自転車のサドルの上で・・・

サドルの上での気ままなひとりごと

天気の良くない日は・・・

2018-12-23 | Weblog

 日曜だけれど、天気は曇りで雨模様。午前中は年賀状の準備をして、午後婆さん宅で絵の手入れ。レンブラントの「ヘンドリッキエ」の肖像画を模写しだしたが、気に入ったようには描けない。レンブラントは1640年代以降は最初の妻に先立たれ、乳母に雇った後家さんに手を出したが、「婚約不履行」訴訟をされたりしている。画風がその頃から変わり、内面性を重視した、19世紀の印象派のように、ざっくりした筆遣いの、ペインティングナイフを使った厚塗りを用いたりという作品が多くなる。その意味で2世紀ほど、時代から先行していたのだが、当時の絵画市場はおとなしい細密的絵画の方向に向かい以前のように売れなくなる。(最初の妻の数億相当の持参金などを使い果たし、豪邸も処分する) ヘンドリッキエは二番目の乳母であり、事実上の妻である(再婚すると財産を相続できないという前妻の遺言のため結婚はできなかった。教会からはこの状態を糾弾されていたりする。)

 この絵も後期の絵のため、暗い上に細部が良く分からない。とりあえず、明暗を押さえないとと作業中。顔が上手く描けないし、描き直しの最中で、明暗もこれから・・・難しい。よくよく考えれば、絵の具で表現することは昨年までなかったからね。試行錯誤の連続。明るい所は絵具を盛り上げたりして・・・どうやって描いたのかを考えないとネ。

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