独立した公正な第三者機関による検証が可能か否かが、全体主義か民主主義かを分かつ一つの試金石といえるでしょう。原子力安全委員会も、原子力安全・保安院も、全体主義に組み込まれた翼賛機構の一つにすぎなかったのです。
現在行われている、事業者である国交省から独立した第三者による基本高水検証の場は、少なくとも、私のような立場の人間すらも呼ばれたのですから、公正に検証しようとしている方向性はうかがえます。日本学術会議が、本来のチェック機能を果たせるかどうか、今後も見守っていきたいと思います。
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