自転車のサドルの上で・・・

サドルの上での気ままなひとりごと

BBから異音

2016-07-03 | Weblog
午前中は録画したツール第1ステージをゆっくりと見る。6時間も見ていられないので、飛び飛び。
午後からは、まず、昨日乗ったジャイアン号の点検。実は、乗っている間中、BBから異音が止まなかった。クランク回転を止めると異音はないので、BBのベアリングが原因と判断。雨降りには乗らなかった?と思い出すが、小雨の時乗っていたような。
で、クランクを外して、BBベアリングのシールを外して、見てみると、右は異常なかったが、左はベアリングリテーナ(ベアリングを包んで押さえている部品)が赤茶色。なんとも致し方ないが、一応グリスを補給して、ふたをする。
3時から椿往復して、グリス補給の成果を感じてみるも、往路は音は小さくなったが、復路半分ほどから、やはりだめ。異音復活。おまけに変速がイマイチ悪いなと思ってRDを見ると、シフトケーブルのキャップが割れている。これも交換、要修理。
シールを外した、特殊仕様の雨に弱いBBなので、もう少しアフターケアをしっかりやっておくべきでした、反省。走行43km。
(写真は安乗灯台からの海:断面が四角の灯台なので、手すりも角がある)
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お下がりの煎餅

2016-07-03 | Weblog
土曜は、次女とパールロードサイクリングを予定していたが、次女は月のものとなり、行けなくなった。これは致し方ないが、自分としては前から行きたいところもあったので、輪行で実行することとした。
輪行などは、10年近くしていない。しかし、前輪だけを外す輪行袋を2年間に買って、そのままにしていたので、使ってみることに。納めてみると、非常に簡便なれど、やはり後輪の分だけ大きい。座席の後ろに置くとはみ出る長さ。これでは特急など置くところがない、かな。
と考えて、急行で鳥羽まで乗車。車いす表示の所には置くスペースがあったので、ちょうど良い。
鳥羽駅前を10時前に出発。まずはパールロード。今日は確かMS97のメンバーもこの近くから乗るはずと、走りながらきょろきょろ見てみたが発見できず、パールロードへ。自転車では初めての道。アップダウンが多く、嫌になるほど。下りにかかると、もう一度登らねばならず、下りが恨めしい。しかも、今日は蒸し暑い。夏に来るもんではないな、と思いながら汗だくに。
展望台はガスがかかっていて、眺望がきかず、水補給の後早々に戻る。ここからは下り基調だが、それでもアップダウンはある。なかなかタフな道だ。
下って、今日の目的地のひとつ、安乗灯台へ。県道61号で国府まで行くが、この道、自然あふれる狭い道でサイクリングには良い。国府からは県道514号。安乗で昼となったが、問題は食べるところ、集落の中を走って探したが、とてもあるとは思えない。事前に少し調べておいたのだが、すでに営業しておらず、途方に暮れる。結局、灯台園地の中にあるカフェでランチをいただく。こんなところにこんな店があるとは知らなかった。20年以上前に山の神と鵜方からサイクリングで来たことがあったが、その時にあったかどうか、記憶になかった。ランチは「釣りのアジフライ」さすがに鮮度が違って、上品な旨い鯵だった。
灯台にも登ってみたが、天気も良くなって、見晴らしはなかなか。
次の目的地へは「磯部大王自転車道」を利用して磯部まで行くことに。自転車専用とはいえ、民家もあるので、まったく車がいないわけではないので、注意を要するが、家族連れなどには安心な道、という感じ。30kmまでのゆっくりと走るにはよい。
第2の目的地は、青峯山。ここの名刹青峯山正福寺に一度自転車で行きたかった。この間の伊勢志摩サミットではカナダの首相夫妻も結婚記念日にプライベートでハイキングで来ている。
ところが、標識も出ていてわかるだろうとたかをくくって、県道47号をどんどん走っていると、なかなかそれらしき標識がない。自分の影の向きも方向がおかしい。と思って、持ってきた簡便な地図と照らし合わせると、2km以上余分に走っている感じ。Uターンし、登り口を注意深く探すことに。
登り口には看板などなく、路肩に石柱が立っているだけであった。ここから250mほど登る。道は取り付きこそ急だが、勾配は緩やか。暑くなければ良い道だ。
正福寺はこの地域では一番の古刹であり、大きな寺である。山門は市文化財(写真)山の上とて、参拝者は一組だけであった。静かななかで、伽藍の立派さには驚きながら、御参りをする。ここは海難を防ぐご利益があり、2月の大祭には大漁旗で埋め尽くされるとか。
帰りは北側の松尾道を下る。参詣の老人夫婦とお孫さん2人を乗せた軽が下りていくのを見送り、少し間をあけて下りる。
しかし、中腹で追いついてしまう。しばらく軽の後を付ける形になったが、軽が止まって道を空けてくれる。横を通り過ぎると、後ろから「まってや、お兄さん!」と声がかかる。何かしら?、と思って車の傍らに戻ると、助手席のお婆さんが「これ、お下がりや。持って行って」と煎餅一袋を差し出される。
「わたしら、月に一度は御参りしている。あんたも御参りしてくれた。これは仏様のお下がりや。もう一つあるし、あげるさかい、持って行って。」と言われる。
こう言われては、受け取らざるを得ない。今日はデイバックで来ているので、ありがたく、お礼を言って辞し、先行して下る。
松尾の国道交差で信号待ちをしているとさっきの軽がやってきて、国道で追い抜いていく。手を振るとお孫さんが後ろ向いて手を振ってくれる。
帰途は、朝熊道で宇治山田まで走って、そこから輪行。電車の中でお腹がすいたので、さっき頂いた50枚ほど入った煎餅の袋を開ける。「お下がりの煎餅」を味わいながら、少し、人生の幸せとは何か、を考えてみる。
白子駅から自転車を組んで帰宅。走行97km.
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