らいちゃんの家庭菜園日記

家庭菜園、家庭果樹栽培及び雑学日記

「キクイモ(菊芋)」栽培(その1)

2010-05-30 | 家庭菜園

私が受講している熊取町のパソコンクラブで、ご指導をしていただいているU氏から、先日、「キクイモ(菊芋)」の苗木をいただきました。
早速、畑に植えましたので、今日はこの「キクイモ(菊芋)」について調べました。

「キクイモ(菊芋)」は、キク科ヒマワリ属の多年草で、別名を「アメリカいも」、「ぶたいも」と呼ばれているそうです。
原産地は北米で、日本には江戸時代末期に飼料用作物として渡来しました。
現在、日本の各地に栽培されているもの以外に、第二次世界大戦中に加工用や食料用として栽培されていたものが、その後、野生化したものもあるようです。

草丈は1.5mから大きいものでは3mにもなり、上部でよく分枝して、9月~10月には菊に似た花をつけ、地下茎の先が膨らんで芋状になるのが特徴で、このことから「キクイモ(菊芋)」の名前がついたと言われています。

・U氏から頂いた「キクイモ(菊芋)」の苗木です。


「キクイモ(菊芋)」の主成分は食物繊維と難消化性の多糖類イヌリンで、生の「キクイモ(菊芋)」には13~20%のイヌリンが含まれており、世界の植物の中で最も多くイヌリンを含む植物といわれています。

近年、ヨーロッパにおいて成分の研究が進み、非常に栄養価や薬利効果が高いことが判明したそうです。
特に、根の部分に含まれるイヌリンは、糖尿病や肥満・高中性脂肪に有効だとされ、世界中から注目を浴びているようです。

・3本の苗木を並べて植えました。


塊茎(芋)は食用となり、牛乳煮、バター焼き、フライ、スープ、味噌漬け、煮物などに利用できます。
また、「キクイモ(菊芋)」の主成分のイヌリンは食物繊維と難消化性の多糖類で消化によってキクイモオリゴ糖となるため、健康食品として顆粒やお茶として加工され市販されているそうです。

「健康効果」
・イヌリンは腸内で分解されキクイモオリゴ糖(イヌロオリゴ糖)となり、腸内善玉菌を増やす効果があり、腸内善玉菌が増えることで、便秘、がん予防、アトピー性皮膚
 炎などのアレルギー性の病気の改善にも効果があるとされています
・ 更に、血糖値を抑える作用があり、糖尿病・肥満・高中性脂肪に有効と言われています。