生前の宇沢弘文先生が最後の社会運動として行ったのが、「TPP違憲訴訟」の呼びかけでした。宇沢先生は、亡くなる間際まで、活動を止めることはなく、己の信念を貫き、その志を世に訴えられ続けたのです。東大時代の宇沢先生の教え子の中にも、TPPに賛同する経済学者が多い中、自らの生き方をもって、最後まで後進たちにメッセージを伝えようとされたのでしょう。
以下、東京新聞の記事より引用いたします。
***『東京新聞』2014年9月25日朝刊より引用****
http://www.tokyo-np.co.jp/article/economics/news/CK2014092502000152.html
TPP違憲訴訟準備会が発足 呼び掛け人30人に
環太平洋連携協定(TPP)交渉は憲法の知る権利や生存権、幸福追求の権利などを侵害するとして、違憲確認と交渉の差し止めを求める「TPP交渉差し止め・違憲訴訟の会」の準備会が二十四日、正式に発足し、都内で初会合を開いた。
呼び掛け人の一人で、自衛隊イラク派兵差し止め訴訟の会代表を務めた池住義憲立教大教授は「TPPで農村でも都市でも国民がさまざまな権利侵害、苦痛を受けることが明らか。憲法の平和的生存権が脅かされる」と強調した。別の呼び掛け人の岩月浩二弁護士も「政府は国民に情報を知らせず、密談で利益至上主義を進めようとして、憲法の国民主権を『資本家主権』に書き換えようとしている」と指摘した。
同会によると、呼び掛け人には歌手の加藤登紀子さんや経済学者の宇沢弘文東大名誉教授に加え、二十三日現在で女優の木内みどりさん、ジャーナリストの高野孟さん、堤未果さん、音楽家の三宅洋平さん、元外務省国際情報局長の孫崎享さんら約三十人が名前を連ねている。準備会では、原中勝征前日本医師会会長を代表とする役員人事と設立趣意書を承認。国民に対して一人二千円の支出で原告団への参加を呼び掛け、年内に提訴する方針。
問い合わせは、同会=電03(5211)6880。電子メール=tppikenn@yahoo.co.jp
***引用終わり******
この訴訟の呼びかけ人になられた宇沢先生は、その準備のための第一回会合が開かれた9月24日には、もうこの世にはおられなかったのです。命の灯が燃え尽きようとしているまさにその時でも、子孫たちが日本で平和に暮らしていくための環境をつくるため、行動し続けた宇沢先生。その心中に思いを馳せるにつけ、涙が出てきて止まりません。この宇沢先生の魂の呼びかけを、絶対にムダにしてはなりません。裁判官たちも肝に銘じるべきでしょう。
TPP違憲訴訟の原告には、日本国民なら誰でもなれるようです。私ももちろん原告になるつもりです。皆様に広く原告への参加を呼びかけさせていただきます。皆さん、宇沢先生の最後の呼びかけに応えましょう。
以下、東京新聞の記事より引用いたします。
***『東京新聞』2014年9月25日朝刊より引用****
http://www.tokyo-np.co.jp/article/economics/news/CK2014092502000152.html
TPP違憲訴訟準備会が発足 呼び掛け人30人に
環太平洋連携協定(TPP)交渉は憲法の知る権利や生存権、幸福追求の権利などを侵害するとして、違憲確認と交渉の差し止めを求める「TPP交渉差し止め・違憲訴訟の会」の準備会が二十四日、正式に発足し、都内で初会合を開いた。
呼び掛け人の一人で、自衛隊イラク派兵差し止め訴訟の会代表を務めた池住義憲立教大教授は「TPPで農村でも都市でも国民がさまざまな権利侵害、苦痛を受けることが明らか。憲法の平和的生存権が脅かされる」と強調した。別の呼び掛け人の岩月浩二弁護士も「政府は国民に情報を知らせず、密談で利益至上主義を進めようとして、憲法の国民主権を『資本家主権』に書き換えようとしている」と指摘した。
同会によると、呼び掛け人には歌手の加藤登紀子さんや経済学者の宇沢弘文東大名誉教授に加え、二十三日現在で女優の木内みどりさん、ジャーナリストの高野孟さん、堤未果さん、音楽家の三宅洋平さん、元外務省国際情報局長の孫崎享さんら約三十人が名前を連ねている。準備会では、原中勝征前日本医師会会長を代表とする役員人事と設立趣意書を承認。国民に対して一人二千円の支出で原告団への参加を呼び掛け、年内に提訴する方針。
問い合わせは、同会=電03(5211)6880。電子メール=tppikenn@yahoo.co.jp
***引用終わり******
この訴訟の呼びかけ人になられた宇沢先生は、その準備のための第一回会合が開かれた9月24日には、もうこの世にはおられなかったのです。命の灯が燃え尽きようとしているまさにその時でも、子孫たちが日本で平和に暮らしていくための環境をつくるため、行動し続けた宇沢先生。その心中に思いを馳せるにつけ、涙が出てきて止まりません。この宇沢先生の魂の呼びかけを、絶対にムダにしてはなりません。裁判官たちも肝に銘じるべきでしょう。
TPP違憲訴訟の原告には、日本国民なら誰でもなれるようです。私ももちろん原告になるつもりです。皆様に広く原告への参加を呼びかけさせていただきます。皆さん、宇沢先生の最後の呼びかけに応えましょう。
あと、関先生の「自由貿易神話解体新書」を最近拝読させていただきました。宜しければ、仕事が片付いたあとに感想にこのブログに書きたいです。
違憲訴訟の原告の募集は、これから本格的に始まり、年末まで受け付けるようです。私もまだ登録していません。わざわざ拙著まで読んでいただけて、大変にうれしく存じます。