昨日に続き、今日も絵の作業を午後3時まで。
本当は「フランス人形」や「中村川」の方を描き進めないといけないのだが、作業は好きな画家の模写に偏ってしまう。
描いていて、所詮、模写ということもあり、気軽で楽しいから仕方ないのだが。
模写はお手本をキャンバスに移すような作業なので(勿論画家の意図など色々勉強できるが)誰でも名画に近づけられる。そのこと自体も楽しい。が、自分の手で「名画」(他人の評価は別にして、自分のオリジナリティ)を創るのは至極困難な作業なのだ。
そうは言うものの、実は素人にとって、本歌に似せるのも、なかなか難しい。描いているこの絵も、肝心の顔がいくらやっても似ない。一昨年、レンブラントの「ヘンドリッキエ」の模写をやったが、顔が似ず、「私のヘンドリッキエ」と称して展示せざるを得なかった。この絵は展示予定はないが、人物画で顔が似ないのはいかにもタコにも都合が悪い。
ともあれ、半日、小磯良平の「裁縫する女」の模写を愉しむ。ようよう大体の形をつかんだので、これから細部の修正作業へすすむ。