花しょうぶ祭りの準備で忙しい中、ふと森林科学館横のアカマツの切り株に目をやると、松ぼっくりが切り株にのって
いた。しかも、海老フライのような形をしている。その周りには、松ぼっくりの鱗片が散らばっている。
きっと、小動物の仕業に違いない。そう、みなさんご存じのニホンリスが食べた痕跡である。器用に周りの鱗片をかじり、中の種を
食べ、芯の部分を残したものである。
動物は夜行性のものが多く、なかなか姿を見ることは少ない。そんな時、このような痕跡が重要な手掛かりとなる。
花しょうぶ祭りで、多くの来園者が訪れるなか、小動物たちは普通の生活を行っている。