天下、世界』(デジタル大辞泉)となっていた。

その他にも、「憲政」など、ぼんやりと意味は分かるけれど、使ったことや聞いたこと、あったかなぁ…という単語がいくつかあった。


前回の勉強会には、タンデムパートナーの大学生の息子が参加した。彼は日本で2か月間インターンをしたりして、タンデムパートナーよりも少し日本語が上手で漢字もたくさん知っている。ただし、覚えるときにはその意味を考えるので、

読めない

ことが多いけれど。例えば、「競」と言う字は、

2人のお兄さんが1人の女の子をめぐって立っているから「競争する」の意味

だという。でも、「きそう」とは読めない。

そんな彼からされた質問は、

『潮』と『汐』は何が違うの?

『赤』と『朱』は何が違うの?

『裳』はどんな意味?

などだった…
えー、そんなことも勉強しているんだ、と驚いた。

漢字をカードで確認した後は、みんなで日本語の本を読む。日本語学習者向けの本だったり、漫画だったり、ごく普通の小説だったりする。前回は漫画を読んだ。

主語は省かれていることが多いし、目的語が別のコマにあったりしてなかなか意味を取るのが難しそうだった。1話読むのに45分くらいかかったけれど、3人とも楽しそうに読んでいた。

この勉強会はたいてい

3時間

続く。すごい。日本語が上達するわけだ。
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コンマの重要性

2016-02-19 19:52:40 | 英語・ドイツ語
日本語の読点は、比較的どこに打つのか自由度が高いと思うけれど、英語やドイツ語は結構明確なルールがある。

はてしない物語』をソクチくんに音読してもらっていた時、途中まで文章を読んでまた最初に戻る、ということがしばしばあった。

エンデが執筆したときにはコンマがあったけれど、ソクチくんが持っている本が出版された時期に「そのコンマはあってもなくてもどちらでもいい」とされたので、出版社が該当するコンマを取り除いたらしい。

その後、そのコンマがないと読みにくいことが分かり、今はそのコンマは必要となっている。
そのコンマは、例えば

Ich gehe, um den Baum zu giessen.

のコンマ。「私はその木に水を遣りに行く」と言う意味で、コンマの後のum~zu~が「~するために」を表している。もしこのコンマがなく

Ich gehe um den Baum...

と書かれていたら、「私はその木の周りに行く」となる。最初の例文のzu~は文末に置かれるので、コンマがないだけでなかなか区別が難しくなる。


私のイタリア人のタンデムパートナーはメールでピリオドは打つけれど、コンマはほとんど打たない。単語は全部わかるのに、文章の意味がすぐには取れないことが多い。3,4回読み直せばコンマがあるべき場所分かるので構わないけれど「読みにくい」と思う。

コンマは小さいことだけれど、とても重要なんだな、と思った。

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滞在許可更新

2016-02-18 12:37:45 | Weblog
結婚直後にもらった滞在許可があと少しで切れるから、そろそろ外人局から手紙が来るだろう、と予想していたある日、

いつもより分厚い封筒

で呼び出し状が届いた。この厚さはもう、嫌な予感しかしないわ、と思いながら開封してみた。今回必要だったのは、

*パスポート
*配偶者のID
*申請書
*在職証明(配偶者の物も)
*直近3か月分の給与明細(配偶者の物も)
*アパートの契約書
*アパートの大家さんからの賃貸証明
*「配偶者と生計を共にして一緒に住んでいます」という証明書

だった。前回はパスポート、配偶者のID、「生計を共にして一緒に住んでいます」という証明書、申請書だったのに、いきなり持っていくものが増えた。ソクチくんは『外人局がアパートの広さを知ったり、僕がいくら稼いでいるか、なんて知る必要はないはず』と言い、ネットでチェックを始めた。

法律上、在職証明や給与明細は「本人または配偶者」のものが必要だったので、ソクチくんもしぶしぶ納得した。

でも、そもそも、確定申告しているのだから、役所同士つながっていてもいいのに、とは思う。


外人局についてソクチくんと話をしていたある日、ソクチくんが『外人局の入り口ってわかりにくいところにあるでしょ。前にあおと外人局で待ち合わせた時にね、「外人局」と書かれている入り口を見つけて、その入り口から入ろうとしたら鍵がかかっていて開かなかったんだ。で、その入り口の脇でタバコを吸っていたスタッフがいたんだけど、その人たちに「この扉は外からは開かないわよ」と言われたから、「

