自転車のサドルの上で・・・

サドルの上での気ままなひとりごと

桜峠~布引峠

2005-11-12 | Weblog
 朝方の雨も上がって、濡れた路面が少し乾くのを待って、9時前に家を出る。どこへ行くか思案していたが、「三重の峠(庄山剛史)」に記載された、美杉の桜峠を登って見ようと考えた。桜峠という名は県内あちこちにあるが、伊賀丸柱の先の桜峠や御杖村の桜峠などはよく似た感じで勾配もゆるく女坂であるが、この桜峠は登りごたえがあった。標高差440m程度。峠は標高580m。
 白山町から眺める山は山頂付近が雲に覆われ雨の様子。どうしょうと考えたが行けるところまで行って・・・とペダルを踏む。
 美杉村八知の手前の小西集落(峠の取り付き)へたどり着く頃には天気も回復し、濡れた路面が陽射しを浴びて輝いている。
 初めての峠とあって、敬意を表し、岩をはむ急流を楽しみながらゆっくりと登る。川は水かさが増えているため迫力がある。秋景色の中で至福の時である。
 峠道の中間で、路肩に墓があった。周りに家はない。墓の年号を読むと江戸時代だ。道の左右をみれば明らかに家の建っていたと思われる石積みがある。「谷中」という集落がここにあったことは、家に帰ってみた地図でわかった。
 なぜかその集落跡を過ぎると勾配も少しゆるくなって走りやすく、程なく峠についた。峠下の四つ辻を右折して、メナード青山への道をたどる。640m程まで登って、下りとなる。そこへ野ウサギが飛び出し、しばらく路上を追いかけることに。まだ若い兎で25kmぐらいで駆けていた。多分逃げ切ろうと走りやすい道を走ったのだろうが、疲れたのか、藪の中へ消えた。
 布引峠(590m)は青山リゾートの入り口のような感じで、リゾート施設内の目印程度の有り様だ。寒いのでそこそこに、白山の方へ下る。藤川沿いのダウンヒルを楽しんだ。風の強い一日でした。走行123km。Av23.8サイクリングでした。


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