毎年恒例の花しょうぶ染め教室を開催した。
参加者は13人と少なめであったが、山下眞佐子先生の指導のもと半日充分楽し
んでもらった。
最初に絹のスカーフに輪ゴムで止めて模様を入れ、頼成の森の数百以上の花しょう
ぶの絞り汁で染める一連の作業。中でも、輪ゴムで止めたところを外す瞬間がたま
らない。思いと違った模様が出たり、薄紫色のグラデーションが美しいと自画自賛
の教室となった。
日本は染物の文化が発達したことから、配色の種類には限りがない。しかも、
その色合いを和名ですてきに表現している。今日の色合いはなんと表現するので
あろうか。私にはその学はないが、オンリーワンで贅沢な時を過ごせたことだけ
は確かである。