1年半前に買ったという、娘の高級ドライヤー(IB-WX1)が、先日、故障した。どれ、と見てみると、コードを触ると、点いたり消えたりする。すぐにコード内の銅線の断線と判断した。
断線はつなぎ直せば良いのである。しかし、場所が悪い。本体からコードの保護のための(プロテクト)カバーが付いているが、カバー内の、出口から5~8㎜程度内側の所で切れている。 原因は、ドライヤーの振り過ぎか?しかし、振って使用するのは前提だ。考えたが、まず、コード被覆が柔らかい素材だ。これは女性をターゲットとしているため、柔らかなタッチの素材のコード被覆を選んだのであろう。次に、プロテクトカバーの出口側がチューリップのように開いている。これも可愛い印象を狙ったのであろう。
問題は、柔らかいコードと、開いた出口。本体を振るたびにコードの曲がる角度が急になる。小さく曲がってしまう。これがコード内の銅線に負荷をかけた、という推測だ(コードはカバー内で接着されていないし)。
修理は、プロテクトカバーの根元まで切り開く。断線箇所でコードを切断するが、本体側のコード部分が短い。長く、あまり動かない箇所であれば、結んで、ハンダ付けし固定することも可能だが、ドライヤーではそうはいかない。
という事で、配線部品メーカー「エーモン」の「ギボシ端子」をDIY店で購入して接続することにした。ギボシ端子には専用電工ペンチが必要。この前に100均で買った400円のペンチが役に立った。初出動だ。
端子は自動車用で、家庭電気用ではない。「24vで400w以下」とあり、100vなら1600wまでは使用できるのでは、と考えた(間違ってたら教えて)。ドライヤーは1200wなのでまぁいいかと。黒のビニルテープでぐるぐる巻いたので見た目は良くないけれど、性能は復活。
一応、SHARPさんにも、この1件はメールで送っておきました。