中国地方の旅シリーズも23回目になり、タイトルとは違って近畿地方の若狭湾をご紹介しています。
今日は、丹後半島の一端に位置し、若狭湾に面して建ち並んでいる、京都府与謝郡伊根町の「伊根の舟屋」をご紹介します。
「伊根の舟屋」とは、丹後半島の東側に位置する伊根町伊根地区の漁村の家並みです。
伊根地区の舟屋は江戸時代中期頃から存在していたと見られており、現在約238軒の舟屋が伊根湾をグルッと取り囲むように並んでいます。
舟屋群の規模とその美しい建ち並みは、全国でも他に類を見ないといわれており、満潮時には舟屋全体が海に浮かんでいるように見える、とても幻想的な風景だそうです。
・建ち並んだ舟屋です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7e/49/6458bc5dfce5ba76e3b71f93b96e7209.jpg)
海辺ぎりぎりに建ち並ぶ舟屋は、元々は階下に舟を引き込み、二階は縄や綱などの漁具を置く物置場で、雨や雪の多いこの地では網の干し場でもあったようです。現在では、1階が舟の格納庫の他に漁具などの物置き場として使われており、2階は居宅・民宿などの生活の場となっているそうです。
平成17年には漁村では全国で初となる国の「重要伝統的建造物群保存地区」に選定されています。
・切妻造りの屋根を海側に向けている「伊根の舟屋」群です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/37/fb/e427143d064e9ee6fab2a67ca6103710.jpg)
舟屋の構造は、土台や柱は「椎」の木を用い、梁(はり)は松の原木を使用してがっしりと組んでいるそうです。
舟屋の間口は二隻引き、三隻引きといって、まちまちの大きさですが、どの舟屋も切妻造りとなっており、海側に小さな一定の窓が作られているのが特色となっています。
この舟屋群は明治13年(1880年)から昭和25年(1950年)までのブリ景気によってその多くが瓦葺2階建てに建て替えられたそうです。
・伊根湾の右手側の舟屋群です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/20/a3/52b613ca627e2dc42456fee0d0771694.jpg)
この伊根の舟屋にグルッと囲まれている伊根湾の入り口には、「椎」の古木で覆われた周囲1.5㎞の「青島」が横たわって天然の防波堤の役目を果たしており、このため伊根湾は天然の良港と言われています。
・伊根湾の入り口にあって、天然の防波堤となっている「青島」です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/07/06/6ae8146d497e2c4a0f7176ec09c78905.jpg)
この伊根湾は暖流と寒流が交差する複雑な潮回りで、その海域でもまれて育つ鰤(ぶり)は脂が乗って美味しく、「伊根鰤(ぶり)」として知られています。
このため、この海域は「日本三大ぶり漁場」の一つに数えられているそうです。
また、伊根湾には円形や四角いイケスがいくつもあり、このイケスの中で「伊根鰤(ぶり)」の養殖が行われています。
ここで育つ伊根の寒ぶりは、富山県氷見の寒ブリと並ぶ最高級の寒ブリといわれており、肉質は程よく脂が乗り、身の引き締まった天然の寒ブリと遜色ない美味しさだそうです。
・丸型や四角い形のイケスがある、伊根鰤(ブリ)の養殖葉場です
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/45/91/c70636b528ecc13ecbe17c58a7d38cd2.jpg)
今日は、丹後半島の一端に位置し、若狭湾に面して建ち並んでいる、京都府与謝郡伊根町の「伊根の舟屋」をご紹介します。
「伊根の舟屋」とは、丹後半島の東側に位置する伊根町伊根地区の漁村の家並みです。
伊根地区の舟屋は江戸時代中期頃から存在していたと見られており、現在約238軒の舟屋が伊根湾をグルッと取り囲むように並んでいます。
舟屋群の規模とその美しい建ち並みは、全国でも他に類を見ないといわれており、満潮時には舟屋全体が海に浮かんでいるように見える、とても幻想的な風景だそうです。
・建ち並んだ舟屋です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7e/49/6458bc5dfce5ba76e3b71f93b96e7209.jpg)
海辺ぎりぎりに建ち並ぶ舟屋は、元々は階下に舟を引き込み、二階は縄や綱などの漁具を置く物置場で、雨や雪の多いこの地では網の干し場でもあったようです。現在では、1階が舟の格納庫の他に漁具などの物置き場として使われており、2階は居宅・民宿などの生活の場となっているそうです。
平成17年には漁村では全国で初となる国の「重要伝統的建造物群保存地区」に選定されています。
・切妻造りの屋根を海側に向けている「伊根の舟屋」群です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/37/fb/e427143d064e9ee6fab2a67ca6103710.jpg)
舟屋の構造は、土台や柱は「椎」の木を用い、梁(はり)は松の原木を使用してがっしりと組んでいるそうです。
舟屋の間口は二隻引き、三隻引きといって、まちまちの大きさですが、どの舟屋も切妻造りとなっており、海側に小さな一定の窓が作られているのが特色となっています。
この舟屋群は明治13年(1880年)から昭和25年(1950年)までのブリ景気によってその多くが瓦葺2階建てに建て替えられたそうです。
・伊根湾の右手側の舟屋群です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/20/a3/52b613ca627e2dc42456fee0d0771694.jpg)
この伊根の舟屋にグルッと囲まれている伊根湾の入り口には、「椎」の古木で覆われた周囲1.5㎞の「青島」が横たわって天然の防波堤の役目を果たしており、このため伊根湾は天然の良港と言われています。
・伊根湾の入り口にあって、天然の防波堤となっている「青島」です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/07/06/6ae8146d497e2c4a0f7176ec09c78905.jpg)
この伊根湾は暖流と寒流が交差する複雑な潮回りで、その海域でもまれて育つ鰤(ぶり)は脂が乗って美味しく、「伊根鰤(ぶり)」として知られています。
このため、この海域は「日本三大ぶり漁場」の一つに数えられているそうです。
また、伊根湾には円形や四角いイケスがいくつもあり、このイケスの中で「伊根鰤(ぶり)」の養殖が行われています。
ここで育つ伊根の寒ぶりは、富山県氷見の寒ブリと並ぶ最高級の寒ブリといわれており、肉質は程よく脂が乗り、身の引き締まった天然の寒ブリと遜色ない美味しさだそうです。
・丸型や四角い形のイケスがある、伊根鰤(ブリ)の養殖葉場です
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/45/91/c70636b528ecc13ecbe17c58a7d38cd2.jpg)