今日は、「イチゴ栽培(その3)」として今年の栽培方法と収穫をご紹介します。
我が家のイチゴの収穫は大型連休中の5月2日頃から始まりました。昨年と比べて4~5日早いように思います。
私の今年のイチゴ栽培は、昨年の失敗を反省し、新たな栽培方法を試みているところです。
昨年の失敗とは、
1.アライグマによる被害
2.病害虫によるイチゴの腐敗
3.遅霜による花枯れと降雨対策の3つです。
新たな栽培方法とは、これらの対策を講じて収量の増加を図ろうとするものです。
・アライグマ対策としてイチゴの畝全体を防獣網で囲い、更に、降雨対策として雨の前日にはビニールシートでトンネルをしました。
前述したように、昨年のイチゴ栽培では次のような課題が残りました。
昨年の被害と今年の対策
1.アライグマの被害
イチゴの畝の四方に防獣網を張り、上部には防鳥網を張りましたが、防鳥網が破られて中に入られて被害に遭いました。
(対策)
・イチゴの畝全体を防獣網で覆いました。この網は建築用の防護網であるため糸が太く、アライグマが網を上っても破れない強度があります。
2.疫病被害
「灰色カビ病」にかかり、収量が大幅に減少しました。
(対策)
・2月下旬、畝にマルチをする前に、畝全体に殺虫殺菌剤を散布しました。
・更に、開花直後にもう一度散布しました。
3.遅霜被害と降雨対策
遅霜に見舞われて花が黒く枯れました。
(対策)
・TVの天気予報をよく見て、気温が下がる前日には寒さ対策として、畝に防虫網やシートを張り、霜除けとしました。
また、花後の降雨対策として、畝に透明のビニルシートでトンネルをしてイチゴが雨に濡れないようにしました。
・今年は畝にイチゴの株を一筋に植えました。
上記の対策に加えて、今年は風通しをよくするため一筋植えの畝にしています。
更に、イチゴに太陽がよく当たるように茂った葉はこまめに摘み取りました。
・下葉や倒れた葉を摘み取り、太陽がよく当たって真っ赤に熟れたのイチゴ(とよのか)です。
加えて、新しい試みとして週に2~3回液肥を施しています。
その方法は、株と株との中間に竹筒を挿しこみ、竹筒にじょうごを当てて、ジョウロに溶いた液肥を注入するものです。
これにより糖度が多少でも上がればと願い、実験しているところです。
・これは「あき姫」の品種です。「とよのか」より細長く、糖度が高いように思います。
これらの対策により、現時点では、昨年のような被害は発生しておらず、新たな試みは成功しており、自己満足しているところです。
・これは「あき姫の」蕾です。
・こちらは「とよのか」の蕾です。
今年は「あき姫」と「とよのか」を各々55~56株ずつ植えました。
この2品種の収穫時期は、「とよのか」が5月初旬から、「あき姫」は少し遅れて5月中旬以降であり、昨年より長期間にわたって収穫が楽しめる予定です。
現在収穫しているのはその殆どが「とよのか」で、「あき姫」少しずつ熟れはじめたところです。
・右側の赤い色の濃い細長いイチゴが「あき姫」で、それ以外は「とよのか」です。