自転車のサドルの上で・・・

サドルの上での気ままなひとりごと

「縛られた巨人」

2022-09-05 | Weblog

 南方熊楠の評伝を読んでいる。1987年刊の作品で図書館で借りてきた。発刊(新潮社)から年数が経過しているためか、開架でなく、書庫から出してきてもらった。著者は神坂次郎、和歌山在。郷土の偉人だけに、年数を掛けて調査し、じっくりと書かれ評伝として深く、良い本ではないか、と思う。ネット時代、あちこちの情報をつぎはぎ寄せて出来上がった本が多いご時世、それだけに重い。開架で良いのではないかとも思う。
 熊楠、全く、この人物は傑物だ。大英帝国博物館でネイチャー誌等での貢献が認められ正規雇用の話があったが、自由を選び嘱託のような雇用状態を継続している。自分も65歳過ぎて、しがらみも無くなったのだから、もっと言いたいことを公然と主張しても良いかと、いう思いに至る。

 今日は午前中、椿~水沢~和無田のコース、サイクリング50㎞。ということで、10時半には帰宅して、読書の日とした。随分読み進めて、明日には読了。

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