スーパーの果物売り場にサクランボが並ぶのはまだ少し早いと思いますが、我が家のサクランボは早くも真っ赤に実ってきました。
今日はこの熟したサクランボについてご紹介します。
我が家では、サクランボの木を鉢植えして3年目になります。昨年はこのサクランボの木に4~5輪の花が咲きましたが実はつきませんでした。
その分、昨年は短果枝がたくさん発生して木が充実し、今年開花する蕾の芽がたくさんついたように思います。
佐藤錦やナポレオンなど、サクランボの殆どの品種は自家受粉せず、異品種の花粉を必要としますが、私が栽培している「暖地(桜桃:おうとう)」という品種は、説明書きによれば、自家受粉をするので1本で結実するようです。
このため、家庭果樹に向いている品種と言われており、家庭果樹として人気があるようです。
・3月7日満開となったサクランボ「暖地(桜桃:おうとう)」の花です。
購入時の説明書きによると、この「暖地(桜桃:おうとう)」という品種は、小粒ですがたくさんの実を生らすと書かれていました。
また、佐藤錦やナポレオンなどより早く開花し、早く実るようです。
我が家のサクランボの木は鉢植えであり、3年目の小さな木ですが、それでも3月初旬には枝いっぱいに花が咲きました。
花後には小さな幼果がたくさん着果しましたが、成長するに従って自然落果が始まり、見る見る少なくなりました。
結局、最後まで残って熟したサクランボは15~16個くらいでした。
・これが赤く熟れた15~16個のサクランボです。
僅か15~16個のサクランボですが、先日孫が来た時に喜んで採ってくれました。
栽培して初めて結実したサクランボは、思っていたより数量が少ない結果となりましたが、それでも赤く熟れたサクランボが木にぶら下がっている眺めには満足感があります。
・熟すに従って表面につやが出て、とてもきれいなサクランボです。
サクランボの説明書きには、味は甘酸っぱく、ナポレオンや佐藤錦のような美味しさはないと書かれていましたが、初めて採れた我が家のサクランボは、小粒ですが酸味は少なく、甘味があって美味しく、孫が喜んで食べてくれました。
初めてのサクランボの収穫は説明書きと違ってわずか15~16個と少なかったのでその原因を調べてみました。
考えられることは、3月始めの開花時期に雨風に遭ったため、自家受粉ができなかったのではないかということです。
来年は軒下に移動するなどの雨対策をして、増収を確認したいと思っているところです。
「暖地(桜桃:おうとう)」の栽培管理
・開花時期 3月初旬~中旬頃
・収穫時期 5月頃(開花後2ヶ月くらいで収穫できるようです)
・剪 定 花芽が分化する前の5~6月頃に、春に伸びた枝を5~6芽残して切ります。こうすることで翌年の花芽がつく短果枝を発生させることができます。
落葉後の休眠期の剪定は、枝を整える程度にとどめ、太い枝は切らないようにします。
・増やし方 挿し木または接木で増やします。
3月に行う場合は、前年に伸びた花芽のない枝を挿します。
6月の緑枝挿しは、今年伸びた緑の枝を10㎝に切り、葉を2枚残し、2~3時間水揚げをしてから指し床に斜めに挿します。
用土は鹿沼土を使用します。