代替案のための弁証法的空間  Dialectical Space for Alternatives

批判するだけでは未来は見えてこない。代替案を提示し、討論と実践を通して未来社会のあるべき姿を探りたい。

大河ドラマの脚色はどこまでが許されるのか?

2018年09月22日 | 歴史
テロを実行するまでに西郷を追い込んだ原因としてドラマで描かれたのは、「フランス公使のロッシュが徳川慶喜に薩摩の割譲要求をしている」という、史実にない虚構であった。この虚構を、「脚色」として許してしまってよいのだろうか? これは「脚色」といっても許されるレベルではないと思う。フランスという現存する国家の行為にかんして、当事者たちがやっていないことが明らかであるにもかかわらす、「やった」ことにしてしまうのは、「ねつ造」であり、創作とは違う。これは許されないだろう。フランス大使館はNHKに抗議せねばならないレベルだ。 . . . 本文を読む