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少し風は強いが、気持ちのいい日になり、天狗山から松葉のこみちを歩いてみた。
天狗山からの眺めは、すっかり秋の気配である。砺波平野の田んぼは黄色に染まり、
コシヒカリの刈り取りを待つばかりである。コシヒカリの刈り取りが終わると、田
んぼは寂しい限りとなる。
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尾根筋の松葉のこみちへと足を進めると、名前にあるアカマツが意外に少ない。そ
んな中、ホツツジの花が咲いていた。名前のとおりツツジ科の仲間であるが、花は
とっても小さく可憐な様子である。よく見ると、雌しべが長く伸びているのが特徴
だろうか。今度散策される際には是非観察してもらいたい。
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さらに歩を進めると、コナラの倒木がタカノツメの木に引っ掛かっていた。見よう
によっては「ナイスキャッチ」だろう。森の住人たちは朽ちるもの、新しく芽吹く
ものいろいろである。