外から入れないドアに「外人局」と書いておかないで

」と文句言ったんだ』という。
…時々本当にソクチくんは私の理解の範囲を超える。そもそも、外人局の入り口はそんなにわかりにくいところにあるとも思えない。


さて、滞在許可更新当日、一応そのドアを確認してみた。

外からも開くようになっていた

最近は難民が多いせいか、外人局も忙しそうなので、そのためなのか。


申請はすんなりといった。でも、やっぱり外人局に行くときはものすごく緊張する。

私は今年結婚3周年で、法律では、「3年たったらパーマネントの滞在許可」となっているので、当然パーマネントを期待して行った。

が、渡されたのは

再び有効期限3年間

の滞在許可。しかも、前回はカードだったのに、今回はパスポートに貼るタイプの滞在許可。

スタッフの説明によると、『配偶者用滞在許可でドイツに滞在して

まだ丸3年たっていない

から、パーマネントは申請できないのよね。でも、あと3週間もしたら丸3年になるから

それ以降申請できる

わよ』と教えてくれた。
…通常、結婚→すぐに配偶者用の滞在許可(3年間)→期限が切れる少し前に更新、なので、基本的に最初の滞在許可で丸3年間を満たすのは無理なのではないだろうか。

さらにスタッフの話では、カードの滞在許可はパスポートと一緒でないと効力はないし、発行に4~6週間かかるし、料金も高いから、とりあえずパスポートに貼るタイプにしておくけれど、検討してカードがよければ申請して』と言われた。

ちなみに、カードは前回105ユーロ、パスポートに貼るタイプは30ユーロだった。
ちょうど3年後くらいにパスポートを更新しないといけないので、とりあえず、滞在許可はこのままにする。

パスポートを更新したら、外人局のメインオフィスでも滞在許可を新しいパスポートに移すこともできるけれど、支所でもできるらしい。

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レバーと芽キャベツとマッシュポテト

2016-02-15 19:28:10 | 料理


スーパーで買い物中、ソクチくんが『芽キャベツを食べたい』と言い出した。私は芽キャベツは料理したことがないので、『私は料理できないから、自分でする?』と言ったら、『お母さんに聞いて料理するから大丈夫』というので、芽キャベツを購入した。

ソクチくんの記憶では、芽キャベツは豚レバーとマッシュポテトと一緒に食べたようなので、豚レバーも購入。レバーを食べるのは久しぶり。


さて、家に帰り早速お母さんに聞いたところ、『芽キャベツは塩ゆで、ゆであがったらバターをまぶす。豚レバーは塩コショウで焼く』とのことだった。芽キャベツは外側の葉っぱを取るのが面倒だった。

レバーは切ることなく、そのまま焼きだしたのでちょっとびっくりした。レバーステーキだったのか。

芽キャベツが苦いことは知っていたけれど、

苦すぎて5個食べて終了

となった。何が悪かったんだろう…
レバーとマッシュポテトはおいしかった。


翌日、残った芽キャベツをニンニクと一緒に炒めて食べたら、思ったほど苦くなく意外にもおいしく食べられた。

ソクチくんは、『苦さはちょっと苦すぎるような気もするけれど、それ以上に何かが違った』と言っていた。
『また芽キャベツ買う?』と聞くと『うん、また

来年

ね』と答える。苦さ以上に気になった『何かが違う』は何がどう違ったんだろう。

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大家さんの旅行予定

2016-02-08 00:06:57 | Weblog
私たちのアパートの大家さんはとても旅行好きで、しょっちゅう不在になる。そして、月に1,2回ほどは車で2,3時間ほどのところにある

別荘

へ行く。

私たちは大家さんと同じ建物に住んでいるので、大家さんが短期で不在の時は新聞や郵便物を受け取って、とお願いされる。その時に、『来週の水曜に戻るから』などと、帰宅予定日を教えてもらうけれど、比較的

その日に帰ってくることは少なく

、前日だったり翌日だったりする。

たいていはソクチくんが大家さんと話をするので、ソクチくんに『ソクチくんのドイツ語大丈夫?』と聞いていた。


ある日、私たちが買い物に出かけようとしていた時、大家さん夫婦と建物の入り口で出会った。大家さんに『私たち、これから別荘に行くから、新聞と郵便物、お願いね』と頼まれた。そして、奥さんが『明後日戻ってくるから』と言ったら、大家さんが『え?明日でしょ?』と言い、

お互い顔を見合わせた

結局は奥さんが『じゃあ、明日でいいわよ』と言って落ち着いたけれど、私たちは『あぁ、これが帰宅予定日がよく変更になる理由か』と気が付いた。

ちなみに、この時は翌日のお昼ごろには戻ってきた。

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乳がん検診?

