人口減少社会において深刻化する空き家問題をテーマにした長編小説。
といっても社会派ではなく、いつもの重松節でベタッとした甘いお話。
テレビドラマ並みのわかりやすいキャラ設定とうわっ滑り気味のユーモア、作劇は予定調和で想像を超えるものはない。
…と、辛口レビューになってしまったが、どこか憎めない魅力があるのも重松清ならでは。
個人的には、仕事も子育ても親の看取りも卒業して、ロスを乗り越え改めて向き合うことになる夫婦の姿に、自分たちの10年後を見るようでちょっとしみじみしてしまった。
#ブクログ
といっても社会派ではなく、いつもの重松節でベタッとした甘いお話。
テレビドラマ並みのわかりやすいキャラ設定とうわっ滑り気味のユーモア、作劇は予定調和で想像を超えるものはない。
…と、辛口レビューになってしまったが、どこか憎めない魅力があるのも重松清ならでは。
個人的には、仕事も子育ても親の看取りも卒業して、ロスを乗り越え改めて向き合うことになる夫婦の姿に、自分たちの10年後を見るようでちょっとしみじみしてしまった。
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