徒然留学日記

30にしてドイツ留学を思い立ち、その後結婚。日々経験したこと、感じたことをつづっています

ゲストが来た

2008-06-12 02:50:11 | 勉強
ある日、突然別の研究室の教授(私の修論の副査)が私のオフィスにやってきた。『珍しい。なんだろう』と思っていたら、

あおに『Hi』って言いに来たんだよ

私は『あら』、と答えてみたものの、『うちの教授に会いに来たけれど、電話中とかで時間が余ったのかしら』と思っていたら、

『今度、うち(副査の教授のところ)の研究室にインドから3ヶ月間、ゲストが来るんだけど、あおと同じデータを使うからあおの近くに空いているスペースがないかどうか探しに来た』

ということだった。結局、私のオフィスの隣のオフィス(オフィスの中から行き来が出来る)にインドからのゲストがやってくることになった。

彼女(インドの大学で助教授をしている)に話を聞いてみたら、

衛星データも、(データ解析に使う)IDLも使ったことがない

という。ドイツに滞在するのは3度目で、どうやら、新しいことをしてみよう、ということで衛星データを使って地表面温度や熱フラックスを解析したいらしい。

どこまでもポジティブな2人の教授はさらに『あれもしたい、これもしたい』と言っているけれど、

現実はかなり厳しい

衛星データをまったく使ったことがない人が、まったく使ったことのないコンピュータ言語でデータ解析をする、って、とても厳しいと思う。実際、私は研究室に衛星データを使っている人がいなかったので、1人であれこれ考えながら修論を書いた。とても孤独な時間だった。

なので、私は出来る限り彼女に協力をしたいけれど、私もまだIDLを試行錯誤しながら使っている段階。でも、少なくとも、知っていることはすべて伝えようと思うし、何か聞かれたらすぐに時間を取るようにしている。

彼女の滞在は8月末までだけれど、私のバイト契約は

7月末まで

2ヶ月でどこまで出来るのでしょう…そしてこの2ヶ月間、私は一体何時間働くのでしょう…でも、何かしら『成果』を持って帰って欲しい。
コメント
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