そもそも論者の放言

ミもフタもない世間話とメモランダム

「たけくらべ・にごりえ」 樋口一葉

2005-05-25 23:11:47 | Books
五千円札の肖像ですっかりメジャーになった樋口一葉。本屋でなんとなく目に留まった「一葉」という伝記小説を読み始めたのだが、よく考えたら一葉の著作を一つも読んだことがない。伝記を読むのはそれからだろう、ということで角川文庫の「たけくらべ・にごりえ」を購入。

当然、明治初期の旧文体なので、はじめはとっつきにくい。が、読み進めるにつれ、そのリズミカルな文体が心地よく響き始める。思うに、当時としてはかなりポップな文章だったのではあるまいか。今でいえば綿矢りさとか、そんな存在か。ファッション(当然和服だが)の描写が多いところが若い女性らしい。

表題の代表作2作をはじめ、短編が6作収録されていたが、いずれも男女の情愛をテーマにしたもの。あんまりドロドロした印象のものはなく、軽い気持ちで読むことができたが、そこはかとなく人の世の無常というか、やりきれなさを感じさせられる。

いちばん気に入ったのはやっぱり「たけくらべ」かな。幼い恋心を描いた青春小説。瑞々しいイメージが心地いい。
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霞ヶ関

2005-05-25 22:20:52 | Diary


今日も天気は不安定との予報だったが、結果傘要らず。

午前中は内部打ち合わせ。金の話で揉めそう。あーやだやだ。
午後は霞ヶ関の官庁での打ち合わせ2件。いつものことだが、お役人との打ち合わせって手応えがあるんだかないんだかよくわからん。
夕方、代理店がノベルティの試作品持ってきたので対応。いい出来だと思ったんだが同僚と意見合わず。

19時ごろ退社。さすがに週末の旅行の疲れが溜まってきた。
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