そもそも論者の放言

ミもフタもない世間話とメモランダム

瀬戸際

2006-07-06 23:20:45 | Politcs
国際 北朝鮮は何をねらった、米国はどうする 英米メディアの論調 - goo ニュース

北朝鮮の狙いについて、昨日から様々なところで様々な人が論じているのを聴いたり読んだりしているが、もはや切るカードが尽き八方塞がりになった北朝鮮が、採り得る最後の手段としてミサイル発射実験を実行した、というのが最も確からしい説であるように思える。
要は「瀬戸際外交」などといった戦術的なものではなく、本当に「瀬戸際」なのだ。

そうであれば・・・

過去に何度も行なわれてきた北朝鮮による危機の演出。
その度に世界は、「あまり北朝鮮を追い詰め過ぎて深刻な事態を招くのは得策でない」との考えから甘い対処を繰り返してきた。
が、今回は違う。
既に北朝鮮は追い詰められているのだから、これ以上追い詰めることを躊躇する必要はないのである。

日本もあらん限りの対抗措置をやればよい。
軍事攻撃を仕掛けろと言っている訳ではない。
正当性を主張できる範囲内でやれるだけの経済制裁をどんどんやるべきだ。
一国だけの経済制裁では効果がない、とよく言われているが、効果の有り無しは二の次でも良い。
断固たる姿勢を見せることに意味があると思う。
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イタリアは2発、北朝鮮は5発?

2006-07-05 09:47:02 | Society
すみません。タイトルは不謹慎でした。


北朝鮮がミサイル発射 5発、日本海に着弾 (共同通信) - goo ニュース

最初の3発は日本沿岸からはだいぶ離れた日本海に落ちたそうだけど、北朝鮮も少し日和ったのか?テポドンではないのか?
それとも実験失敗?手元狂って落ちたのだとしたら、今後日本本土に間違って落ちる危険もありそうでオソロシイ。

しかもこの騒動のさなか、韓国の竹島付近海洋調査船もEEZに入ったらしく。
「南北連動」を印象付けるために北があえてこのタイミングを選んだ?
いや、それよりスペースシャトル打ち上げに合わせたと考えるべき?

イタリアの勝利は本当に劇的だった。
PK戦が大の苦手のイタリアと、大得意のドイツ、120分で決着をつけることへの執念の差がラスト1分に現れたか。
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中田引退表明全文を読んで

2006-07-04 12:45:42 | Sports
昨晩は公式サイトが込み合ってつながらず、生の文章を読むことができなかったが。
今日になってYahoo!スポーツに転載されていた。→こちら(リンク切れ御免)

良い文章だと思った。

常にどこか醒めているようにも思われがちだった彼が、誰よりも強いサッカーへの想いを抱いていたこと。
そして、日本代表は彼にとっても「特別な場所」だったと言う。
特にジーコが監督になって以降、我々がニュースなどを通じても目に見えて「変わった」と思わされた、代表チームメイトに対してとった厳しい態度の裏側に潜んでいた意思と迷い。

コミュニケーションを避けようとしているようにさえ見えるときもあった彼が、「何かを伝えられた」ことに一番の幸せを感じている、という事実に心を動かされる。

そしてこの一節、

今後、プロの選手としてピッチに立つことはないけれど
サッカーをやめることは絶対にないだろう。
旅先の路地で、草むらで、小さなグラウンドで、誰かと言葉を交わす代わりに
ボールを蹴るだろう。子供の頃の瑞々しい気持ちを持って――。

この一節を読んで、無性にうらやましくなった。
人生を賭けて、一つのことを成し遂げた人だけが言える言葉だと思うので。


余談だけど、昨晩のニュース記事では「新たな自分探しの旅」と一続きで書かれてたので「新たな”自分探しの旅”」だと解釈してたけど、「”新たな自分”探しの旅」だったのね。
意味全然違うじゃん。
引用するなら正確に。
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オシム狂想曲に想う

2006-07-03 23:43:34 | Sports
すっかりサッカーブログと化しているが、まあワールドカップが終わるまでは仕方がない、としよう。

ここのところのオシム騒動をみていて想うこと。

ジーコの監督としての能力が低かったことは否定できない。
彼のもつ勝負師としての”運”にだけは期待していたのだけれど、世界の強豪が集まる桧舞台ではまったく通用しなかった。
ジーコでなければ、確かに日本ももう少し良い勝負ができたのかもしれない。