2016-02-05 00:38:53 | Weblog
最後に乳がん検診を受けてから5年が経った。人間ドックを申し込み、乳がん検診をオプションで付け、触診、エコー、マンモグラフィーの検診を日本で行った。

あれから早5年。乳がん検診、乳がん検診、と思っていても「悪いもの、出てくるし(5年前の検診では経過観察となった)」となかなかその気にならなかった。

が、今年1月の半ば、今までに感じたことのない痛みを乳房に感じた。数日様子を見たけれど、押すと痛い場所があり、さすがにこれはお医者さんに行かないと、と思い、

イエローページ

で婦人科を探した。

ちょうど近くに女医さんを見つけたので、そこでお願いしようと思い、直接予約を取りに行った。『

新規の患者さんは6月以降の予約

となるので、お急ぎだったら別のお医者さんに…』と言われてしまった。いや、これは半年も待てないでしょう、ということで、別の婦人科を探した。そのついでにソクチくんに女医さんのウェブサイトを見てもらったら、乳がん検診専用の予約ページがあり、

2月後半の予約OK

となっていた。なんで断られたんだろう…


さて、新しく見つけたお医者さんのウェブサイトにも乳がん検診の予約ページがあり、2月上旬の予約がOKだったので、予約した。

当日は受付で問診票に記入し、待合室で呼ばれるのを待った。名前を呼ばれて診察室へ行き、先生が入ってきたら『さて、

今日はなんで来たの

かな?』と聞かれた。
あれ?乳がん検診だと思ったけれど…

気を取り直して、『最後に乳がん検診を受けてから5年たったから、また受けたいし、乳房に痛みもある』と伝えた。そうしたら、『乳がんと一緒に

子宮がんの検診もしないといけない

けど』という。確かに、子宮がんの検診も大事だけれど、乳がん検診だけのつもりで来たから、子宮がん検診は丁重にお断りした。

乳がん検診は

触診と超音波

のみ。『マンモグラフィーは不要なんですか?』と聞いたら、

50歳以上から

だという。今回、異常なしと言われたけれど、前回マンモグラフィーで石灰化が写っていたので、本当に触診と超音波だけで十分なのか不安。日本に帰国したときに乳がん検診しておこうかな、とも思う。

ちなみに、今回の超音波は

初めての検診ということで無料

だった。次からは53ユーロだそう。


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本の交換場所

2016-02-01 19:31:06 | Weblog
散歩に行くときは庭がたくさんあるエリアを歩くことが多いけれど、先日は住んでいる地区の中心部へ行ってみた。

スーパーやフィットネスなどが入っている建物の軒下に

棚が1つ

置いてあり、そこに本が置かれていた。張り紙を読んでみると、本の交換場所で、だれでも持って行っていいけれど、持っていったら

代わりの本を置いて

ね、と書かれていた。棚は4段くらいだったけれど、どの段も本がたくさん入っていた。ソクチくんがじっくりと見たところ、

結構(内容的に)いい本が置かれている!

と言って、4冊持って帰った。そのうちの1冊は読み終わったら返す予定だけれど、残りの3冊は返すかもしれないし、手元に置いておくかもしれない、とのことだった。

私はドイツ語の本は読めないのであまり興味はなかったけれど、私たちがその場所を離れる直前に本を持ってきた女性が『英語の本、読む?』と声をかけてくれた。ノーラ・ロバーツの本だったのでありがたく借りることにした。

私が借りたのはこのほか、ディズニーの物語が20編ほど入っているドイツ語の本。子供向けの本なので、1文が長くなくて読みやすい。知っている話だけ読もうと思う。

この棚に置かれている本の状態は良くないけれど、図書館まで行く必要がないし、返却期限もないし、自分がもう読まない本を持っていくこともできるので、いいシステムだな、と思う。

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