本日の日経朝刊最終面の文化欄で、フランス文学者にしてファーブル昆虫館長である奥本大三郎氏がコラムを書いている。
見出しの「バッタのハンバーグ」に思わず目を惹かれて読んだ。
加工食品への虫混入が騒動になる今日この頃、氏は「いったい、日本人はいつから、こんなに虫嫌いになったのであろう」と嘆く。
以下の一節が秀逸。
いかに虫が嫌われようと、来たるべき食糧難の時代には人間は昆虫食に回帰せざるを得ないというのが氏の見解。
特にバッタ類は有望で、日本のインスタント食品技術をもってすれば、粉末にして食感やフレーバーを工夫すればビーフやチキンの代替になり得ると。
バッタは生育が早く、養殖して大量生産することも比較的容易と考えられるので、その点でも有益であると主張されている。
個人的にはイナゴの佃煮くらいなら全く抵抗なく食べてしまうのでバッタ肉のハンバーグくらいならいけそうな気がするが。
セミの天ぷらとなると、さすがにちょっと抵抗あるかな。
まあでもエビやシャコなんかも同じようなものだろ、と言われるとそんな気もしてきて、案外慣れてしまうのかもしれない。
それにしても、ジャポニカ学習帳の件といい、ホントどうしてこんなに嫌われるようになったんだろうね、虫。
見出しの「バッタのハンバーグ」に思わず目を惹かれて読んだ。
加工食品への虫混入が騒動になる今日この頃、氏は「いったい、日本人はいつから、こんなに虫嫌いになったのであろう」と嘆く。
以下の一節が秀逸。
即席麺に昆虫が入っていた、とクレームがついたわけだが、その麺には「エビ入り」とうたってあったりするではないか。昆虫もエビも、分類学的に言えばどちらも節足動物である。その中の昆虫綱と甲殻綱の違いにすぎない、と言うのはもちろん、単なる理屈であって、そんな理屈を一般の消費者が受け入れるわけはない。そもそも何故虫が嫌かといえば、嫌だから嫌なのである。
いかに虫が嫌われようと、来たるべき食糧難の時代には人間は昆虫食に回帰せざるを得ないというのが氏の見解。
特にバッタ類は有望で、日本のインスタント食品技術をもってすれば、粉末にして食感やフレーバーを工夫すればビーフやチキンの代替になり得ると。
バッタは生育が早く、養殖して大量生産することも比較的容易と考えられるので、その点でも有益であると主張されている。
個人的にはイナゴの佃煮くらいなら全く抵抗なく食べてしまうのでバッタ肉のハンバーグくらいならいけそうな気がするが。
セミの天ぷらとなると、さすがにちょっと抵抗あるかな。
まあでもエビやシャコなんかも同じようなものだろ、と言われるとそんな気もしてきて、案外慣れてしまうのかもしれない。
それにしても、ジャポニカ学習帳の件といい、ホントどうしてこんなに嫌われるようになったんだろうね、虫。