そもそも論者の放言

ミもフタもない世間話とメモランダム

『値段から世界が見える!』 柳沢有紀夫

2014-02-22 17:30:31 | Books
値段から世界が見える! (日本よりこんなに安い国、高い国)
柳沢 有紀夫
朝日新聞出版


Amazonのタイムセールで199円だったのでKindle版を購入。

世界20カ国で暮らす日本人が、各国におけるモノやサービスの物価、暮らしぶりをレポート。
ただ、レポートが並んでいるだけで、分析や考察があるわけではないので「ふーん」という感じ。

これを読んでみると、人びとの幸福度を決めるのは必ずしも生活水準の高低や格差の大小ばかりではないのだな、と改めて気付かされます。
要は、現状にどこまで満足できるのか、「足るを知る」ことができているのか。
日本人のストイックな生真面目さや「恥」の文化が、現状に無邪気に満足するのを邪魔してしまうのかな、と。

個別のトピックでは、ポーランドが美への投資を惜しまない見栄社会であることが意外だったのと、スイスの職業教育(高校生の3人に2人は進学を希望せず、学校での教育と現場での職業訓練を同時並行に進める)システムがなかなかよいなと思ったのが印象に残ります。
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浅田真央と日本人

2014-02-22 11:15:30 | Sports
浅田真央も、キム・ヨナも、ソトニコワも、コストナーも、それぞれに素晴らしかった。

浅田真央は、競争相手や審査員に勝つためではなく、自分に勝つために滑ってきたのだとよくわかる。
上村愛子の時にも感じたが、相手に勝つよりも自分に勝つことには格別の崇高さがある。
メダルメダルと騒ぎ立てる日本のマスメディアに一石を投じる影響をもたらしてくれるとよいのだが。

自分に勝つ、極める、という心性は日本人の志向に合致する。
が、一方で、相手には勝てていないというのもまた事実なのだ。
スポーツだけではなく、政治でもビジネスでも国際舞台で勝ち切れない日本。
それをよしとするのか、それとも改めるのか。
社会がどんどんグローバルにフラット化していく中で、そこをどう考えるかというのは日本民族の目下最大の課題だろう。

個人的には、答えは一つではない、と思う。
最終的には一人ひとりの選択だ。
ただ、今のままでよしとするなら、たとえ不遇にあっても不平を言わない強さと潔さが必要だろう。
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