中国というと「必ず崩壊する」という崩壊論者から「光輝く世界の大国になる」という繁栄論者まで、その両極端の主張が論壇でそれぞれは華々しくせめぎ合っております。
私に言わせれば、その両者の議論がそれぞれ「こうあって欲しい」という主観的な思い込み先にありきの議論です。自分の願望にとって好都合な現象をつなぎ合わせて妄想をムクムクと膨らませているだけなのです。
実際、「崩壊論者」がこの本を読めば「崩壊」の根拠をたくさん拾い出すことができるでしょうし、「繁栄論者」が読めば「繁栄」の根拠を見い出すことができるでしょう。 . . . 本文を読む