らいちゃんの家庭菜園日記

家庭菜園、家庭果樹栽培及び雑学日記

折り紙つき

2016-12-07 | 時事

安倍総理大臣が今月26・27の両日にハワイを訪れ、アメリカのオバマ大統領とともに真珠湾攻撃の犠牲者を慰霊することが報道されました。
訪問は謝罪目的ではなく、戦没者の慰霊と、二度と戦争の惨禍を繰り返してはならないという決意を未来に向けて示すこと、更に、日米の和解の価値を発信する機会にしたいとしています。
折しも今年は真珠湾攻撃から75年目になります。
安倍総理の考えの中にはこの事もあったのではないかと言われていますが、いずれにしても安全保障をアメリカに委ねている日本です。
強固な日米同盟を堅持して、中国の脅威に備えて欲しいものです。

総理のハワイ訪問はアメリカでも好意的に受け止められており、ホワイトハウスの報道官も「真珠湾訪問は平和と和解を追求する意義を強調するものになる」と評価しています。
また、今年5月にオバマ大統領が広島を訪れたことにリンクしないとされていますが、マスコミの中には広島訪問に倣うのではないかとみているところもあるようです。

さて、政治的な話はこれくらいにして、オバマ大統領が広島を訪れた時、折り紙で折られた折り鶴が話題になりましたが、折り紙と言えば「折り紙付き」と言う言葉があります。

「折紙付き」とは広辞苑によると、「折紙付き」は、①鑑定保証の折紙がついていること。また、そのもの。②「保証付きのもの。確かなもの。と説明しています。
でも何故「折り紙」なのでしょうか?

「折紙付き」の「折紙」とは、紙を横半分に折った文書の事で、平安末期より公式文書や贈呈品の目録として用いられていました。
それがやがて公文書にも使われ、江戸時代には美術品や刀剣などの鑑定書に使われるようになり、確かな品質が保証されている物を「折紙付き」と言うようになったようです。
現代では確かな品質と言う意味から、人の実力など物以外の事でも「折紙付き」と使われています。

トランプ次期大統領は日本に対して「安保タダ乗り論」を繰り返し述べており、米軍撤退の可能性にも言及しました。
日米安保では日本は決してタダ乗りをしている訳ではありません。
相当な経費負担をしている現状を理解してもらい、安倍総理の真珠湾訪問によって、従来通りの日米安全保障政策が堅持されるようトランプ次期大統領の「折紙付き」が欲しいものです。