今日は、鉢植えのリンゴ栽培についてご紹介します。
我が家で鉢植えしているリンゴは「王林」と「スターキング」の2品種です。
「スターキング」は、「王林」の受粉用として植えたものですが開花時期が合わず、今年もその目的が果たせませんでした。
従って、「王林」の受粉には昨年同様、姫リンゴの花粉を使用しました。
・6年目の王林です。受粉用に植えているスターキングは開花が遅くて役に立ちません。従って今年も姫りんごの花粉を使って受粉しました。
受粉後の幼果は順調に肥大し、現在直径2cmほどになっています。この後、この中から形の良い幼果を6~7個残し、袋掛けを行います。
・直径2cmほどになった「王林」の幼果です。
袋掛けから収穫するまでの注意事項としては、鉢植えの場合は水切れと肥料です。
特に、7月~8月は花芽が形成される時期なので肥料は与えないようにします。
なお、スターキングは今年もたくさんの花を咲かせましたが、受粉用の花粉がないため全く実がつきませんでした。
・「スターキング」の木です。テープを巻いているところは、昨年失敗した接木の跡です。
そこで、懇意にしている地元のKさんに遅咲き品種の枝を頂き、接木をしました。
昨年行った接木は失敗に終わりましたが、先月に行った腹接ぎは新芽が伸び始めており期待がもてます。
・4月に腹接ぎを下した箇所から新芽が伸びてきました。
・袋かけ間近の王林です。
「リンゴの栽培方法」
「土」 水はけのよい土が適しています。 乾燥しすぎ、湿りすぎの土はりんご栽培に適しません。
「肥料」 3月に配合肥料を、11月に追肥を施します。7~8月は花芽形成のため肥料は与えません。
「摘果」 生育状態のよい1果を残し、他は摘み取ります。目安は3~4芽に1果とし、中心果が大きくて、育ちがよいとされているようです。
「水遣り」鉢植えでは水切れに注意しましょう。真夏で渇きが早いようでしたら、1日に2回程度やります。但し、根腐れには気をつけてください。
「剪定」 前年に伸びた梢の1/3を、冬の剪定時に切り詰めます