らいちゃんの家庭菜園日記

家庭菜園、家庭果樹栽培及び雑学日記

カスミソウ(霞草)

2010-05-18 | 
贈答用花束には欠かせない存在の「カスミソウ(霞草)」は、今ではすっかりお馴染みの花となっています。
今日は畑に植えている「カスミソウ(霞草)」をご紹介します。

カスミソウはナデシコ科ジプソフィラ(Gypsophila)属の一年草または多年草です。
名前の由来は、紅・白などの小花の咲く様が霞がかったように見えるところからついたようです。
まら、属名のジプソフィラ(Gypsophila)は、ギリシャ語のgypsos(石灰)+philein(好む)が語源といわれ、石灰質の土地によく生える性質からつけられたそうです。

・遠くから見ると白く霞んでいるように見える霞草です。


原産地は中央アジア、ヨーロッパで、大きく分けて次の3種類があります。
・カスミソウ(ジプソフィラ・エレガンス)
 コーカサス地方が原産地で、日本には大正時代初期(1915年)に渡来しました。
 この品種は1年草です。花の色は白、紅色、ピンクで、一重咲きや半八重、八重咲きなどがあり、花が終わるとその後は枯れてしまいます。
 草丈は50~80㎝くらいの中型種です。
 
・宿根カスミソウ(ジプソフィラ・バニクラタ)
 地中海沿岸が原産地で、日本には明治12年(1879年)頃に渡来したようです。      
 この宿根カスミソウは多年草で、毎年、株いっぱいに小さな花をちりばめたように咲かせます。 
 草丈は1m以上になり、実用種は白花の八重咲きで、切り花として広く普及しています。

・ムラリス種(ジプソフィラ・ムラリス)
 この品種は小型種で、草丈は15~30㎝と大きくならずにこんもりと茂るので鉢植えや寄せ植えなどに最適です。
 最近のガーデニングブームから人気が出てきたようです。

・五弁一重咲きの宿根カスミソウです。


カスミソウの花は小さく、繊細な小枝に無数の小花をつけることから群集すると見応えがあります。
カスミソウといえば切り花で花束やフラワーアレンジメントなどの脇役として利用されるイメージがありますが、最近では花壇や鉢植えでもよく見かけるようになりました。

・小さな花ですが群れて咲いた眺めは見応えがあります


 ・「花言葉」 「切なる願い」、「清い心」、「親切(ピンク)」