頼成(らんじょう)の森だより

「県民公園頼成の森」総面積は115ha
東京ドーム25倍、日々の!写真を中心に
森の今をお伝えします

森の赤ちゃんたち

2017年07月10日 | 森林
この時期頼成の森は花が少ない。夏は、春に花を咲かせた植物が実を充実させる時期なのである。
森林科学館の横にあるコナラには、小さなドングリの赤ちゃんが実をつけている。秋にはたくさん
のドングリが実ると予感させる。



毎年、秋のクマの出没を予測する上で、ブナやミズナラ、コナラの豊凶が重要としており、県の
森林研究所でも調査を行っている。ブナやミズナラは比較的豊凶年に周期性がある一方、コナラ
はそれほど明確ではないらしい。実を落とすまでには未だ3か月以上かかる。その間、ゾウムシ
の仲間に食害を受ける。また、台風で青い実を落とすこともある。数多くの試練が待っている。
さて、今年の実のなり具合はどうなのであろうか。

その横には、これも山の幸の代表格であるクリの小さなイガがたくさん見られる。クリは前出の
木と違いほぼ毎年実をつける。小さくとも実を守ろうとしている姿がいじらしい。
ネムノキも涼しげな花を咲かせている。もう梅雨明けはまじかなのだろう。



コメント
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