自転車のサドルの上で・・・

サドルの上での気ままなひとりごと

桜桃忌

2008-06-20 | Weblog
 昨日は太宰治没後60周年の桜桃忌であった。昨日の中日新聞にも左手の頬杖姿で太宰のイメージをつくった写真家とともに特集されている。最近では若い人にも読まれているという。
 「メロスは激怒した。」という書き出しで始まるのは「走れメロス」であるが、こういう短い引き込まれる文体、「自分には○○なんです」という読み手が主人公に入り込みやすい書き方など、「魅力」ある文体であるためだろうと思う。小説というより人生論のハウツー本のようにだ。
 それはともかく、今日のような雨降りの日には、いかにも思い出すにふさわしい。
 (写真は「人間失格」筑摩初版本口絵)
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