毎夜くずし字に取り組んでいる。が、先生もいないし、独学では、はかいかない。ご先祖様の書いた文書ということで戦中以降、誰もちゃんと読んでいなかった文書である、自分が読むしかないかと、との思い。
古文書解読は、コロナがなければ、博物館などで講座もあるのだが今年はない。昨夜も1字の読解ができず1時間呻吟していた。
ということで、気晴らしサイクリング。今日はピアノの東京の娘宅へのお引越しで駐車場を空ける必要があるというので、御園スポーツガーデンまで車でデポ。近場の伊賀越えを目指す。
薄曇りの天気で、錫杖湖を過ぎて、山間に入るとずいぶん涼しい。秋の涼しさを味わいながら峠へ。しばらく休んで、誰もいない慣れた山道を下る。新トンネル開通で廃道となった国道に出ると、山手から草木が伸びて道幅が狭くなっている。段々こうなっていくんだろうな、と思い、前を見ると、芭蕉の句碑。
いつもは通過するだけだが、この句碑も人目に付かなくなったなぁ、と思って今日は停車。「初しぐれ 猿も小みのをほしげなり」の句碑だが、最後は「本し希也」とある。希に点がないので「ほしけなり」と書いて濁って読むのが良いのか?と思う。これもくずし字だぁ・・・。やれやれ。(なお、くは「久」が使われている)
国道に出て、長野トンネルを抜け、快調に下って、今日のランチはいつもの一粒庵、11時過ぎ。弁当を買って、近くの農道に座っていただく。ごちそうさまでした。帰宅はグリーンで安濃まで中勢BPに抜けて出発地点へ。走行63㎞。