それではいったい「能力の高い監督」とはどんな監督なのだろう?
いわゆる「勝てる監督」ならよいのだろうか?
例えば、前大会では韓国を、今大会ではオーストラリアを躍進させたヒディンク監督。
彼はまさに「勝てる監督」だ。
けど、彼のような監督を冠にして良い結果を残したとしても、それは「監督の力」であって、本当のチーム力と言えるのだろうか、という疑問がわいてくる。
日本では相変わらず、現アーセナルのベンゲル監督熱望論が根強い。
それはひとえに名古屋グランパスの監督時代の功績を高く評してのものだろうが、ベンゲル時代には魅力的なサッカーで著しい成績を挙げたグランパスの、パッとしない「その後」を考えたときに同じような疑問が頭をもたげる。
本当に「能力の高い監督」とは、就任中だけでなく、自らが去った後までも「強者の遺伝子」を遺すことができるような、そんな監督なのではないだろうか。
現時点ではなんとも言えないが、ジーコがそんな遺伝子を遺してくれたとしたら、後々評価も変わってくるのかもしれない。
弱小チームだったジェフを常に上位争いするチームに変えたオシムは間違いなく「勝てる監督」。
しかも、それだけでなく、彼なら本当に強いチームとなるような「遺伝子」を遺してくれそうな予感もする。
期待したい。

それはそれとして、
今回のオシム擁立劇には違和感を感じる点も多い。
ジェフの社長が、「こんな形を許したら悪しき前例になる」と語っていたが、まさにその通りだと思う。
まだクラブとの契約が残っている監督を、協会が力業で横から掻っ攫うなんて、許されるのだろうか。
マスコミも世論もすっかりオシム大歓迎ムードで、ジェフが抵抗したら皆を敵に回しそうな雰囲気が作り上げられてしまった。
良いことだとは思わない。
結局、代表にしか興味はなく、Jリーグの1クラブがどうなろうがどうでもいい、というのが世の中のほとんどの人の感覚なのだ。
このあたりに、日本サッカーの文化と歴史の浅さを感じる。
しかも、「Jリーグ百年構想」なんてカッコイイことを言ってた本人が自ら、Jリーグを蔑ろにするようなことをやってるんだからタチが悪い。
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新たな自分探しの旅

2006-07-03 23:07:46 | Sports
中田英が現役引退 HPで「卒業」宣言 (共同通信) - goo ニュース

突然飛び込んできた中田引退の報道。
代表引退はあっても現役引退までは・・・とも思ったが、不思議と意外な感じはしない。
伝え聞き垣間見てきた彼の性格からすると、こういう辞め方以外考えられなかったのかも。

これから先、彼が出発しようとしている「新たな自分探しの旅」とはどのようなものなのか、とても楽しみだ。

※そういえば、彼が非常勤執行役員を務めている東鳩が山崎パンに買収されるなんてニュースも流れてたね。
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やっぱり欧州勢

2006-07-02 17:57:07 | Sports
風邪をひいてしまった。
金曜の夕方頃からノドが痛くなってきて、ヤバイかな~と思っていたのだが。
土曜の午前中に医者に行って薬をもらってきたので、ちょっと微熱が出た程度で、今はもうかなり良くなった。

おかげで土日に出かける予定はすべてキャンセル。
ワールドカップもさすがに夜中に起きるのはやめて、録画しておいて朝になってから観た。

ベスト4が出揃ったが、ヨーロッパでの開催で南米勢は分が悪いとのジンクスのとおり、アルゼンチンとブラジルは敗退。
ブラジルやイングランドの敗退を見てると、いくら攻撃のタレントが揃っていても彼らを生かすフォーメーションを実現するのは難しいと実感する。
あのブラジルの攻撃陣をもってしても、日本やガーナのような未熟なチームからなら大量点が取れても、フランスのような成熟した守備陣から得点するのは至難の業。

それとコンディション調整の重要性。
ドイツは地元開催の利点もあるが、選手が皆体調良さそう。
次は苦手イタリアだが、ここを凌げば一気に優勝しそうな勢い。
イタリアも「いかにも」な戦いぶりだし、この対戦は激戦必至。

ポルトガルは狡猾でずる賢い。
ルーニーのレッドカードも、ポルトガル守備陣がうまく挑発した感じがする。
決め手のあるストライカーがいないのが、ここから先苦しいかも。

フランスもノッてきた。
ジダンにも「らしさ」が出てきたし、マケレレの中盤での激しい守備、後ろめからゴール前に顔を出し得点に絡むヴィエラの獅子奮迅の活躍ぶり。
忘れてはならないのがリベリー。マルセイユのチンピラ港湾労働者か、怪物屋敷の使用人か、といったオカルトな風貌だが、とにかく運動量がスゴイ。チャンスの局面では必ず彼がゴールに向かって突進している。彼のような若手が勝ち方を知ったベテラン勢とうまく噛み合うようになって、快進撃が始まった。
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