徒然留学日記

30にしてドイツ留学を思い立ち、その後結婚。日々経験したこと、感じたことをつづっています

近所のお城へ行く

2017-09-27 23:20:32 | Weblog


天気が良かったので車で20分くらいのところにあるお城(宮殿)へ散歩に行ってきた。18世紀後半に建てられた宮殿で、建てた伯爵は

10年

しか住まなかったらしい。当時は広大な庭園(野外劇場や迷路もあった)があったけれど、今は馬がいたり林になったりしていて当時の面影は残念ながらない。

さて、宮殿内部の見学ツアーが4ユーロだったので参加した。天井の絵や壁の装飾など素晴らしかった。が、床がごく普通の床だったので残念に思っていたら、最後にガイドさんが『ここの床がオリジナルです』と、寝室と図書室へ続く通路を指さした。

いろいろな種類の木が使われていて、木材の濃淡で素敵な模様になっていた。なぜこの部分だけオリジナルの床が残っていたかというと、建てられてから10年で放置され、

窓が割れたりして雨が吹き込んだから

という、とても残念な理由だった。

この宮殿にはてっぺんにドームがあり、登れるようになっているが、

入場料4ユーロ

が別途かかる。宮殿内部と階段120段で登れるドームの入場料が同じ金額か、と思い、登らなかった。すれ違った人には『4ユーロの価値あるのに!もったいない』と言われた。

この宮殿、私が通っていた大学にある宮殿と似ている(特にドームの展望台)、と思っていたら、同じ伯爵が建てたものだった。建築家も同じ人だったのだと思う。

写真は宮殿テラスからの眺めで、まっすぐずっと先に別のお城が(肉眼では)見える。